「なんとかなるだろ」 イングランドの田舎に家族居残り

国際化社会。子供らに重要なのは英語なんかでない。大切なのは人間性だ。専門知識があればなお良い。ちゃんと将来を担う若者が育つ社会に

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野球の手袋

15歳の上の息子は約1ヶ月におよんだGCSE試験がようやく終わった。これは全国一斉試験で後で大学進学などで非常に重要な意味をもつ大事な試験。ほっとしてそのまま友達と映画Terminator4を見に行ったようだ。
夕食を食っているとその話を聞かされた。Terminatorは第一作を20年くらいまえに日本で見て以来みていないのでさっぱり筋がわからない。

下の息子は夜、バイオリンの練習をしていたが、「うまくできない」と泣きながらボクのところへきて「手伝って」という。かみさんは用事で出かけているのでボクしかいない。
バイオリンはフレットなるものがないので、自分で音を聞きながら音程を合わせ、そしてリズムをとらなければならない。音楽音痴のボクからすると神業の世界だ。
うまくできないのでボクに「ピアノで弾いてほしい」という。うちには安物の電子ピアノがある。
かみさんと上の息子が弾ける。いつもはかみさんが弾いてやるのだ。
一音一音の簡単な楽譜だったのでなんとかやってみたが、バイオリンの練習の役に立ったのか余計に悪くしたのかは不明。
でも本人は満足したらしく「じゃ次はこの曲」と見せた楽譜はおたまじゃくしが密集して並んでいた。
「無理」というと、「とにかくやってみてよ」としつこい。しかし、何からどう手をつけていいかわからない。上の息子に声をかけてみたが「忙しい」と。何が? GCSEも終わったのに。
しかたなく下の息子には「自分でなんとかしろ」と言って「I am not your music department, I am your sports department」と言い訳した。

最近週末公園で遊ぶとき、サッカー以外に野球もやる。公園に行くときはバックパックに野球とサッカーのボール、野球のグローブ2個、バット二本を入れていく。グローブとバットはそれぞれ息子用とボク用だ。
8歳に息子は野球はほとんどやったことがないが筋がいい。投げ方で「まず胸を出し、次にひじ、最後に腕と手首がこうでてくる」とやりながら説明したら、すぐ飲み込めていいボールを投げだした。
キャッチボールのグローブさばきも正面、右横、左横、上、下とグローブの構えを教えたらそれまで受けられなかったのが、様(さま)になった。
打つのは3年くらいまえに教えたことがあるが、ボクが投げてやると結構うまくバットに当ててくる。
構えやスウィングは一応 形になっている。
先週の日曜も午後から公園でさんざん遊んで夕方帰る時、息子はボールとグローブを持って歩きながらキャッチの練習をしていた。
そして「パパ、パパの野球の手袋はどうしたの?」と聞いた。
一瞬「?」と思ったが、あーなるほどと思い「パパの手袋はバックパックにしまってあるよ」と返事をした。

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