有栖川宮通り

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全38ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

イメージ 1

イメージ 2無意味な破片イメージ 3
編集長―板張りあるいは板付というのは、トラックの荷台の内側に板を張ることだ。荷物が傷つかないように。木工所で何と呼んでたか、覚えていない。
半分半分放送局長―ハセは眠っているときにハルさんの昔語りを聞いたな?
編集長―そうかもしれない。
放送局長―おばあちゃんは偉い教育者だよ。
編集長―3中で野球生活をしていたとき、ある日、文庫本を買った。子供向けでない文学作品を読んだのは、それが最初だね。モーパッサン(Guy de Maupassant)の小説《女の一生》しかし、おもしろくなかった。
特派員―古い家族と住居というのは神話的な環境ですから、ね。意味ありげなシーニュ(記号)がいっぱいある。
編集長―あれから想い出したけれど、板付飛行場がある福岡はそういうサインだった。
アロマ―どんなサイン?
編集長―我が家のラジオはゼネラルのラジオで、1958年三菱のテレビ受像機を置くまで毎日聞いていた。大きいトースターのような箱型の戦前のラジオだった。めずらしいことに全国各地の放送局の名前がついていて、ダイヤルを合わせて聞く。福岡という地名は、それで知ったと言ってもいいな。もちろん大館で福岡放送局の電波はキャッチできない。
放送局長―しかし、福岡が何となく気になったというわけだろう。
編集長―そうだ。ぼくは、NHKの《とんち教室》を聞ければ、文句はなかった。
放送局長―長崎抜天さんの生徒だったよ。
編集長―福岡は距離が遠くて、無縁だった。しかし、高校で文化祭のとき近松の《曽根崎心中》を演出して、男の役に選んだクラスメイトが福岡だ。役柄にぴったりだと思った。
放送局長―想い出の福岡放送局とのリンクは? 
編集長―別になかったな。福岡という地名が不幸なサインだと思ったのは、1997年の秋、父が脳梗塞で倒れたときだった。その前の日か、天気が悪いので、腕時計の電池交換に行ってくれるよう頼んだら、父はいとくショッピング・センター内の福岡時計店に4WDで行った。それが最後の運転になった。料金が高い店だと文句を言ったけれど、父は気分が悪い感じで黙っていた。
放送局長―シェーンらしくないようでシェーンらしいな。
アロマ―福岡は想い出したくない名前なのね?
 






Filming;2019.5.26 大館橋 



イメージ 4


List-関連記事一覧 Half and Half Journal [HHJ]
 


イメージ 5



  RIVER PORT HOUR 2  
 
HHB  New
 
 
大館市役所西側本庁舎を保存しよう
 
水源シリーズ
環境の危機
歴史遺産の保存
 
*今日のリンク



イメージ 6


 
---リヴァー・ポートだより---
 
       広告募集
 
 







開く コメント(0)

開く トラックバック(0)

