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15世紀はイタリアの世紀だった。
16世紀はポルトガルの世紀だった。
17世紀はスペインの世紀だった。
18世紀はオランダとフランスの世紀だった。
19世紀はイギリスの世紀だった。
20世紀はアメリカの世紀だった。
そして21世紀は、恐らく南米とアフリカが台頭してくるだろう。
いやロシアも中国も台頭してくるかも知れない。
つまりアメリカの世紀は終わったと云うことだ。
イギリスに取って代わったアメリカ、日の出の勢いで世界に台頭した。
だが、あまりの経済至上主義は、自らで自を追い立てるがごとく、
最早資本主義を追い越してしまって、投機主義、
所謂マネーゲーマーの世界を作ってしまった。
最後には火のないところに、戦争を起こすくらい世界を狂乱させた。
昨今の諸物価の高騰、一度は悪魔のエネルギーとして、
地中に埋めてしまおうとした、原子力をも再び蘇らしてしまった。
これら皆マネーゲーマーの、銭儲け主義の狂奔の果てにである。
それが日の当たらなかった南米にも日を当て、あまつさえ、
かって奴隷基地としてきた、アフリカにさえ光りを当てつつある。
今急速に南米諸国が台頭してきている。
勿論資源保有国のロシアも台頭しているが、何分にも人口が少ない。
中国と混ぜ合わせて、二つで割ればよいほど人は必要。
その上生息環境が、あまりにも北に片寄りすぎている。
人間が住むには過酷すぎる土地柄である。
そこに行くと南米は人の数は潤沢にある。
中南米を含めて、主要国12ヶ国が結束して、
それまでの後れを一気に取り戻しそうな勢い。
中でもブラジルの、このところの成長は著しい。
資源保有国だけではない。工業国と云っても良いほど高い技術力と、
教育程度の高さを持っている。
勿論南米第一の発展をつづけている。
何と云っても広大な食料生産基地、それに新たに莫大な量を誇る、
石油の埋蔵が発見された。
ブラジル一国で、アセアン10ヶ国を合わせたより、大きなGDPを誇っている。
続いてアルゼンチン、一時デフォルトを起こし、国際問題にもなった國、
その最貧国が今急速に発展している。
あのパンパ、つまり大草原が、穀物生産の大基地となり、
加えて天然ガスも発見され、考えられない発展をしている。
チリでは銅の埋蔵量を、世界の35%以上を占めるほどで、
各国から多くの投資資金が流入している。
ペルーも銅、金、鉛などの天然資源が国家を大きく発展させている。
問題はベネズエラ、チュベス大統領の共産主義的な政策により、
独自の発展をしているが、国民は必ずしも共産主義を求めていない。
次ぎにコロンビア、麻薬の基地としても全世界に悪名を轟かせているが、
これらを退治できれば、ニッケルやエメラルドなどの天然資源に恵まれている。
何と云っても世界中に広がっている、コーヒーの原産地でもある。
かくのごとく世界は混乱のアメリカを置いて、独自の発展を続けている。
それに較べこの国は何を持って立てばよいのか、何より政治意思の確立であろう。
がそれが果たして出来るか、この政治システムで、。
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