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今日の会計学の授業はまったく学校に来た意義を知らしめてくれた。
コストに関する考え方が今日のテーマ。absorbtion costingとactivity base costingの違いを習った。
目からうろこというか、いままで工場の原価率計算表や工程単金配分など穴があくほど見ていた思っていたが、自分が何を見ているのか全く理解していないかったことを教えてもらった。
あげくに最後にやった計算演習は全くできなかった。確かに疲れていたのと、電卓が電池切れで機能しなかったという理由はあるが、それにしてもひどかった。
まあ、しかし習うことがなければ学校に来る意味もない。
仕事も忙しいので朝の6時から夕方の6時までみっちり仕事をやった後で3時間の授業のさらにその後半はやはり疲労がピークだ、と言い訳しておこう。
さて、前からくどいように言っているがボクは英語は苦手できらいである。
が、別に生まれながらにそうだったわけではない。
そうなるにはそれなりの物語があるのだ。なんのこっちゃ。
中学に入学したてのころは英語という未知のことに非常に興味をもち、かなり一生懸命勉強した。
それには理由がある。それは担任の先生だ。
かよこさんという名のその先生はボクが中学1年のときは、大学を卒業してまだ3年目の若くてかわいい先生だった。こちらが新入生ならかよこ先生もその中学に赴任したて。
彼女の担当は英語。
たしか5月ごろのことだと記憶している。家庭訪問があった。どういうわけかボクが地理に不慣れな先生を各家に案内する役になった。全部ではないがクラスの半分くらい。家庭訪問といっても各家庭での滞在時間は10分くらいで様子を見て回る程度だったと思う。
春のすがすがしい季節にある意味でそれぞれにういういしい二人の男女が連れ添って歩くわけである。これがデートでなくてなんであろうか。
状況的には完璧だ。
・まず、二人とも若い。(13歳と25歳?は若いでしょう)
・よりそって着かず離れず一緒に歩く(はぐれないように)
・女性は男性にたよりきっている(先生は訪問先がどこかわかわからない)
この初デート?以降、ボクは実に一生懸命英語を勉強した。理由は当然、彼女に喜んでもらえるように。
しかし安っぽい乙女チックな漫画のように、この手の話にはきっちり落ちがつく。
忘れもしない翌年の2月。かよこ先生からおもわぬ告白が。
「今度、結婚します」と。がびーん。
もちろん学校のホームルームでみんなの前でだが。
ボクの記憶が正しければ春休みには新婚旅行に行ったはずだ。
二年生になりボクはすっかり英語の勉強のやる気をなくしてしまった。
しかも、またこのくらいの年の子供に有り勝ちな「いじめ」を始めた。
そう、かよこ先生をいじめたのだ。何をやったか全部は覚えていないが、印象的なのは放課後の教室での出来事。
先生を囲んでちょっと口のうるさい生徒連中がわいわいと話をしていた。
で、ボクが「新婚旅行では旦那さんと一緒にお風呂は入ったの」と聞く。先生が顔を赤らめたので、たたき込むように「ベットでは何をしたの」と聞いた。
先生がますますはずかしがるので皆なではやしたてた。
これ以外に、、、、、
・英語の宿題はやらないことに決めた。
・授業中、先生にさされても返事はいつも「わかりません」。
その他いろいろやったと思うが、忘れた。
ということで、初恋とともにボクの英語学習意欲は砕け散ったのだ。あー青春のほろ苦さよ。
おかげで大学はわざわざ英語の入試がないところを選ぶほど、英語下手は本格的だった。
最近、中学時代の友達から同窓会の話を聞いた。会自体は少し前にあったのだが、なんとかよこ先生をご招待したようだ。「あいかわらずかわいかった」らしい。
やっぱりボクの目に狂いはない。あのとき、もう少し早くめぐりあっていれば、、、
今、思うに学生時代、英語が苦手だったからこそ、今すこし話せるようになったのではと思う。
30歳で渡米して英語の壁にぶつかったとき、とにかく肩に力が入らず、ある意味新鮮に取り組めた。もちろん、そのときのストレスは想像を絶するものだったが、心のどこかに「おれはもともと英語は苦手だから」と開き直りがあったと思う。さんざん勉強したのに、という気負いがない分非常に素直に取り組めたとも思う。
そういう意味では結局ものにならなかった中学の時代(英語はもとより、かよこ先生も)もそれなりに意味があったのではと身勝手に結論づけている。
しかし、もう一度あいたいな。
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