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以前このブログに「今は大衆が経済を左右する世の中」と書いた。 つまり、産業革命以降、最初は資本家が作ったものを有無を言わせず買わされる経済から、自由競争により企業が売れるものを競争する市場となり、情報技術革新が市場を支配し技術の限界が市場を支配する世の中から除々に大衆消費者が市場価値を決める世の中、それが今だ。 好むと好まざるにかかわらず、儲けたいなら市場の欲するものを作る必要がある。 一方で大衆主導の市場では、市場の形成は大衆世論の形成と深く結びつく。 と、いうことはこの市場形成原理をうまく利用する(言葉が悪いがようよく理解していれば)ことにより売れ筋を作ることは可能である。 さて、以下の記事によると http://www.everythingicafe.com/blog/iphone-takes-72-of-smartphone-market-in-japan/2010/04/23/ iphoneは日本の高機能携帯電話市場の72%を獲得したそうだ。 これは尋常でない。 前の記事に書いたようにボクも見方ではiphoneは全くお客(ユーザー)の利便を無視した商品開発をしている。唯一、優れているとボクが思うのはあのGraphic User Interface、つまりtouch pad使い勝手である。それはそれで重要な要素に違いがないが。 ボクの一番納得のいかない点は5万円を超える値段だ。 Apple のiphoneが提供する全ての機能あるいはそれ以上を提供する携帯端末が2008年の後半には他社から少なくとも2万円以下で売られていたと想像する。なのになぜ多くの消費者はiphoneを求めたのか? Network effectというのがある。 これの代表はMicrosoftのMicrosoft Officeアプリケーションだ。Word,Excell,Power Pointなど。 たとえば車市場で自分がBMWを買ったとする。そのあと自分の知り合いがBMWを買ったとしても、自分には何の得にもならない。損にもならないが。 ところが、知り合いがWord,Excell,Power Pointを使える環境すなわちMicrosoftのWindowsを使っているということは自分の得にもなる。自分が苦労して作ったPower Pointのプレゼンテーション資料を知り合いにも見せることができる。知り合いはそれを基に更に「かっこいい」プレゼンテーション資料に作り変え、自分はそれをみて「なるほど。そういう風にすれば」とさらに次に改善をする。 これをNetwork Effectというそうだ。 知り合いでなく全世界で何億人というひとがWindowsを使っているのでそのNetwork Effectは膨大である。 Appleは発売から1年後にアプリケーションソフトを開放した。つまり、だれでも作れるようにそのインターフェイスを公開している。しかし、アプリケーションの販売はApple Storeが牛耳っている。 そこでボクはAppleのマーケッティング戦略について仮説を立てた。 それはNetwork Effectに基づく新しい「見かけ市場開拓手法」と想定している。 そこにこのアプリケーションソフトの開放(インターフェイスの公開)が重要な役目をしているのでは、と。 もちろんiponeの成功の秘訣はこれだけでない。 Hypeつまり「あやかり人気」もかなりあると思う。何にあやかったかというとipodの成功だ。 Machintoshコンピュータなどを知らず、ipodだけでこの会社を知っている購買層もかなりいると思われる。 しかしそれだけではない。 Network Effectをうまく利用して本当は全くの新規でないにもかかわらず(それなりに新しい市場であったが)あたかも新規市場のリーダー的イメージを大衆に植えつける、で、専用の購入ルートでないとアプリケーションが買えない状況をつくり消費者に利用者は「ファーストクラス感(優遇される社会階層への帰属意識)」を与えるにという戦略というのがボクの仮説を立てるにあたってのとっかかりだ。 この戦術をとる場合、値段はある程度高いほうが効果が出る場合があるとボクは思う。 ということで今日は疲れたのでここまで。
また、来週?? |

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