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熊本の泊まりは、2泊ともホテルルートインに予約した。駅から比較的近い位置にあるし、館内に大浴場もあって朝食はバイキング形式、しかも価格は手頃となっている。
別にコマーシャルをしている訳ではないが、朝食時間が普通のホテルに比べて早いし(6時半位から)、相談すればもう少し早くしてくれることもあって、旅にはうってつけである。
普段の生活では、時間ぎりぎりまで寝ている私だが、旅の朝は早い。この日も6時前から起き出して、駅前を散歩した。
おりからの台風の影響が心配されたが、朝の熊本市内はすこぶる良い天気だった。この時間、月もまだ顔を出している。
熊本市電も動き出していて、朝早くから人々が行き来している。熊本市電にも一度乗らなければと思っている。
朝食の始まる6時45分の少し前に食堂に行くと、もうたくさんの人が食事中だった。雰囲気的には6時半頃から始めていたようである。
7時11分発の普通列車に乗る予定だったので、少しでも早く開場されるのならフロントで教えて欲しかったなあと思いながら、しっかりと食べる。
なんとか7時過ぎには改札を通過することが出来た。
1番ホームには、「いさぶろう・しんぺい号」が停車中。以前、鹿児島に行ったときに乗ったが、なかなかいかした車両である。
熊本駅の在来線ホームは少し変わっている。普通は一番線ホームから始まるが、その隣に0番ホームがある。しかも、0A、0B、0Cと三つのホームが存在する。
その0A番ホームの「キハ147」に乗車する。社内は、高校生たちでほぼ満席状態だった。
キハ147形はJR九州の呼称で、JR西日本のキハ47形と同じだ。先程の「いさぶろう・しんぺい号」もキハ140形で、基本的には同系列の気動車である。
立野〜赤水間で、スイッチバックを堪能し、赤水駅で下車。ホームから見える阿蘇外輪山の緑が、強烈に目に飛び込んでくる。
台風の影響で、少し雲行きが怪しかったが、今のところはなんとか持っているようだ。
この駅で下車したのは、レンタカーを借りるため。もう少し大きな駅かと思っていたが、木造の無人駅だった。
駅前のレンタカー会社で車を調達し、そこから熊本県北部を目指して移動。阿蘇で車を借りたが、目的地は阿蘇でなく、小国町なのだ。
途中、大観峰へ立ち寄ってみるが、一般の観光客と馴染めないので、すぐに退散する。空模様はますます怪しくなってきていた。
大観峰から30分ほど北進し、目的地の「道の駅 ゆうステーション」についた。ここは、旧国鉄宮原(みやのはる)線の終着駅があったところ、ここから旧北里駅までの約4kmの廃線跡が遊歩道として整備してある。
まず、道の駅の変な建物のなかにある案内所へ立ち寄る。そこでパンフレットを調達し、情報収集。
歩いていく方向は分かったが、案内所の情報によると草刈をしてから1ヶ月位経過しているとのこと。「くれぐれも、ヘビに気を付けてね。」とおばさんに何度も念を押されながら出発する。
道の駅の構内にある旧肥後小国駅のホーム。連休のイベントが開かれていて、ほとんど邪魔者扱いだった。
そこから案内されたとおりに、国道を北に向かって歩く。
数百m先に、最近整備された立派な入口が見えた。
まさか、このまま舗装道路が続くんじゃないだろうね、と思って進んでいくと、坂のすぐ先は旧線の路盤だった。
草は少し生えているが、そんなに歩けないほどの状態ではなかった。ただし、にょろさんが出てこなければの話だが。
直線の先にトンネルが見えてきた。宮原トンネルである。
宮原トンネルの延長は240m、少しカーブになっていて、出口は見えない。
真っ暗な中を進むのは不安なもの、でもこのトンネルには照明設備が整備されている。
右側のボックスにあるスイッチを押すと、照明が点灯。ライトがなくても安心して通れるように工夫されている。
トンネルの中はかなり涼しく、天然のクーラーのように快適だった。(続く)
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三連休の直前になって、急に旅に出かけたくなった。目指すは熊本。
目的のひとつは九州新幹線、もう一つは最近趣味のひとつになった廃線歩きだ。実は6月に一度計画していたが、仕事の都合でドタキャンしてしまった。
いわゆる、リベンジである。
1週間前は出かけることなど考えてなかったので、間が悪いことに歯医者を予約していた。予約時間の変更をお願いしたが、早くなったのは30分だけ。
従って、松江駅を出発したのは12時過ぎ。遅い出発となった。
昼時なので、駅弁を購入。新商品の「島根牛みそ玉丼」は、人気駅弁らしい。
牛肉の上には半熟玉子が乗っている。
振り子式電車の「やくも」はよく揺れる。ラベルの写真のように、うまく玉子を切るには相当の技術が必要なようで、まったく食欲のわかない状態に切れてしまった。