イメージ 1

イメージ 2無意味な破片イメージ 3
半分半分放送局長―織田信長は比叡山の僧衆を下坂本に呼び寄せて、味方をするか、浅井朝倉勢を征伐する作戦を妨害しないでもらいたいと言い聞かせた。そうでなければ、比叡山を焼き払うと脅したが、延暦寺は黙殺した。織田軍は山を包囲して、谷と寺の建物に放火した。延暦寺は京都よりも歴史が古く、788(延暦7)年最澄による創建以来寺院などの数は相当あった。木下藤吉郎は浅井の本拠小谷城に対峙する横山城から出て瀬田で織田軍に加勢した。信長はその報告を喜んだ。しかし、大坂の本願寺が長島の門徒に一揆を起こさせて、尾張の小木江城にいる弟織田信興(のぶおき)を激しく攻撃した。信興は天守閣で死んだ。この一揆は、政治的な自治組織という意味でなく、ゲリラ的な蜂起だな。
編集長―《鎖国~日本の悲劇》を参考にすると、本来の一揆は規範を同じくする武士の団体で、そこから農民など民衆の自治組織が発展して、室町幕府の武士階級と対立した。京都と堺の自治都市は民主的な政治経済組織で、それが地方にも広がった。宗教的な一揆は一向宗の本願寺が編成した。[1]
放送局長―厄介な集団だ。
特派員―どこでも戦線、どこにも戦場ができた。
放送局長―ところが、冬将軍が来ると、事情が変わった。越前は雪国なので、寒さと大雪で比叡山との交通運輸が途絶えがちになった。食料などの補給に苦しんだということだろう。困惑した朝倉義景は将軍義昭に和睦の調停を願い、157118日、信長は仕方なく提案を受け入れた。浅井朝倉の軍勢は比叡山から降りた。
放送局長―叡山と聞けば、仏教の大学。ナモネ氏の世代はそう連想するらしい。確かに知識の百科事典を持っていた。政治に対する隠微な力は言うまでもない。織田信長は正面からそれと戦う。
特派員―仏教と科学の関係は?
放送局長―仏教の百科事典にはそういう単語がなかった。
編集長―おそらく錬金術のような非近代的な技術しか持たなかっただろうな。
ナモネ氏―地球の反対側から来た科学の成果に面食らっていたはずだ。
編集長―ギリシア思想にたじろいだだろうな。ギリシアはイタリアのルネッサンスの水源だ。イタリア人は神の代わりに自然を置いた。無限の可能性の探求は現実の世界と人間を発見させた。これはダヴィンチ(Leonardo da Vinci)とコロンブス(Cristoforo Colombo)のような個性的な人間が自由に活動できる環境だった。[2]
放送局長―あとはアロマの語りで。
アロマ―1571530日、長崎の港にポルトガルの商船がはじめて入った。キリシタンの街が入江の奥に見えた。長崎は地球貿易のターミナルになる。京都と堺、その周辺で生きる人々への影響は、と考えてみると、少なくとも希望を与えたにちがいない。織田信長もその一人だったかもしれない。5月、織田軍は北近江から侵攻した浅井の軍勢や一揆勢と戦い、軽く追い散らした。9月、信長は安土に駐留して、一揆勢の降参を許した[注記]。フロイスは敬愛する和田維政が高槻城で戦死したことを河内で知った。京都の教会に危険が迫った。宣教師オルガンチノは保護を求めるために信長の元にロレンソを送る。信長が突然のように比叡山攻撃に切り替えたのは、その翌日か2日後の30日だった。〈不可能〉と思われていたことだが、伝統的な思想の象徴が1日で焼き滅ぼされた。中心である根本中堂、僧兵の強訴で朝廷を苦しめた日吉(ひえ)大社など数多くの建物が廃墟になった。僧侶1500人が殺され、ほぼ同じ数の世俗の犠牲者が出た。この中には稚児や美女がいたという。《信長公記》によれば、僧衆は天の道に背いていることに気がつかなかった。色欲に耽り、金銀の欲に溺れた。浅井朝倉に加担した。信長はこの報復で〈鬱憤を晴らす〉ことができた。しかし、そのとき焼けたことが考古学的な調査で確認されたのは、根本中堂と大講堂だけだった。[3]
編集長―《信長公記》には首切り処刑のシーンがつづく。
放送局長―無慈悲な性格を映し出そうという意図も見える。
ナモネ氏―それで気がついたが、叡山側の顔が全然見えない、な。
放送局長そう、靄の中だ。天辺にいる座主は正親町天皇の弟覚恕だけど、その日はどこかに逃げていた。[4]
特派員―宣教師と民衆の反応は?
放送局長―当然、教会は喜んだ。トルレスの後任者カブラル(Francisco Cabral)1年後京都から九州に帰ったとき、どこでもキリスト教に対する敵意は消えていた。[2]



*有栖川宮とアリス Ⅱ; f  信長と二人の敵、二つの寺
*有栖川宮とアリス  z ;  二条城の織田信長とフロイス


1 小学館 日本百科大事典
2 鎖国~日本の悲劇和辻哲郎
3       信長公記; 太田牛一
    鎖国~日本の悲劇; 和辻哲郎
    wikipedia               
4  wikipedia          

注記:         
その前に小谷と山本山のあいだ中島に陣を張り、余語など一帯を焼き払ったことが記されている。山本山には記号論的な興味がある。




Filming;2016.5.3 きみまち阪 明治天皇巡幸の記念碑 



イメージ 4




List-関連記事一覧 Half and Half Journal [HHJ]



