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2005年11月、デンマーク、コペンハーゲン空港。
マドリードに向かう便の出発を待っていた。
搭乗時間が近付くに連れ、明るく張りのあるスペイン語が、あちこちで響きだした。「あぁ、帰ってきた。」と思う。
乗り込んだのは白い機体スパンエアー機だ。キャビンアテンダントの皆さんはスカンジナビア・エアーと違い、若く、スペイン人よろしくGuapa(美人さん)揃いだ。一見、華やかそうな彼女達だが、スペインでお父さん、お母さんが待つ、普通のお嬢さん達だ。彼女達がご家族で談笑する姿をふと、想像する。皆さ
ん、きびきひしていて、明るかった。
さぁ、あと数時間でスペインだ!
まっ白な機体が夜の空を降下し始めると、スペインの町明かりが少しずつ大きくなって来る。家並み、道路がどんどん大きくなる。そしていよいよ、着陸。
すると後ろの席から、子供さん達のかわいらしい歓声と拍手が起こった。
日本ではあまりない光景だが、ヨーロッパでは時折あることだと友人が教えてく
れた。帰りの便も地上乗務員の対応は明るく笑顔で接してくれて、とても良かっ
た。こうして、スパンエアーのファンとなり、日本に帰った。
後年、スパンエアーはスカンジナビア・エアーの子会社だと知った。
そして今年、スパンエアーが大幅なリストラを行うとのニュースを知った。
あの元気なお嬢さん達や明るいクルー達ははどうしているだろうかとふと心配になった。
<続く>
写真2枚目マドリード バラハス国際空港に到着したスパンエアー機
2005年11月
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