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左手にワクチンの誤接種を受け、絶望的になった。しかし、吾輩はここで社員になるのを諦めたら、君を取り返すことができないと思い、死を覚悟して、働いた。次の日は、左手は動かなかったので、休んで病院にいったが、その翌々日は、腫れ上がった手で鶏痘8000羽の中に参列した。それまで、参加していたワクチン注射は、16000、16000、6000、16000となっていた。これをのりきらねば、愛をつかめないと思って、ふんばった。そして、左手が腫れ上がった。160匹の体重測定を左手のリハビリをかねて、行い、ますます左手の痛みは激しくなった。これをのりきらねば、愛を得られない。死ぬことよりも、愛を得られないことの方がよっぽど怖かった。だから、左手の痛みなど、物ともしなかった。実際、動かすだけでも激しい痛みが伴うのだった。それを我慢しながら、鳥を掴み続けた愛の力だ。そして、家に帰ると、左手は固まったように、動かなくなり、痛みにおそわれた。それでも、仕事に行くのだった。力の入らない左手で、二十キロの袋をつかむ。つかめない。だが、無理やり気合でつかむ。それしかないと思った。野垂れ死ぬよりも、仕事で死んだほうがましだ。そして、君を抱きしめながら死ぬのだ。だって、君と一緒になれれば、報われるからだ。料理で二年間頑張ったのも、実は君への想いに支えられていたからだ。でも、料理人になりきれなかった。でも、この二年間で君への想いだけが深く根付いた。君のために働くということは素敵なことだ。愛している君を幸せにしてやれると思うと、力が湧いて来た。君のために生きているという実感がこの苦痛にあった。君を幸せにしたいよ。 |
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2014年6月現在、左手は10分くらいは使えるけど、8時間労働では使用できないレベルになっている。残念である。
2014/6/23(月) 午後 4:32 [ ECO暦5年 ]