イメージ 5


                                                                                
  RIVER PORT HOUR 2  
 


 
大館市役所西側本庁舎を保存しよう
 
水源シリーズ
環境の危機
歴史遺産の保存
*今日のリンク




イメージ 6


 
---リヴァー・ポートだより---
 
       広告募集
 
 
 
 

開く コメント(0)

開く トラックバック(0)

イメージ 1

イメージ 2無意味な破片イメージ 3
半分半分放送局長二条城完成記念に開かれた能楽は一滴の露のような平和だった。そのころ日乗は和田維政を失脚させようとしたが、他の悪事を訴えられてキリスト教排斥運動が消えた。しかし、戦乱は機械的に繰りかえされた。織田信長はそれを改造するために8月まず越前の国の朝倉義景を攻撃した。京都-琵琶湖-日本海ルートを切り開く目的もあっただろう。
ナモネ氏―津軽秋田にはヒバとスギの木材や鉱物資源がある。朝倉は安東と取り引きがあったと思う。
編集長―古代史から見ても、必然的な関係のパターンだな。
放送局長―そう考えたのは、同じころ信長は山名祐豊(すけとよ)を但馬の領主に復帰させて生野銀山を支配下に置いたからだ。これには京都の民主的な町の有力者長谷川宗仁と堺の商人今井宗久の働きがあった。この人たちは管理経営を任せられたようだ。[1]
ナモネ氏―今井は火薬と鉄砲の製造者でもあった。
特派員―長谷川宗仁と長谷川与次の関係が分からない。
編集長―根はつながっているだろうな。北秋田の長谷川と似てる。
 
放送局長織田信長は徳川家康と共同で若狭湾に出て金ヶ崎の城を攻め落とした。新田義貞が立てこもった悲惨な戦いの歴史がある。そこから木目(きのめ)峠を越えて越前の中央部に入ろうとしたとき、信長は突然罠に落ちたような情報を知らされた。琵琶湖の東、北近江の浅井長政が裏切ったというのだ。長政の正室は信長の妹お市で、同盟関係にあり、北近江の支配を許している。信長は信じなかったが、方々からそういう事実が送られてきて撤退を決めた。金ヶ崎には木下藤吉郎が残った。[2]
ナモネ氏―美人で有名な妹が人質として囚われたから、信長の怒りは無理もない。
編集長―信長は包囲網の中にいることを知ったけれど、でたらめな芝居の構造を理解していた。冷静に行動している。
放送局長織田信長は無事に京都に帰り、将軍義昭に挨拶して岐阜の城に帰還した。浅井長政は朝倉の軍勢を北近江に呼び入れた。信長は浅井の本拠地小谷(おだに)城を攻撃して、難なく追い払い、町を焼き払った。妹お市の方は3人の娘とともに藤掛永勝によって救い出された。そのあと730日朝倉景健(かげたけ)の軍勢が背後から来て姉川を渡り織田と徳川の同盟軍と入り乱れて戦ったが、追い崩された。信長はそれを将軍義昭に報告した。[2]
特派員―妹と姉川を混ぜ合わせるなんて、卑怯だ。
アロマ―救われたのは十字架のおかげね。宣伝になる。
編集長《信長公記》と《鎖国~日本の悲劇》には名前もそのストーリーも出ないな。
 
