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海堂尊の3冊

土日に、一気に海堂尊のメディカル・エンターテイメント
シリーズを読んでみました。


・ チーム・バチスタの栄光
・ ナイチンゲールの沈黙
・ ジェネラル・ルージュの凱旋



「チーム・バチスタの栄光」は、第4回「このミステリーがすごい」
大賞を受賞した作品。

作品としての完成度から言うと、やはりシリーズ第1作がダントツ
だと思います。

登場人物のキャラクターの描き込み方も、脇役に至るまで秀逸。
読んでいて、全登場人物の雰囲気・所作までが想像できる気がします。

田口と白鳥の掛け合いも、後2作に比べると、やはりインパクトが
ケタ違い。

終盤にかけて、一切弛緩することのない緊張感も、素晴らしい。


シリーズ第2作は、題材としては意外性があるんですが、ちょっと現実
離れしすぎているかなぁ、と。

一気に読ませる面白さはあるんですが、現実離れ感を乗り越える説得力
までは感じませんでした。



シリーズ第3作は、大学病院における政治闘争が生々しく描かれていて、
なるほど、こんな足の引っ張り合いがあり得るのね、というリアルさが
作品に現実味を与えています。


ちなみに、シリーズ第2作と第3作は、時系列的には同時並行の事件
で、こんな事件2つに同時に巻き込まれた主人公は、可哀想だなぁ、
と同情してしまいます。σ(^◇^;)

#そのうち、なぜか事件に出くわしてばかりの『コナン』化しないかな?
 σ(^◇^;)


それにしても、本職の医師としての業務もこなすかたわら、よくも
これほどハイペースで作品を生み出せるもんだなぁ、、、と、お仕事
だけで手一杯のリバーはただただ感嘆。(^^;ゞ


随所に、医療制度の疲弊が語られますが、この点は、読み終わった後に、
『おもしろかった〜』では済まされない、重た〜い気分にさせられます。

ホント、この国の医療はどうなるんでしょうね。。。
(._.)

 
 
 
こちらは、7月6日(日)、朝日新聞朝刊一面下の
書籍宣伝欄の一部です。

イメージ 1



どうですか?

こんな風に並べて紹介されていると、一番左の本、無性に
読んでみたくなりませんか??


この本が1500円だったら、リバー、買ってますね、たぶん。
σ(^◇^;)

「官邸崩壊」

新潮社から出ています。


イメージ 1



安倍政権の誕生から崩壊に至る、ドキュメント形式のノンフィクションです。


まぁ、「反転」を読んだ勢いで、ついでに買ってみました。


う〜ん。。。

読み物としては、十分、面白いです。


安倍さんの優柔不断ぶり、政治的手腕の未熟さ、等々が、これでもか、というくらいに描かれています。


「そうなんだよ、結局安倍さんは無能だったんだよ」


と思いたい人にとっては、まさにそれを裏付けてくれる本でしょうね。


ただ、書いてあることが事実か否かは私には分かりませんが、どうも、人物像の描き方が一面的に過ぎるような気がします。


ホントに、安倍さんってそんなに一面的な人なんだろうか? って気がするんですよね、読んでいて。


それは、別に安倍さんを擁護するとかそんなことではなく、この本で、あまりにも「単純明快な」無能者として安倍さんが描かれているから。


むしろ、著者が「安倍さんとはこんな人なんだ、と読者に思わせたい」という結論を先に用意していて、それに合致する証言・出来事をはめ込んでいったような、そんな気がします。

確かに、ノンフィクションなんて、本にする段階では、描き出すべき結論が用意されているのは当然なんですが、どうも、綿密に事実を積み上げていったうえで、そこから得られた結論、というのではなく、著者が主観的に導き出した結論が先にあった、って感じ。


まぁ、新潮社って出版社に対する偏見も混じってるかもしれませんけどねσ(^◇^;)



どんな本でもそうですが、鵜呑みにするのではなく、「そんな見方もあるわいな」という目で読むと、通勤電車の友にちょうどいいかも。(リバーは自転車通勤ですけどr(^^;)ポリポリ)

大阪・東京地検特捜部などで活躍した田中森一氏が書いたノンフィクションです。

同氏は、検察官を退官後、弁護士となり、バブル経済に翻弄された挙げ句、詐欺罪で起訴されて東京地裁で有罪判決(懲役4年・執行猶予なし)、控訴審の東京高裁でも有罪(懲役3年・執行猶予なし)となり、現在上告中とのことです。

 ・山口組若頭 宅見勝(1997年8月28日、新神戸オリエンタルホテルで射殺)
 ・元イトマン常務 伊藤寿永光
 ・末野興産 末野謙一
 ・許永中

をはじめ、裏社会の面々の相談に乗り、朝日住建・富士住建といった住専問題で話題になった会社の顧問を務め、「闇社会の守護神」と呼ばれていたとのこと。


著書では、個別の事件内容が語られ、関与が窺われる政治家がわんさかと実名で登場し、「ここまで書いてええんかいな」というところまで突っ込んだ記述が随所に見られます。


バブル時代に起こった数々の経済事件の多くが、裏では一連のものとしてつながっていた、という一連の背景事情などは、「そうだったのかぁ、、、」と一気に読ませるものがあります。



ということで、バブル末期から崩壊期にかけて紙面を賑わせた人々の名前を記憶している方ならば、必ず興味深く読めるはず。


ただ、この人、自分でも書いてますが、ちょっと勘違いしたところがあったんでしょうかねぇ。


この人、かなり困窮した家庭に育ち、ものすごく苦学して大学入学⇒司法試験合格した、という経歴を持っているんですが、そうであるが故に、苦労して成り上がった人が多い裏社会の住人に共感するところがあった、というところまでは理解できます。


ただ、裏社会を覗き見て、「弁護士として」相談に乗っているうちに、裏社会の人々・裏社会の仕組みが「分かった」つもりになった、というところに勘違いがあったように思うのです。


だいたい、人なんて、自分自身のことだって本当には分かっていやしません。



『○○という状況に遭遇したら、どうする?』

と聞かれたとき、ほとんどの人は、

『そりゃぁ、その場面になってみないと分からないよ』

って言ったこと、ありますよね。


自分がどう行動するかさえ、すべて分かってはいないんです。


なのに、自分とはバックグラウンドが違う、いわゆる裏社会の人々・仕組みを、「弁護士として」見ていた程度で、分かるはずがないと思うのです。


なまじ検察官という、「自白」を引き出す専門家としての経験・自負があったから、なおのこと勘違いしやすかったのかもしれません。
まぁ、私もこの人のことはこの本で知っただけですから、すべて推測でしかありませんけどね。



という視点で読み返してみると、別世界のことが書いてあるようでありながら、自戒の書としても読めるように思いました。


いずれにせよ、オススメの一冊です。

暗澹たる、、、

「暗澹」なんて単語、久しぶりに頭に浮かびました。

でも、読んでいる間、ず〜っとそんな気持ち。

昨日読んだ本、
  「ワーキングプア 日本を蝕む病」
   NHKスペシャル「ワーキングプア」取材班・編
です。

この本のもとになったNHKスペシャルは見ていないんですが、こんな現実が足下に広がっていたなんて、、、ということを思い知らされました。

ホームレス化する若者・崩壊寸前の地方・死ぬまで働かざるを得ない老人等々。。。

そして、誰がいつそうなってもおかしくない、という危険にも気づかせてくれます。
事故で父親を亡くしたことがきっかけで。暴力を振るう夫と離婚したため。妻が特別養護老人ホームに入ったから。

でも、どうしたらいんでしょ。

当分、悶々としてしまいそうです。

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