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子曰く、君子は義以て質となし、礼以て之を行ひ、孫以て之を出し、信以て之
を成す。君子なるかな。
(『論語』 衛霊公第十五 より )
孔子はおっしゃった。君子は事を行うのに義をもって根本とする。義に従ってそのままに行えば角が立つから、礼(中庸や誠意も含む)に因ってこれを節制して過不及のないようにこれを行う。礼は譲ることを根本とするから、謙遜をもってこれを出す。少しの偽りもなく始めから終りまで信実の心をもってこれを成し遂げる。このようにするならば事を処置することに善を尽くすことができて、誠に成徳の君子の道である。
君子の道を説いたのである。
義を保つことも難しく、ましてや譲り合いの気持ちを持つことも難しい。しかし、そういうものは、実は簡単であり、利を争うことを止めればたやすいのである。無私無欲になることができれば、君子の道は簡単にきわめられるけれども、欲望をなくすことがそうたやすくないものである。欲望の世紀には、君子の道は得がたいものであるな。しかし、欲望を捨てない限り、景気はよくならないだろう。
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悠塾の心得4
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人間を信じることのできる時代になれば、景気なんてものはすぐによくなるものだ。
2010/11/30(火) 午後 3:12 [ 霧山人 ]