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このあと、ことでんに乗って高松築港まで行き、JR高松駅からJR予讃線に乗って坂出を目指す。
JR高松駅のホームには、快速マリンライナーが停車していた。これに乗ると坂出まではノンストップで行く。
今回は先を急ぐ旅ではないため、鈍行で行くことにした。
マリンライナーに乗車するお客はビジネスマンや遠距離の旅行客が多いが、普通列車は地元の普段の生活が垣間見えるのでなかなか面白い。
丁度いいことに、幼い兄弟と同行することになった。
兄弟は、座席に腰掛けず、乗降口付近に立ったままでいる。
いったいどこまで行くんだろうか。勝手な想像だが、沿線に住む祖父母のうちに泊まりに行くのではないだろうか。弟のリュックには、パジャマと歯磨きセットとおやつが入っている。今晩は優しいおばあちゃんと一緒に寝るのかもしれない。
楽しみいっぱいの弟と違い、兄はやや緊張気味だ。粗相がないよう、弟の面倒を見るように両親からきつく言われている。
そうこうするうちに、列車は鬼無駅のホームに滑り込む。列車が止まりドアがあくと同時に二人は元気よく飛び出していった。
改札方向からは、おばあちゃんと思しき人の孫を呼ぶ声がしていた。
それからしばらく、列車の中はしばしの間、冬のひだまりと静寂に包まれた。10時半過ぎに坂出に到着。讃岐府中で1軒立ち寄る案もあったが、次の店に行くのを優先した。
少し早いが次の店、日の出製麺所(JR坂出駅より約926m、徒歩11分)に向かう。
10時40分、日の出製麺所に到着。驚いたことに、既に長い行列が出来ていた。恐るべき光景だ。
ご存知のように、この店は11時半〜12時半の1時間しか開いていない。ただし、土曜日は11時頃には開店するらしい。それを見込んで少し早く来たのだが、全然早くなかったようだ。
写真撮影もそこそこに、列の最後尾に並ぶ。前は、30人位並んでいるだろうか。
並び始めて数分、10時45分に列が動き始めた。店の前で女将さんらしき人が注文をとり、次々に店内に案内していく。
行列はどんどん捌かれ、前が5、6人になったところで一旦列が止まり、しばらくしてまた動き出した。そして私の番に。あついかけ中(1.5玉)を注文したあと店に誘導される。なんと私の席は本来の店ではない、右隣の部屋だった。
その部屋は、白いカーテン状の布で覆われた部屋で、中は既に満員状態。テーブルの隅っこに丸椅子が1個空いていて、私はそこに案内された。
客は席に着いたまま、うどんはまだひとつも出されていない。先程注文を取り終わった女将さんが店内の作法を説明し始める。内容はホームページに出ているものと同じだった。
(日の出製麺所ホームページより)
店内でおすわり頂き「うどん」が出てくるまでお待ちいただきますが出て来る順序が多少前後いたしますので、当店スタッフが「あつい小の方〜!」とか「釜玉大の方〜!」とお呼びさせて頂きます。
ご自分のご注文の場合、手を上げて返事を頂くようお願致します。 テーブルの上に「熱いかけだし」「冷たいかけだし」「ぶっかけだし」「醤油」を置いてありますので、お好きなものをかけて「かけうどん」、「ぶっかけうどん」、「醤油うどん」などをご自分でお作りくださいね。
テーブルの上に薬味(ネギ、生姜、天かす、ゴマ、七味)がありこちらは無料になっております。
なんと、ネギはハサミで切るようになっている。あらかじめ切ってあるものもあるが、量は少ない。
説明が終わると、釜玉(小)からどんどん運ばれてくる。本来は、入店順に受け取るのがマナーだろうが、入った順番に座っているわけではないので、誰が先か分からない。その内に手を挙げたもの勝ちになり、それなりに整然と皆うどんにありついている。
あつい中は一番最後だった。まあ入った順番もそうなので問題はない。ポットに入ったあついだしをかけ、ネギをハサミで切り、ショウガと天かすを入れて完成。今回のメインイベント、日の出製麺所のうどんである。
実は、日の出製麺所のうどんを食べるのは初めてではない。お土産うどんとして、高速道路のサービスエリアで売られていて、今までに何度も食べている。
今回は、家で作った状態と店売りの状態がどれくらい違うのか検証する目的もあって食べに来たのである。で、結果としては、あまり大きな違いはないということがわかった。
確かに、ゆで加減などは明らかに店売りの方が良い。だしの味も違うだろう。だが、そんなに大きな違いはない。期待ほどの違いはないというのが結論だった。
11時過ぎには食べ終わって、次のお客と交替。なお、料金は後払い、自己申告での支払いとなる。
店を出て駅に向かう途中には休日専用の駐車場があり、店と同じく多くの車でごった返していた。
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