凛と蘭と気まぐれ日記

東日本大震災で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

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熊本ひとり旅(3)

トンネルの中はひんやりとして心地よかった。ただ、中間付近あたりからは天井からの出水がかなりあり、路盤は歩きにくいし、水しぶきはかかるしで、ひたすら出口を目指す。
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出口で照明を消し、再び歩き出す。このあたりの風景、今にも列車がやってきそうな雰囲気だった。
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少し登り勾配のついた路盤上をゆっくりとしたペースで快適に歩く。杉木立に囲まれているせいか、そんなに暑くなく、少し伸び始めた草もじゅうたんのようで歩きやすかった。
 
その時、後ろで突然獣の気配を感じた。振り返ってみると、小動物が跳ねている。
 
うさぎか、たぬきか、と思って見ていると、その背後から人が歩いてきた。
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まさか、ここを歩いている人なんていないと思っていたので、少しびっくりした。
 
追いついてきたその人に話を伺うと、地元の人らしく、毎日ここを散歩しているという。愛犬の誘導で、しばらく一緒に歩いた。
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作業道との分岐でその人と別れ、再び一人で歩き出す。分岐のすぐ先には、目指す「幸野川橋梁」があった。
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橋梁の上からの眺め。緑にも濃淡があって美しい。
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橋をわたりきったところから左手に降りる道があるはずだったが、草刈がしてなくて草ボウボウの状態。しかし、ここしか降りる道はないので、覚悟を決めて降りることにした。
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朝露でズボンが濡れたが、我慢しながら降りていく。少し降りると、上からは見えなかった美しいアーチの部分が見えてきた。
 
しばらく降りると、民家の庭先にたどり着いた。
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この辺は酪農が盛んなようで、牛が沢山飼われている。犬も同様に沢山飼われているようで、民家の前を通るたびに異常な勢いで吠えられている。
しかし、この風景を求めてわざわざ来たので、そう簡単に立ち退くわけにもいかない。いろんなアングルでカメラに収める。
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この橋の特徴は、アーチの側面に三つの小窓が空いていることである。
 
コンクリートのアーチ橋の場合、アーチ部分が全てコンクリートで満たされている充腹アーチと穴が空いた状態の開腹アーチとがある。
 
この橋の場合、穴が空いているので開腹のように思えるが、アーチに係る部分が空いているわけではないので充腹アーチに属する。穴を開けた理由は、デザイン性もあるが、橋の重量を減らす目的もあったと思う。
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この橋、全体は6径間(アーチが6連)のはずなのだが、木立に隠されて4径間しか見ることができない。ちなみに全長は115.7mある。
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橋のすぐそばまでが放牧場となっているのも面白い。写真を撮っていると、牛に睨まれた。
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再び遊歩道に戻り、歩き出す。時刻も昼に近くなり蒸し暑くなってきた。
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路線脇に白い杭が1本立っていた。距離表のように見えるのだが、どの面にもなにも書かれていなかった。
 
路線脇に鉄道遺構が残っていないかとずいぶん探したのだが、境界杭が数本あった他は、めぼしい物は見当たらなかった。もう少し、いろんなものが残っていると、趣があるんだけど。
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先ほどの橋梁を過ぎてから、登り勾配が少しきつくなったようで、歩くペースも少し遅くなる。
 
汗が吹き出して止まらなくなったところで、2本目のトンネル「北里トンネル」が見えてきた。
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先ほどと同様に、照明をつけて中に入る。天然のクーラーは、すこぶる快適であった。
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歩き始めて1時間半、心配したにょろさんにも出会うことなく、遊歩道の終点に出た。
 
心地よかった風が、急に熱風に変わった。(つづく)
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熊本ひとり旅(2)