牛めしの味噌味バージョンといったところだろうか。それなりに美味しいが、 私個人の味覚では「カニずし」の方が好みである。
岡山駅で九州新幹線「さくら」に乗り換える。
歯医者が少し早く終わったので、予定の出発時間より1本早いやくもで岡山まで来た。しかし、乗り継ぎの「さくら」は既に満席だったため乗車変更ができず、岡山で1時間待ちとなる。
しかし、それはそれで好都合でもある。新幹線のホームで列車を撮影することができる。
新幹線のホームに上がると、「さくら」がやってきた。
この車両のコンセプトは、「凛」らしい。車両自体はN700系なのだが、のぞみ仕様に比べて「和風」を強く感じる。
反対側のホームでは、同じN700系「のぞみ」が博多に向けて出発。女性の駅員さんが、場内整理に奮闘していた。暑いのにご苦労様です。
通過していく車掌さんと最後に敬礼。と思って、シャッターチャンスを狙ったが、なんのモーションもなく通り過ぎてしまった。ちょっと残念。
しばらくすると、回送車両がやってきた。これも、九州新幹線の車両だ。
写真を撮っていると、先程の女性職員さんに黄色の線の内側に下がるように放送で言われた。どうやらモニターで見ているらしい。
ほんの一瞬だったのだが、なかなか手厳しい。柵から出たわけではないので、そこまでフライングではないと思うが、職務に忠実な人なのだろう。
さて、いよいよ私が乗る「さくら」が入線してきた。周りの人たちも携帯を取り出し、一斉にシャッターを切る。
と、その時、くだんの駅員さんがおばちゃんにイエローカード。職務に忠実な駅員さんの逆鱗に触れたらしい。
私は、ちゃんと黄色い線の内側にいました。クワバラ、クワバラ。
その後は、何事も無く目的地の熊本駅に到着。駅前のホテルにチェックイン。
しかし、私にはもう一仕事残っていた。(まあ、たいしたことではないけど)
九州新幹線を乗り尽くすためには、新八代駅まで行かなくてはならないのだ。新八代〜鹿児島中央駅までは既に数年前に乗っている。
ホームに入線してきた電車は800系。ダイヤ上は「さくら」なのだが、つばめ型の車両だった。
この車両は実にノーズが長い。前に乗ったときには、長すぎてファインダーに収まらなかったが、今回のカメラは広角なのでバッチリ収まった。
熊本駅から十数分で夕暮れ間近の新八代駅に到着。意外とたくさんの人が下車した。
駅の東側には、肥薩オレンジ鉄道の駅があった。タイミングよく、列車が入ってくる。
さて、この時点で既に7時過ぎ。駅近辺には大抵居酒屋の一軒ぐらいあるだろうから、そこで一杯やって熊本に引き返そうとタカをくくっていたが、駅前は閑散としている。
駅構内にお店らしきものはあるが、締まっている。仕方ないので、そのまま引き返すことにした。「八代茶屋」のイメージまでは正解だったのだが。
再び新幹線で熊本駅に帰り、駅前で居酒屋を探すが、なかなか見当たらない。以前熊本に来たときに繁華街は駅から離れていたように記憶していたが、やはりそうらしく、駅前には飲み屋の類がほとんどないようだった。
それでも、JR九州ホテルの一階に居酒屋を見つけ入店する。
ビールにやっとありつく。
キビナゴの造りは生臭さもなく最高だった。そのほか、地元産品を美味しくいただくが、なぜか馬刺しがメニューになくがっかり。店の名は「うまや」だから、普通あると思うよね。
ほろ酔い気分で、ホテルに帰る。
途中、駅に戻って、明日のダイヤを確認。そこには、「熊本グルメマップ」が堂々と掲示してあった。ただし、私が帰ってきた新幹線のりばとは、全く逆の方向に。
マップを見ると、やはり駅の近辺には居酒屋のたぐいはない。繁華街に行くには、チンチン電車かバス利用になる。
この二人の女性も、近くに店がないと知るや、ガッカリの表情だった。松江と一緒で、城下町は殿様商売のようである。
熊本ラーメンが食べてみたかったが、近くに店もなく(8時ごろで締まるらしい)、コンビニでカップラーメンを買い込んで、宿に戻った。
なにか不完全燃焼の一日だった。(つづく)
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梅雨明け十日というように、梅雨明けからしばらくは好天が続くようです。
例年より早い梅雨明けで人間はぐったりですが、凛と蘭にとってはそれほどでもない様子。玄関付近の夕日が入り込むお気に入りの場所で、今日も日向ぼっこ。熱くないのかなあ。
冷房の効いた部屋は苦手のようで、私たちのいる居間からは少し距離を置いて過ごしているようです。
梅雨明けといえば、恒例の(?)ネコトイレ掃除。梅雨の湿気を受けて重くなった猫砂を全て捨て、トイレも水洗いして外で乾燥させました。
新しい砂を入れると、我先に臭い付けに入る凛と蘭。彼女らにとっても、うれしい梅雨明けのようです。
