平成17年4月6日から平成23年9月6日までのブログ

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『道徳経』 20

「学を絶てば憂いなし。唯と阿と、相い去ること幾何ぞ。善と悪と、相い去ること何若。

人の畏るる所は、畏れざるべからず。荒として其れ未だ央きざる哉。

衆人は熙熙として、太牢を享くるが如く、春、台に登るが如し。

我れ独り泊として其れ未だ兆さず、嬰児の未だ孩わざるが如し。

纝纝として帰する所無きが若し。衆人は皆な余り有りて我れ独り遺(匱)しきが若し。

我れは愚人の心なる哉、沌沌たり。俗人は昭昭たるも、我れ独り昏昏たり。

俗人は察察たるも、我れ独り悶悶たり。澹として其れ海の若く、飂として止まる無きが若し。

衆人は皆な以うる有りて、我れ独り頑にして鄙に似る。我れ独り人に異なりて食母を貴ぶ。」(異俗)

「正を以て国を治め、奇を以て兵を用い、無事を以て天下を取る。吾れ何を以て其の然るを知るや、此れ

を以てす。

天下に忌諱多くして民弥いよ貧しく、民に利器多くして国家滋ます昏し。

人に伎巧多くして奇物滋ます起こり、法令滋ます彰かにして盗賊多く有り。

故に聖人は云う、我れ無為にして民の自のずから化し、我れ静を好みて民自のずから正しく、我れ無事に

して民自のずから富み、我れ無欲にして民自のずから樸なり、と。」(淳風)

『道徳経』 19

「聖を絶ち智を棄つれば、民の利は百倍し、仁を絶ち義を棄つれば、民、孝慈に復り、巧を絶ち利を棄つ

れば、盗賊有ること無し。此の三者は、以て文足らずと為す。故に属する所有らしむ。

素を見わし樸を抱き、私を少なくし欲を寡くす、と。」(還淳)

「知る者は言わず、言う者は知らず。其の兌を塞ぎ、其の門を閉ざし、其の鋭を挫き、其の紛を解き、其

の光を和げ、其の塵れを同じくす。是れを玄同と謂う。

故に得て親しむべからず、得て疎ずべからず、得て利すべからず、得て害すべからず、得て貴ぶべから

ず、得て賤しむべからず。故に天下の貴と為る。」(玄徳)

君臣の否定

 支那日本等に於ては君臣の倫を以て人の天性と称し、人に君臣の倫あるはなお夫婦親子の倫あるが如く、君臣の分は人の生前に先ず定まりたるもののように思込み、孔子の如きもこの惑溺を脱すること能わず、生涯の心事は周の天子を助けて政を行うか、または窮迫の余りには諸侯にても地方官にても己を用いんとする者あればこれに仕え、とにもかくにも土地人民を支配する君主に依頼して事を成さんとするより外に策略あることなし。畢竟、孔子もいまだ人の天性を究るの道を知らず、ただその時代に行わるる事物の有様に眼を遮られ、その時代に生々する人民の気風に心を奪われ、知らず識らずその中に籠絡せられて、国を立るには君臣の外に手段なきものと臆断して教を遺したるもののみ。固よりその教に君臣のことを論じたる趣意は頗る純精にして、その一局内にいてこれを見れば差支なきのみならず。如何にも人事の美を尽したるが如くなりといえども、元と君臣は人の生れて後に出来たるものなれば、これを人の性というべからず。人の性のままに備わるものは本なり、生れて後に出来たるものは末なり。事物の末に就て議論の純精なるものあればとて、これに由てその本を動かすべからず。
 (中略)
 君臣の論もなおかくの如し。君と臣との間柄は人と人との関係なり。今この関係に就き条理の見るべきものありといえども、その条理は偶ま世に君臣なるもの有て然る後に出来たるものなれば、この条理を見て君臣を人の性というべからず。もしこれを人の性なりといわば、世界万国、人あれば必ず君臣なかるべからざるの理なれども、事実に於て決して然らず。およそ人間世界に父子夫婦あらざるはなし、長幼朋友あらざるはなし。この四者は人の天稟に備わりたる関係にて、これをその性というべしといえども、独り君臣に至ては地球上の某国にその関係なき処あり、方今民庶会議の政府を立たる諸国、即これなり。この諸国には君臣なしといえども、政府と人民との間に各その義務ありて、その治風あるいは甚だ美なるものあり。天に二日なり地に二王なしとは孟子の言なれども、目今現に無王の国ありて、然もその国民の有様は遥に唐虞(堯舜)三代の右に出るものあるは如何ん。仮に孔孟をして今日にあらしめなば、将た何の面目有てこの諸国の人民を見ん。聖賢の粗漏というべし。
 故に立君の政治を主張するものは、先ず人性の何物たるを察して後に君臣の義を説き、その義なるものは果して人の性に胚胎したるものか、あるいは人の生れて然る後に偶然の事情に由て君臣の関係を生じ、この関係を就ての約束を君臣の義と名るものか、事実に拠てその前後を詳にせざるべからず。虚心平気、深く天理のある所を求めなば、必ずこの約束の偶然に出でたる所以を発明すべし。既にその偶然なるを知らばまた随てその約束の便不便を論ぜざるべからず。事物に就て便不便の議論を許すは、即ちこれに修治改革を加うべきの証なり。修治を加えて変革すべきものは天理にあらず。故に子は父たるべからず、婦は夫たるべからず、父子夫婦の間は変革し難しといえども、君は変じて臣たるべし。湯武の放伐、即ちこれなり。あるいは君臣席を同うして肩を比すべし。我国の廃藩置県、即是なり。是に由て之を観れば、立君の政治も改むべからざるにあらず。ただこれを改ると否とに就ての要訣は、その文明に便利なると不便利なるとを察するにあるのみ。

