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気と気との親和、協応、交錯、背反、掊搏、相生、忤逆、掩蔽などの種々の状、一気の生、少、壮、老、衰、死などの種々の態、一日の人の気、一日の時の気、一節乃至一年、十年、百年、千年、万年、万々年の気、一人の気、一交友団の気、一階級間の気、一職業団の気、一国の気、一人種の気、一世の気、これらのあるいは短、あるいは長、あるいは小、あるいは大なる気の種々状態を観察し、批判し、導引し、廻転し、洗滌し、鍛冶し、浄濾し、精錬し、而してその微なるは一瞬の懐を快くし、一事の功を成し、一心の安を得るより、その大なるは天下万々年億兆の気をして一団の嘉気たらしむるに至る、これを気の道というのである。 |
幸田露伴の努力論
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