|
子、子産を謂ふ。
君子の道 四あり、其の己を行ふや恭、其の上に事ふるや敬、
其の民を養ふや恵、其の民を使ふや義。
(『論語』 公冶長第五 より )
孔子がひそかに子産を評して言われるには、「子産には君子の道に合する行いが四つある。己の身を持つには恭謙である。上の人に仕えるには謹恪(つつしむこと)である。民を養い育てるにはこれを愛しこれを利する。民を治めるには義をもってこれを正しくする。」
孔子が子産を称美したのである。子産は鄭の大夫の公孫僑という人である。
子産はその字である。春秋時代の賢人である。
子産は鄭の上卿で位も高く材も人にすぐれていたけれども謙遜して驕る心がなかった。また鄭の君 四代に仕えて己の権威が重くなったけれども君に対して敬意を失うことはなかった。また鄭が乱れて君は出奔し民は困窮したから恵みをもって民を養った。また当時鄭国には強族が多く身分に過ぎた行いをする者があったから、義をもってこれを治め整えたのである。
民を治めるのに、利益をもってすることは愚かなことだ。
|
悠塾の心得4
[ リスト | 詳細 ]



