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ローズマリー
二十歳の失恋の後遺症か、歌姫との別れか、はたまたディープ・インパクトな苦しみか、わからないが胸がしくしく痛む。
単なる風邪か、酒の飲みすぎが、あるいは恋の症状か、もうよくわからない痛みが続く。
このようなときに、ローズマリーの枝葉を一つまみかじった。
すると、胸の痛みが治まった・・・。
ローズマリーは、愛と貞節の象徴である。
三年八ヶ月くらい前には、まだ小さいポッドに収まるくらいだったのに、土に植えると、かなりの低木になってしまった。時の経つのは早いことだ。
いろいろあって、まったく時間の感覚が失われたままだ。まだ時が止ったままで、動き出すことを恐がっている。何も覚えられないのだ。
心が壊れるということは、むごいことだ。人間にはやっぱり心があるみたいだ。ハート・ブレイカーは、心が存在することを知る。三回目の破壊は、その修復に時間がかかった。修復を恐怖が拒み続けた・・・。心が壊れたことを知りたくないという恐怖だ。真実をおそれる恐怖だ。
ローズマリーは、愛を失った痛手に効くようだ・・・。
霧山人
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