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御心の中、おしはからひてこそ候へ。あらいたはしや一寸法師は、姫君を先に立ててぞ出でにけり。宰相 |
古典
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かくて年月送る程に、一寸法師十六になり、せいはもとのままなり。さる程に宰相殿に、十三にならせ |
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かくて鳥羽の津にも着きしかば、そこもとに乗り捨てて、都に上り、ここやかしこと見る程に、四条五 |
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さりながら、生れおちてより後、せい一寸ありぬれば、やがてその名を、一寸法師とぞ名づけられた |
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中ごろのことなるに、津の国難波の里に、おほぢとうばと侍り。うば四十に及ぶまで、子のなきことを悲しみ、住吉に参り、なき子を祈り申すに、大明神あはれとおぼしめして、四十一と申すに、ただならずなりぬれば、おほぢ喜び限りなし。やがて十月と申すに、いつくしき男子をまうけけり。 |



