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環境条件に対して色々影響を与えているのでは


高層ビル群は山岳地帯、雨雲発達…局地的大雨呼ぶ 首都大学東京分析
5月24日11時17分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080524-00000916-san-soci
 ■都市型水害対策の指針に
 東京都心の高層ビル群の風下の地域は、局地的な大雨が多発する傾向があることが首都大学東京大学院の高橋日出男教授(気候学)らの分析で分かった。風がビルにぶつかって上昇気流が生まれ、雨雲が発達するためとみられ、新宿に隣接する中野区などが大雨になりやすい。都心では近年、集中豪雨が増加しており、都市型水害の対策づくりに役立ちそうだ。
 都市部の集中豪雨はヒートアイランド現象との関連などが指摘されているが、高層ビル群との関係はよく分かっていなかった。千葉・幕張で25日から開催される日本地球惑星科学連合大会で発表する。
 高橋教授らは平成14年までの11年間の夏季に、都心で1時間に20ミリ以上の強い雨が降った226回のケースを分析。強雨の約2時間前の風向きや、航空機からレーザーで測量した1棟ごとのビルの高さとの関係を詳しく調べた。
 その結果、東風のときは新宿の西側の中野区で強い雨が降る回数が最も多かった。南風のときは池袋の北西の板橋区や練馬区、北風のときは渋谷の南の目黒区などで最多となり、いずれも高層ビル群の風下の地域が大雨に見舞われる傾向がはっきり現れた。
 風がビルにぶつかると行き場を失って上昇するが、高層ビルほど強い上昇気流が生まれる。湿った空気が高層ビルによって上空へ運ばれ、短時間で雨雲が発達し、風下側に大雨をもたらしているらしい。
 大雨は高層団地がある板橋区高島平でも多発する傾向があった。一方、千代田区の皇居付近や東部の下町では少なかった。
 局地的な大雨は気圧配置や気温など多くの気象条件が影響するため、発生場所をピンポイントで予測するのは難しい。高橋教授は「風向きによって大雨の発生場所を予測したり、防災対策を重点的に進める地域の選択に役立つのではないか」と話す。
 都内では汐留地区など臨海部の開発が進んでおり、高橋教授は「今後は品川区など開発地域の風下側で、大雨が多発する可能性がある」とみている。(長内洋介)

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