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情報・通信関係の仕事をしているのに携帯電話とかポケベルはきらいなボク。 |

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こんにちは、ゲストさん
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情報・通信関係の仕事をしているのに携帯電話とかポケベルはきらいなボク。 |
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WASPとはWhite Anglo-Saxon Protestantの頭文字。 |
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イーファン・シャイヤーという男の話の続き |
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イーファン・シャイヤー(Ephraim Schier)という男のことを書こうと思う。 ローナから二通目のEメールが来た。おかあさんの葬式は明日の火曜日だと書いてあった。それから長男のジョーダンはおじさんのところに住んでいて生活費の面倒もすべて見てもらっているそうだ。 おじさんとはつまりローナのお兄さんのこと。ジョーダンは最近、母親であるローナに会っても怒りっぽく不満をぶつけるだけでろくに話もしてくれないらしい。きっとおじさんから変な入れ知恵をされているとかんぐっている。Eメールにはまたようやく定職にあるつけたとも書いてあった。本国であるスコットランドに帰って3年かかった。世界的不景気の影響か、特に資格もこれといって職の経験もないローナにとっては故郷とはいえ職探しは簡単ではなかったようだ。 久々にスコットランドのアバディーンに住むローナから来た一通目のEメールには1年近く癌をわずらっていたおかあさんがとうとう亡くなったと書かれてあった。返事を送るともう少し詳しく書かれたこの二通目がきたというわけだ。 迷いに迷ったすえの決心での故郷スコットランドへの移住。身寄りもほとんどいないアメリカに比べ、親、兄弟の居るアバディーンは母親だけで息子二人を育てなければならないローナにとっては安住の地であったはずだ。あまり仲の良くなかったとはいえ、実の母の死は相当にショックだろう。長男のジョーダンは難しい年頃のど真ん中の17歳。実の兄弟たちは彼女に冷たく当たるばかりのようだ。次男のマシューがあいかわらずやさしいことだけが唯一の救いに思えた。 ローナの母親や兄たちはアメリカ人と結婚してアメリカに渡って行った末っ子のローナを「おばかな娘」としか思っていないようだ。3年前に子供たちを連れて帰郷した彼女を最初こそ歓迎したものの、子供の教育方針で対立し、仕事を見つけられない彼女を馬鹿にし、あげくに長男のジョーダンを一番上の兄が引き取ってしまった。こんなはずではなかったとローナは泣いても泣き切れないようすだ。スコットランドの田舎には昔ながらの女性を軽視する風習もあるらしい。キリスト教プロテスタントのPresbyterianが多いアバディーン地方ではユダヤ人と結婚した人というとそれだけで蔑視されるかもしれない。 夫であり子供たちの父親のイーファンが生きていたらどんなに心強かっただろう。そもそもイーファンが生きていたらアメリカを離れる必要もなかった。遺産相続の手続きをやった夫の友人の弁護士が実は遺産の一部を勝手にくすねていた。そんな裁判までやるはめになったんだから、もうアメリカに一人で居たくないとなる気持ちはよくわかる。 シャイヤーなんて苗字はおそらくスコットランドにはないだろう。イーファン・シャイヤーはユダヤ系アメリカ人。生まれはニューヨーク近郊のロングアイランド。でも他の多くのユダヤ系アメリカ人、じつはユダヤ系だけでない、イタリア系もそうだ、がそうするように一生ロングアイランドで暮らすなんてことをイーファンはしなかった。 化学修士の学位をとって大学を卒業後、石油産業に従事する。モービル石油(だったと思う)の北海油田プロジェクトで危険物取り扱い資格者としてスコットランドのアバディーンに駐在した。そのとき地元の娘、ローナと出会い結婚。その後アメリカに戻り、今度はテキサスで化学薬品会社に勤めた。 たまたま長男のジョーダンとキンダーガーテンが一緒だった日本から来た子の父親の半蔵と知り合った。二人はどういうわけか気があい、子供たちを同じサッカークラブに入れたり、一緒にキャンプにいったり、普段もプール(シャイヤー家にはプールがあった)やBBQなどでいつも一緒だった。テキサスはプールなしでは過ごせない。 近所に住んでいたので日曜の朝なんか散歩がてら半蔵が子供を連れてシャイヤー家に来る。台所でイーファンの作ったホットケーキを食べているとパジャマ姿でぼさぼさ頭のローナが二階から降りてきて何かぶつぶつ言ってはまた二階の寝室に戻っていく、ということがよくあった。 しかし、40歳を目の前にしてイーファンはこの世を去った。もう7年ちかくまえ。リンパ腺系の癌だった。そこからローナの苦悩の日々が始まる。 “ローナ頑張れ” イーファンが天国で応援しているぞ。 |
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最近と言ってもここ2年くらいのことだが、インドや中国、インドネシアの人などと話をするほうが面白いと思うようなった。アメリカ人やイギリス人とはある意味すっかりなれてしまって、それはそれで気楽でいいのだが、「えーっ」という驚きが少ない気がする。 |
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