(『文明論之概略』福澤諭吉著 巻の1第3章文明の本旨を論ず より )

『道徳経』 18

「大道廃れて仁義あり、智慧出でて大偽有り。六親和せずして孝慈有り、国家昏乱して忠臣有り。」

 (俗薄)

「徳を含むことの厚きは、赤子に比す。蜂蠆虺蛇も螫さず、猛獣も拠まず、攫鳥も搏たず。

骨弱く筋柔かくして握ること固し。未だ牝牡の合を知らずして全(脧)作つは、精の至りなり。

終日号いて嗄れざるは、和の至りなり。

和を知るを常と曰い、常を知るを明と曰う。生を益すを祥いと曰い、心、気を使うを強と曰う。

物、壮なれば則ち老ゆ。之を不道と謂う。不道は早く已む。」(玄符)

幕末維新期の暗殺

 ソレについては色々面白い話がある。今この三田の屋敷の門をはいって右の方にある塾の家は、明治初

年私の住居で、その普請をするとき、私は大工に命じて家の床を少し高くして、押入れのところに揚げ板

を造っておいたというのは、もし例の奴らに踏み込まれた時に、うまく逃げられれば宜いが、逃げられな

ければ揚げ板から床の下にはいって、そこから逃げ出そうという私の秘計で、今でもあすこの家はそうな

っていましょう。その大工に命ずる時に何故ということは言われない、また家内の者にも根ッから面白い

話でないから何とも言うことが出来ぬ、つまり私ひとりの苦労で、実に馬鹿気だことですが、それは差し

おき、私の見るところで、わが開国以来、世に行われた暗殺の歴史を申さんに、最初はただ新開国の人民

が外国人を嫌うというまでのことで、深い意味はない。外国人は汚れた者だ、日本の地に足踏みもさせら

れぬということが国民全体の気風で、その中に武家は双刀を腰にして気力もあるから、血気の若武者は

折々外国人を暗打(やみうち)にしたこともある。しかしその若武者も日本人を憎む訳けはないから、私

などが仮令い時の洋学書生であっても災いにかかる筈はない。大阪修行中は勿論、江戸に来ても当分は誠

に安心、何も心配したことはない。たとえば開国の始めに、横浜でロシア人の斬られたことなどは、ただ

その事変に驚くばかりで自分の身には何とも思わざりしに、その後間もなく外人嫌いの精神は俄に進歩し

て殺人の法が綿密になり、筋道がわかり、区域が広くなり、これに加うるに政治上の意味をも調合して、

万延元年井伊大老の事変後は、世上何となく殺気を催して、手塚律蔵、東条礼蔵は洋学者なるが故にとて

長州人に襲撃せられ、塙二郎は国学者として不臣なりとて何者かに首を斬られ、江戸市中の唐物屋は外国

品を売買して国の損害するとて苦しめらるるというような風潮になって来ました。これが即ち尊王攘夷の

始まりで、幕府が王室に対する法は多年来何も相かわることはなけれども、京都の御趣意は攘夷一点張り

であるのに、然るに幕府の攘夷論はとかく因循姑息に流れて埒が明かぬ、即ち京都の御趣意に背くもので

ある、尊王の大義を弁えぬものである。外国人に媚びるものである、とこう言えば、その次には洋学者流

を売国奴というのも無理はない。サア洋学者も怖くなって来た。ことに私などは同僚親友の手塚東条両人

まで侵されたというのであるから、怖がらずにはいられない。

(『福翁自伝』 福澤諭吉著 より )

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