さて、梅雨明けして「旅の虫」がウズウズしてきた私。今日から三連休を利用して九州へ向かいます。憧れの九州新幹線へも初乗車です。
帰って来たらブログ更新します。では、また。
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サイクリングロードではあるが、誰にも出会わないなあ。クマにあったらどうしよう。と思いながら歩いていると、突然正面から軽トラがやってきた。
ここって、車は通行禁止のはずだけど・・・。
もう少し先に行くと民家が数軒あった。この辺の人たちは通行許可を受けているのかもしれない。結局、この日あったのは、軽トラ1台、バイク1台(往復)、散歩中の人一人(往復)だった。
1時間近く歩いて、伯備線と再び合流。蛇行している川を、真っ直ぐに突っ切っている。
その先で、旧線と新線が交差。旧線は潜り込んだようになっているが、元々は新線の高さ付近だったと思われる
。
出発から1時間と10分。もう一つの橋梁、旧第8高梁川橋梁に出る。緩やかな弧を描いて高梁川をまたいでいる。
サイクリングロードは、この橋梁を渡ってもう少し行ったところで終わっていた。
旧線と新線の合流箇所。今は複線化されているが、当時は単線だったと思われる。
ここから、井倉洞へ引き返す。携帯のナビで現在位置を調べたところ、石蟹駅との中間点を少し過ぎた付近にいる。歩道のない国道を歩くより、引き返したほうが安全だと思われた。
ついでに、旧第8高梁川橋梁の下に行ってみる。この近辺はセメント工場が多いので、橋脚のコンクリートは、当時からのものかもしれない。
再び、銘板を探す。先程の橋梁と同じ銘板が付けられていた。
旅の最後に列車撮影。新線の高梁川橋梁を通過する「特急 やくも」をとらえた。
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「岡山県の近代化遺産」という本を読んでいたら、伯備線の井倉〜石蟹(いしが)間に一部旧線があり、約3km区間がサイクリングロード化されているという。しかも、「近代土木遺産」に登録された橋梁が2基あるらしい。
梅雨明けのタイミングをねらって、訪ねることにした。
鍾乳洞で有名な井倉洞に向かって出発。広大な無料駐車場に車を留め、ついでにトイレも借りる。
まず、井倉駅を目指す。駅は井倉洞のすぐ前にあるような気がしていたが、歩くと割と距離がある。
サイクリングロードについて、何か資料があるかなと思いきや、何もない。なにしろ、インターネットで調べても何もヒットしないのだ。くだんの本に数行記述があるだけで、それ以上の情報はまるでない。
とりあえず、新見(石蟹)方面に向かって駅前から歩き出す。梅雨明けの日差しが容赦なく照りつける。
少し歩くと右手に高梁川が見えるようになった。伯備線に添いながら北上する。
国道180号を高梁川沿いに歩いて行くと、伯備線が直進してトンネルに入っている。つまり、ショートカットしている。
ということは、ここらあたりが非常に怪しい。うん、これは臭うぞ(ホントに臭っているわけでは)。
姫原橋という橋を渡って、左岸側に出る。伯備線の下をくぐって少し歩くと、「この先 歩行者自転車専用道路」という標識を見つける。ここに来て、やっと情報を得ることができた。
そのまま歩いて行くと、専用道路入口に。確かに、線路跡のようだ。
ゴルフ練習場の脇を抜けて歩いて行くと、道の脇に鉄道遺構と思われるものがあった。信号系のなにかだろうか。
もう少し行くと、道路脇に境界杭が。「工」のマーク入りなので、明らかに鉄道遺構のようだ。
高梁川の流れが見える場所に出ると、向こうに橋梁が見える。お目当ての「足見陸橋」のようだ。
この辺は、道の両側に木が生い茂っていて、強い日差しを遮ってくれている。なかなか快適なウォーキングとなった。
しばらく歩くと、橋にたどり着いた。
橋梁の銘板はないかと探す。フェンスが両側にあるので、まわり込んで下に降りることは無理なようだ。
塗装標記の近くに、銘板があるのを発見。望遠レンズに取り替えて撮影する。
銘板の上に塗装が被さっているので、よくわからないが、「昭和3年 横河橋梁製作所大阪工場製作 活荷重 E33 鐵道省 材料 八幡製鐵所 浅野造船所 浅野小倉製鋼所」と読める。
なお、E33というのは国鉄で用いた設計荷重で、アメリカ鉄道技術協会で用いられていたクーパー荷重E33のことである。ちなみに、33は33,000ポンド(約15トン)を表している。
この当たりには、鉄道遺構もいろいろ残っている。まずは、信号。
速度表示と曲線半径の表示。
これも遺構のようだが、なにか分からない。裏側に回ってみたが、何も書かれていなかった。
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