放送局長9月、織田信長は水の都大坂の天王寺に陣を構えた。将軍義昭が参加した。細川昭元と三好長逸(ながやす)など反キリスト教の勢力が野田と福島の城に立てこもっていた。細川は室町幕府の管領(かんれい)つまり将軍補佐役の名門だった。織田軍は大砲と鉄砲で毎日天地が揺れるほど攻撃した。すると、ついに一向宗の本願寺の僧兵が攻めてきて、長谷川与次がいる川口の砦に鉄砲玉を打ち込んだ。将軍義昭は休戦を求めたが、一向宗一揆勢も竹槍などを持って動き出した。3日後、予定したように朝倉と浅井の合同軍が比叡山のふもと坂本の町を攻撃した。源義家の子孫森可成(よしなり)と織田信治(のぶはる)は宇佐山の城から出て死力を尽くして戦い、火花を散らす激戦で倒れた。朝倉と浅井の軍勢は国境の逢坂山を越えて、京都郊外の醍醐と山科に放火した。信長は、その報告を聞いて反抗勢力を京都に侵入させないようにすばやく将軍義昭とともに京都に帰還した。農民と町人の一揆勢は淀川の支流江口川の渡りを妨害したが、織田軍は奇跡的に馬で渡ることができた。そして、翌日、本能寺を出て逢坂山を越えた。朝倉と浅井の軍勢は旗を見て戦わないで比叡山に逃げた。[3]
編集長―それは計画的か?
放送局長朝倉と浅井が比叡山に逃げたのは、京都侵攻の余裕がなかったからだろう。一揆勢があらゆる手段で妨害していたら、時間的な余裕があったにちがいない。
ナモネ氏―結果的に延暦寺は怪しい。
放送局長―そう、叡山の延暦寺朝倉浅井と連携していたという疑惑が浮かぶけど、きわめて自然だな。そういう記述もある。
ナモネ氏―細川昭元がそこで戦うが、家柄のおかげでこの人はのちに信長の妹お犬と結婚する。
放送局長娘は安東秋田実季の正室になる。どういうわけか、円光院と呼ばれた。[1]
編集長織田と安東のコネクションは必然的だよ。政治経済的な基盤を固める。
 
 

*List2 有栖川宮の歴史 有栖川宮とアリス; e 二条城完成記念の猿楽
安東秋田
北秋田の長谷川
本願寺
*List 2 有栖川宮の歴史 有栖川宮とアリス;文明開化の裏に宗教の摩擦


 
1 wikipedia
2 wikipedia  
集英社版 日本の歴史 天下一統; 熱田公 
信長公記; 太田牛一
信長公記
鎖国~日本の悲劇; 和辻哲郎



Filming;2013.10.28  フェリー・ポートから見た青森市


イメージ 4


List-関連記事一覧 Half and Half Journal [HHJ]
                                 


イメージ 5


              
    RIVER PORT HOUR 2  
 
 
 
大館市役所西側本庁舎を保存しよう
 
水源シリーズ
環境の危機
歴史遺産の保存
 
*今日のリンク


イメージ 6

 
---リヴァー・ポートだより---
 
       広告募集
 
 
 
 


開く コメント(0)

開く トラックバック(0)

イメージ 1
イメージ 2無意味な破片イメージ 3
半分半分放送局長―帰ってから、ふと鹿角の川にリンクが行った。間瀬川だ。瀬間という名前と漢字が同じだ。
編集長―リヴァー・ドキュメンタリーの冷水間瀬川の撮影で何度も歩いてる。気がつかなかったな。柴平発電所がある川だ。
アロマ―狭の里の地名は消えたけど、間瀬川に残った。
編集長―その話は明日にしよう。
放送局長―今日でもいいんじゃないか?菅江真澄遊覧記の〈けふのせばのの〉を読むと、天明5年、1785年当時、米代川を米の白い川と書いてる[1]。その川を神田から毛布(けふ)の渡しで渡し舟に乗り、錦木村に行く。真澄は、悲恋伝説と小豆沢のだんぶり長者の伝説を書きとめてから、鹿角の庄という地名は本流と支流が鹿の角のように分かれているところから名づけられたと由来を言ってる。庄というのは荘園のことで、ほとんど意味がない。それで本来なら狭布郡(けふのこおり)と言うべきだが、今はかずのの郡と言いならわしているのだそうだ。菅江真澄は狭布という古代の地名を知ってる。
編集長―昔から都でも有名だった。11世紀、平安時代の中ごろ能因法師が錦木を訪れて、歌を残した。能の演目にもある。
特派員―しかし、地元の人たちは狭布という漢字の地名を知らない。
放送局長―言い伝えられていないということだ。都合が悪いから、消してしまったんだろう。都合が悪いから。菅江真澄も他のところで毛布という漢字で毛布(けふ)郡と書いてる。
編集長―狭の布は恐怖と同じ発音だと前に書いた。敬遠したかもしれないな。ともあれ、ある権力がそれを消して、他の権力が後世に伝えようとした。冷水川を瀬間川と名づけた、か?ありそうなことだ。
アロマ―争いの跡があるわね。
放送局長―間瀬川は妥協の結果だということになる。
アロマ―悲恋のなみだ川というのはその間瀬川よ。[1]
特派員―あの辺は江戸時代でも鉱害闘争が激しかった地域ですよ。
編集長―そうだ。錦木伝説の続編には終わりがない。
 