熊本の泊まりは、2泊ともホテルルートインに予約した。駅から比較的近い位置にあるし、館内に大浴場もあって朝食はバイキング形式、しかも価格は手頃となっている。
別にコマーシャルをしている訳ではないが、朝食時間が普通のホテルに比べて早いし(6時半位から)、相談すればもう少し早くしてくれることもあって、旅にはうってつけである。
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普段の生活では、時間ぎりぎりまで寝ている私だが、旅の朝は早い。この日も6時前から起き出して、駅前を散歩した。
 
おりからの台風の影響が心配されたが、朝の熊本市内はすこぶる良い天気だった。この時間、月もまだ顔を出している。
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熊本市電も動き出していて、朝早くから人々が行き来している。熊本市電にも一度乗らなければと思っている。
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朝食の始まる6時45分の少し前に食堂に行くと、もうたくさんの人が食事中だった。雰囲気的には6時半頃から始めていたようである。
7時11分発の普通列車に乗る予定だったので、少しでも早く開場されるのならフロントで教えて欲しかったなあと思いながら、しっかりと食べる。
なんとか7時過ぎには改札を通過することが出来た。
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1番ホームには、「いさぶろう・しんぺい号」が停車中。以前、鹿児島に行ったときに乗ったが、なかなかいかした車両である。
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熊本駅の在来線ホームは少し変わっている。普通は一番線ホームから始まるが、その隣に0番ホームがある。しかも、0A、0B、0Cと三つのホームが存在する。
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その0A番ホームの「キハ147」に乗車する。社内は、高校生たちでほぼ満席状態だった。
 
キハ147形はJR九州の呼称で、JR西日本のキハ47形と同じだ。先程の「いさぶろう・しんぺい号」もキハ140形で、基本的には同系列の気動車である。
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立野〜赤水間で、スイッチバックを堪能し、赤水駅で下車。ホームから見える阿蘇外輪山の緑が、強烈に目に飛び込んでくる。
台風の影響で、少し雲行きが怪しかったが、今のところはなんとか持っているようだ。
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この駅で下車したのは、レンタカーを借りるため。もう少し大きな駅かと思っていたが、木造の無人駅だった。
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駅前のレンタカー会社で車を調達し、そこから熊本県北部を目指して移動。阿蘇で車を借りたが、目的地は阿蘇でなく、小国町なのだ。
途中、大観峰へ立ち寄ってみるが、一般の観光客と馴染めないので、すぐに退散する。空模様はますます怪しくなってきていた。
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大観峰から30分ほど北進し、目的地の「道の駅 ゆうステーション」についた。ここは、旧国鉄宮原(みやのはる)線の終着駅があったところ、ここから旧北里駅までの約4kmの廃線跡が遊歩道として整備してある。
 
まず、道の駅の変な建物のなかにある案内所へ立ち寄る。そこでパンフレットを調達し、情報収集。
歩いていく方向は分かったが、案内所の情報によると草刈をしてから1ヶ月位経過しているとのこと。「くれぐれも、ヘビに気を付けてね。」とおばさんに何度も念を押されながら出発する。
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道の駅の構内にある旧肥後小国駅のホーム。連休のイベントが開かれていて、ほとんど邪魔者扱いだった。
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そこから案内されたとおりに、国道を北に向かって歩く。
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数百m先に、最近整備された立派な入口が見えた。
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まさか、このまま舗装道路が続くんじゃないだろうね、と思って進んでいくと、坂のすぐ先は旧線の路盤だった。
 
草は少し生えているが、そんなに歩けないほどの状態ではなかった。ただし、にょろさんが出てこなければの話だが。
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直線の先にトンネルが見えてきた。宮原トンネルである。
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宮原トンネルの延長は240m、少しカーブになっていて、出口は見えない。
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真っ暗な中を進むのは不安なもの、でもこのトンネルには照明設備が整備されている。
 
右側のボックスにあるスイッチを押すと、照明が点灯。ライトがなくても安心して通れるように工夫されている。
 
トンネルの中はかなり涼しく、天然のクーラーのように快適だった。(続く)
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