平成17年4月6日から平成23年9月6日までのブログ

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一言

 今の時期は、小林市野尻のメロンが旬である。

後狩詞記 11

 遠来の客は多くの家の客坐において款待せられた。縁の外はわずかの庭でその前面はまったく打ち開けて居る。開けて居ると言っても狭い谿(たに)を隔てて対岸はすべて重なる山である。客坐の客は少し俯けばその山々の頂を見ることができる。何年前の大雪にあの山で猪を捕った。あの谷川の川上で鹿に逢ったというような話は、皆親しくそのあたりを指さして語ることができるのである。これにつけて一つの閑話を想い出すのは、武蔵の玉川の上流棚沢の奥で字峰というところに、峰の大尽本名を福島文長という狩の好きな人が居る。十年前の夏この家に行って二晩とまり、羚羊(かもしか)の角でこしらえたパイプを貰ったことがある。東京から十六里の山奥でありながら、羽田の沖の帆が見える。朝日は下から差して早朝はまず神棚の天井を照らす家であった。この家の縁に腰を掛けて狩の話を聴いた。小丹波川の源頭の二丈ばかりの滝が家の左に見えた。あの滝の上の巌には大きな穴がある。その穴の口でこの熊〔今は敷き皮となって居る〕を撃ったときに、手袋の上から二ヶ所爪を立てられてこの傷を受けた。この犬は血だらけになって死ぬかと思ったと言って、主人が犬の毛を分けて見せたれば、彼の背には縦横に長い瘢痕があった。あの犬にも十年逢わぬ。この親切な椎葉の地侍たちにもだんだん疎遠になることであろう。懐かしいことだ。
 
(『後狩詞記』 柳田國男 より )

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