あらすじ ソウルで教師をしているキム・ボンドウ(チャ・スンウォン)は、勤務態度が悪くて教育意欲に欠け、授業では自習ばかりさせ、親からの袖の下で生徒への接し方を変える教師です。そんなキム先生は入院中の父親を残し、廃校予定の山村の分校へ赴任しなければならなくなりました。 もともとソウルから離れたくなかったキム先生は、善良な村民に囲まれ、素直な生徒に接していても、ソウルのやり方が通用しない山奥の不便さに不満が募り、どうしてもソウルに帰りたくなります。病身の父親は「お前の教え子に会いたい」と言ってきます。 「廃校を待たずに自分がソウルに戻る方法」としてキム先生が思いついたのは「5人の生徒全員を転校させること」でした。 結末もそこに至るまでの流れも、キム先生が分校に転勤になったときから大方の見当がつきます、が、安直なハッピーエンドでは迎えません。過疎という現実を直視しつつ希望を残して終わらせています。笑いあり、涙ありの心あたたまる作品です。 びっくりしたのは韓国の袖の下と体罰です。作中で行われるのは伝統的な体罰だということですが、今でもあるんでしょうか。 先生に渡すお金を作ろうと学校を休んだソソク、キム先生から太ももを枝で打たれます。この子役は『大統領の理髪師』の息子を演じていました。 韓国のえなりくんか吉岡くんといったところでしょうか。達者です。 主演のチャ・スンウォンは、トップモデルから俳優へ転身したくらいですから、長身の二枚目で、阿部寛とオーバーラップしそうですが・・・。 この物語の始まりには悪徳詐欺師に見えた金封筒先生が、お終いの頃には善人顔に見えてくるのです。 病気の父親を持つ息子の顔もありました。この三つの顔、みんな違うんですよ。 この作品を観る前に、チャ・スンウォンがソル・ギョングと競演した『ジェイル・ブレーカー』を観ていました。 ソル・ギョングは『オアシス』や『シルミド』に主演している俳優です。NHKの『聖徳太子』にも出ていたそうですから、ご存知の方も多いかもしれません。 この二人は上手いですね。作品それぞれがまるで別人です。 監督はチャン・ギュソン、キム先生から文字を教わるチェ爺さんのピョン・ヒボンも落ち着いた味がありました。 この作品は大ヒットを記録し、韓国のアカデミー賞といわれる大鐘賞の脚本賞・企画賞を受賞しています。 原題の意味は「先生キム・ボンドゥ」、直訳すると「先生 金封筒」ですから、物語の内容的には原題のほうがわかりやすいですね。 また、韓国公開前からアメリカのミラマックスがリメイク権と北米の配給権を取得、英題は『My Teacher, Mr. Kim』で公開されました。 ハリウッドの大作ものに食傷気味になったら、ちょっと韓国映画に立ち寄ってみませんか。 *デヴォンちゃん人形があれば即買うという、おともだちブログのかずろぐさんが、『 Movie Index 』をつくりました。まだ、韓国の作品は少ないのですが、なかなかの優れものです。
みまさん、参考にしてくださいね。 |

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