編集長―観音寺の創建は大化元年だな。《伝説乃鹿角》という本によれば、その年恵正法師が書き記した縁起文は終わりに〈孝徳天皇、大化元年〉とあるそうだ[2]。継体天皇の時代、錦木には塚だけあった。観音寺の創建が大化改新の年と同じだというのは、興味深いだろう?
放送局長―なかなか。
 
 
 

                       18 狭の城
                       17 狭城
錦木伝説
*List 11 仮面について; 理想的な表現[C




1 菅江真澄遊覧記; 東洋文庫
2 発行1931年 曲田慶吾 編


Filming;2018.8.11 大館橋 長木川


イメージ 4


List-関連記事一覧 Half and Half Journal [HHJ]
 
 
イメージ 5

                                               
  RIVER PORT HOUR 2  
 
 
 
大館市役所西側本庁舎を保存しよう
 
水源シリーズ
環境の危機
歴史遺産の保存
 
*今日のリンク


イメージ 6


---リヴァー・ポートだより---
 
       広告募集
 
 
 
 




開く コメント(0)

開く トラックバック(0)


イメージ 3
イメージ 2無意味な破片イメージ 1
半分半分放送局長―伊勢国制圧から半年後15705月、二条城完成記念の猿楽、近代で言う能の会が観世流と金春流合同で開かれた。能という演劇はギリシア悲劇に並ぶ文化の精華だが、幽玄の靄に浮かぶ仮面の情念が室町時代を表現しているのか?観客席には《信長公記》どおりに言うと、飛騨の国司姉小路中納言、伊勢の国司北畠中将、三河の徳川家康、畠山昭高、一色満信、三次義継、松永久秀、その他畿内と隣国の大名や武将らが集まっている。それに摂家と清華家の人たちの顔も見える。正親町天皇の姿はない。信長は将軍義昭のお酌で酒を飲んだ。これは元亀元年の章にある。
編集長―摂家と清華家の名前が分かれば、おもしろいな。
放送局長―摂政と関白になれる近衛、九条、二条、一条、鷹司が摂家。大臣と大将を兼ねて太政大臣になれる家柄が清華家で、転法輪三条、今出川、大炊御門(おおいみかど)、花山院、徳大寺、西園寺、久我(こが)7家。のちに醍醐と広幡が加わる。そのうちの誰が出席したか、分からない。
アロマ―北畠中将というのは誰ですか 
放送局長―北畠具教その人だよ。姉小路中納言は嗣頼(つぐより)のことらしい。畠山は河内と紀伊国の守護で、義昭を将軍に擁立した功績がある。一色は丹後国の守護。といっても、内乱で支配地域の地図は描けない。
ナモネ氏―三次義継と松永久秀がいるとは、舞台前の芝居も大したもんだ。
特派員将軍義輝一家暗殺劇のようなドラマが二度とないとはかぎりませんよ。
編集長―天皇が来ないのは中立宣言のメッセージか 
放送局長―たぶんそうだろう。仏教の僧侶もいない。招待されなかったと思うね。
 
