|
再び上栄町から京阪京津線に乗り、浜大津に向かう。浜大津までは一駅で到着する。
この駅間で、電車は専用軌道から併用軌道へと乗り入れる。つまり、チンチン電車状態となる。
しかも、この京阪京津線の軌道幅は1435mmの標準軌。新幹線と同じ軌道幅の電車が併用軌道に乗り入れ、なおかつ京都市営地下鉄に乗り入れるという形態は、日本一というより日本でここしかない。
併用軌道に入ると、スピードをグッと落とし徐行状態。列車の脇を、乗用車がスピードを上げて抜けていく。
交差点では、車と仲良く停車。青信号を待つ。
浜大津駅の目の前は、日本一の広さを誇る湖、琵琶湖が広がっている。
琵琶湖にはそんなに興味もないので、写真撮影もそこそこに再び線路脇に戻る。
浜大津駅前の交差点では、自動車だけでなく、軌道も交差している。左右を交差するのは、京阪石山坂本線、石山寺方面行き。京阪本来の車両色である緑色の車両だが、ラッピングが施してある。
反対方面は坂本駅行き。こちらも、ラッピングが施してある。
しばらくすると、京都方向から、京津線の電車が到着。
車の動きを気にしながら、ノロノロと通過していく。
ゆっくりと、浜大津駅に入線していく様は、大きな芋虫のようだ。
浜大津駅から、京都方面行きが出発。ここのレールにもスプリンクラーが取り付けられていた。
しばらく列車の行き来を楽しんだあと、次の場所へ向かう。そのまま、京都に帰っても面白くないので、比叡山を超えるルートで向かうことにした。
緑色の電車を想像していたが、全く違うデザインの電車がやってきた。ロングシートの席がちょうど満席になるくらいの乗客数だったが、坂本駅に着いたときにはまばらになっていた。
終着駅のお約束、車止めがある。
坂本駅からケーブル坂本駅までは若干距離がある。しかも坂道ときている。
以前来たときには歩いたのだが、今日は午前中の歩きもあって少し足に来ていた。きついなあと思いながら駅前に出ると、図ったようにバスが来た。これ幸いと、バスに乗車。ものの2、3分でケーブル坂本駅に到着した。
このケーブル坂本駅、1997年に国の登録有形文化財に指定されている。駅名は「坂本驛」と旧駅名で記されていて、入口右に、役割を終えた架線柱のうちの1本が、モニュメントとして保存されている。
駅舎内もレトロな感じで統一されていて、天井に吊るされたシャンデリアが時代を感じさせる。開業は昭和2年(1927年)とのことである。
改札から見えるケーブルカー。全長2025m、高低差484mは日本で最長のケーブルカーらしい。
ケーブルカーのデザインは、先ほどの京阪電車と同じ。そうか、このデザインを真似た車両だったんだ。
1時間に2本のペースでケーブルカーのダイヤは組まれている。時間前になると、改札前に行列が出来た。前に来たときは立席で景色がよく見えなかったが、今回は一番下のかぶりつきの席に座れたのでラッキーだった。(なぜか私の前に並んでいた人たちは、別の席に座ったため、この席を偶然にも確保。)
ゴトン、ゴトンと音をたてながらケーブルカーが静かに登っていく。最大勾配は333‰、ってことは、1000mで333m上がることになる。かなりの急勾配だ。
中間点で下りの車両と交差。準備不足で、写真もピンボケ。
終点近くになると、木立の間から琵琶湖の風景が望めるようになる。車内から歓声が上がる。
所要11分で、山上駅であるケーブル延暦寺駅に着いた。
ここからの眺めも、また爽快だった。海抜654m、平地に比べてかなり気温が低くすごしやすい。(続く)
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2011年08月16日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]





