「なんとかなるだろ」 イングランドの田舎に家族居残り

国際化社会。子供らに重要なのは英語なんかでない。大切なのは人間性だ。専門知識があればなお良い。ちゃんと将来を担う若者が育つ社会に

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ケンブリッジ

ケンブリッジはイングランドの中部にある町だ。仕事で一度(ひょっとしたら二度)行った。
実はあんまり覚えていない。行ったのはイングランドに住んでいた時でなく、アメリカに住んでいた時だ。
だから15年くらい前か。出張でアメリカのテキサスからロンドンの南のGatwick空港へ飛行機で行き、そこから電車を乗り継いで行った。
ロンドンの電車は朝のラッシュで混んでいたし、途中で乗り換えたロンドンのKingsCross駅(確か??)では雨のなか荷物をひきずり外を走った覚えがある。しかしケンブリッジの町のことは全然覚えていない。
インターネットによるとこんな景色だそうだ。イングランドはどの町も変わり映えがしない(内緒)。
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Cambridgeとはその名のとおりCam川にかかる橋Bridgeの事だ。これが町の名前の由来だそうだ。
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18歳の息子は今年の7月にイングランドの高校を卒業した。これが卒業式典の風景?だと思う。3週間前にBirminghamの家族を訪ねて行ったが卒業式典の話題はでなかった。キャンプとかで遊んでいたのでそれどころでなかった、というか。写真は大量にもらった中にあったやつでかみさんがとったもの。どうみても卒業式典だろう。
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式典がおわって友達と談笑なのはどこでも同じ光景。
一番左の背の低いのが息子。俺に似たら背も伸びたのに。チビはかみさん似だ。
卒業ともななればもてる奴は女の子に取り囲まれる。しかし男子高なので女の子にもてない息子も何も臆する必要がない。
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思いかえせば4年前、息子は中学2年だった。 ボクの出向で突然のイングランド行きが決まり、かみさんの「カミワザ」とも呼べるリサーチで学校を探し、そこへ試験をパスして編入。カリキュラムの違いで特に理科系の授業には苦労した。アメリカで10年くらした息子は英語(実はイングランドの英語は全然違うが)そのものには苦労しなかったとはいえ。

そればかりではい。
先生との面談ではしょっちゅう「宿題はやってこない」「発言がなく、授業に参加しない」あげくのはては「授業中寝ている」とまで言われなんど息子を殴ろうとしたことか。
しかし、去年の10月ごろ「おれやってみたい」と突然言い出した。
下手するとビザの関係でこの高校に居れないかもしれない状態だったのはその6か月前。校長先生のところに何回も押しかけた、やくざ夫婦(ボクらのこと)の「せめて高校を卒業させたい為のごり押しのビザ発給権獲得交渉」があった。授業中居眠りする生徒にわざわざビザ発給権を獲得するか?という状態。

今は8月。18日にこの秋からケンブリッジ大学に行くことが決まった。

昨日、会社で昼休みにインターネットで調べた。すごい大学だ。
創立は800年も前。
卒業生にはアイザック・ニュートンやチャールズ・ダーウィン、ジョン・ケインズ(経済学者=マクロ経済 政府の経済への介在の必要性をといた=MBAで習った。2008年のリーマンショックで各国が財政投入をしたのはまさにケインズの理論の実践)などがいる。

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息子の通っていた学校にはOxfordとCambridgeに合格した歴代の生徒の名前がこのボードに刻まれる。
ここは毎年20名程度をOxBridge(オックスフォード大学とケンブリッジ大学のこと)に送り込む進学校だ。

アメリカの現地校や日本のインターナショナルスクールではいつもトップグループだった息子はこの学校に編入したとき最下位グループだった。 別にOxBridgeに行かせるつもりはなかった。トップしか知らない息子を見ていて、ボクは「若いうちにそういう経験は大事だ」と思っていた。
我が家では子供たちに勉強しろ、とは絶対に言わない。
むしろ外で遊ばない場合に子供に「Nerd(がり勉のインポ野郎という意味)」と言って馬鹿にする。前にも言ったが我が家は夫婦そろって口は悪い。

息子は「おれやってみたい(ケンブリッジを目指してみたい)」で真剣に勉強したようだ。

高校の担任の先生の卒業アルバムにあったコメントがいい。(アルバムを制作した当時は最終的に決まっておらず、ケンブリッジから条件付きオファーが出ている息子のことを)「Presumably he was not sleeping during the interview あきらかに彼は大学の入学面接では居眠りはしてなかったようだ」と。
昨年の12月にケンブリッジで面接と試験があった。かみさんが車で連れて行った。ケンブリッジとかの試験は意表をつく問題がでるそうだ。「あなたが恐竜だったらどうやって6500年前の絶滅を回避しますか」みたいなのがでてくると。後で息子にどんな問題だったか聞いてみよう。



きっと息子にもこんな人がいるのだろう。そういう人たちに支えられているだ。両親も含めて。
you open my eyes
you open the door
you always stand by my side
you set me free

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