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2010年4月25日 | 2010年4月27日
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さる程に学問心ざし深く、ならびなく、みな心をかけぬ法師もなく、其名惣山に隠れなく、情の色もわ りなきさま也。惣山のもてあそびのみならず、仏道の道たのもしく、其名天下にひろめ、道命阿闍梨と て、世に隠れなくして、道命十八の年、内裏の八講をつとめ給ひし時、風吹きて局の御簾を、二三度吹き 上げて、年の程三十ばかりなる女房の、眉はこぼれてよしありて、論議聴聞して、思ひ入りたる風情にて おはしけるを、道命ただ一目見しよりも、浅からぬ身にあこがれて、わが宿に帰り、山に上り給ひても、 見し人のおもかげ身にそひて忘れぬは、前世の宿業なり。 (『御伽草子』 和泉式部 より ) 一目見て、懐かしく忘れがたい人がいるのは、一目惚れに勘違いするけれど、それはおそらくこのような前世の宿業がある人なのだろう。
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