放送局長―演じられた能は、1番玉の井-観世、作者観世小次郎信光。2番三輪-金春、作者不詳。
3番張良-観世、作者観世小次郎信光。4番葦刈-金春、作者世阿弥。5番松風-観世、喜阿弥の原作の観阿弥と世阿弥による翻案。6番紅葉狩-金春、作者観世小次郎信光。7番融-観世 作者世阿弥。舞台を見ると、〈玉の井〉は日本書紀にある伝説のアレンジ。兄海幸彦が魚に取られた釣り針を探して山幸彦ヒコホホデミが海の都に行く。そこで豊玉姫と結婚して月日が流れ、父の竜王から釣り針を返してもらい、ヒコホホデミは陸に帰るという異種婚姻譚。〈三輪〉は三輪山伝説がオリジナルらしいが、全然ちがうストーリー。寒がる女に衣を与えたあと、それが神の木の枝にかかっているのを見た僧に女の三輪明神が声をかける。神も人を救うために迷い人と同じく苦しむので、罪を救ってほしいと言う。そして、天の岩戸の神楽を舞い、夜明けとともに消える。〈張良〉は中国の歴史から題材を取っている。漢の政治家張良は夢の中で馬に乗った老人が落とした沓を拾ってはかせる。兵法伝授を約束されたので、同じ橋に行ってみると、老人は張良の遅刻が不満で、もう一度試すと言って消えた。何日かあと、同じ橋のたもとで黄石公という隠者に会う。隠者の沓が川に落ちて流れた。張良は大蛇と戦い、沓を拾って黄石公にはかせて、兵法の奥義を授けられる。〈芦刈〉は大和の伝説の翻案。日下の夫婦が貧乏のために別れて数年後、都で貴人に仕えた女の前に難波の芦売りが現われる。女と落ちぶれた芦売りは互いに再会を認めて和歌を詠み交わし、別離のあとの恋しさを語り合う。〈松風〉は須磨の浦にある松の墓標にまつわる話。若い海女の姉妹の墓と知って、旅の僧が弔い、一軒の塩屋に宿を求める。若い女が二人帰って来て、須磨で暮らした在原行平の想い出を語る。行平に愛されたが、行平の死で終わった恋愛。姉の松風は形見の狩衣と烏帽子を身に着けて狂乱の舞になり、行平の面影の松にすがり、妹の村雨がなだめても空しかった。〈紅葉狩〉は高貴な風情の美女が侍女と宴をしているところに平維茂一行が通りかかり、誘われて宴に加わる。維茂が酒に酔いつぶれて眠ると、美女は本性を現わして鬼神となって襲いかかる。しかし、維茂は神の剣で勇敢に戦い、鬼神に勝つ。〈〉は源氏物語の主人公のモデル源融のエピソード。融は陸奥塩釜の風景を庭に写した六条河原院を愛したが、死後荒れ果ててしまったと老人が昔の話をして嘆くのを聞いて、僧は、その人が融の亡霊であると悟る。眠りに落ちると、満月の光に照らされながら融が舞い、夜明けとともに月の都に帰って行く。[1]
ナモネ氏―沓が出てくる能があるとは、思わなかった。それも橋と川が舞台だ。
特派員―〈芦刈〉でどんなイメージが浮かんだか、と言うと、足切りの連想で靴をはいた足首ですね。京都は街の中にそんなのが落ちているのを見るような世相だったんじゃないか、な 
編集長―同じ想像が浮かんだ。ただ、沓のフォルムを見れば、これもやはり船のメタフォールで、そのアングルで見れば、時間にきびしいので、銅製錬の方法を教えることがテーマだろう。この方法は一部の公家だけの秘密だったはずだ。
放送局長―室町幕府と仏教が内裏から盗みたがったのは、それだ。
編集長―そう、天皇と公家の受難、御所の荒廃、全国的な内乱の隠れた原因かもしれないと思ってる。
アロマ〈芦刈〉という演目は問題ね。その辺にある世間話みたいで美しいハッピー・エンドだけど…再会を認め合うのはむずかしいことだわよ。
放送局長―そうだな。よく見れば、それぞれあの時代を映す鏡だよ。
 
ナモネ氏―ポルトガルの靴について何も言わないが 
放送局長―猿楽の解説と特派員の一言で十分だと思ってる。
 
 

北畠中将
三好義継 松永久秀
                y 宣教師の奈良行きとクーデター
内乱
 
参照: 中国との貿易



1 wikipedia
日本大百科全書(ニッポニカ)
ブリタニカ国際大百科事典 
 NOH



Filming;2018.8.11 大館橋


イメージ 4


List-関連記事一覧 Half and Half Journal [HHJ]
 
 
イメージ 5

                                               
    RIVER PORT HOUR 2  
 
 
 
大館市役所西側本庁舎を保存しよう
 
水源シリーズ
環境の危機
歴史遺産の保存
 
*今日のリンク
 

イメージ 6


---リヴァー・ポートだより---
 
       広告募集
 
 
 





開く コメント(0)

開く トラックバック(0)

全38ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事