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未完成・黒塗りの基本設計に8億円余の支出は違法!
 尾張名古屋は城で持つ――と言われるその名古屋城が地震でもないのに大揺れに揺れている。名古屋城は1945年アメリカ軍の名古屋大空襲で焼失したが、14年後の1959年、燃えにくい鉄筋コンクリート造り、外観は従前どおり――の現天守閣が再建された。
 以後年輪を経たので耐震改修の要はあるが、壊して作り直す必要はない。ところが現市長が観光の目玉・「木造」再建を唱えて選挙に勝ったことから「木造」への突撃が始まった。しかしもともと無理な話なので計画はボロボロと崩れ、日経新聞が「漂流」と書く(9月21日)ほどの「木造再建危機」、つまり現天守の「保存・長寿化」とのシーソーゲームとなって来た。そこへ今回の158人による住民監査請求のパンチが見舞う。

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 ↗  住民監査請求提出後、記者会見する請求人の人たち   

3つのパンチ ―― 監査請求エレベーター石 垣  
 もともと、「木造」再建は難題が付きまとう話であった。何故か、江戸時代に殿様が木造で城を造るのなら問題は起こらない。しかし今21世紀に名古屋市が木造で地上6階以上の高層建築を建てるとなると、難問がいくつも立ちはだかる。       
まず第一に、それは合法か違法かという問題である。建築基準法で木造は3階までと決まっており、4階以上の木造建造物を新たに作ることは出来ない。作れば違法建築となる。                                            
 但し何事にも例外はあるもので重要な文化財の復元の場合、国(文化庁)の認可があれば木造も可である。名古屋市は文化庁の認可を得ることを前提にして計画を立てて業者を決め、準備を開始したのであった。そこへ3つのパンチが来た。      
第一のパンチ 住民監査請求  文化庁の認可が得られなければ木造再建は絵に描いたモチになる。平たく言えばバクチ話だ。それなのに基本設計の費用8億円がすでに支払われた。これは違法な支出だから市へ戻せ。関連する実施設計15億余円、木材費94億余円も支出するな――と、158人が監査を請求した。        
    
第二のパンチ エレベーター  障害のある人たちの団体から「木造再建の天守にエレベーターを付けてほしい」という要望が出た。市長は「史実に忠実な再建を目指す。エレベーターは着けない」と拒否、バリアフリーの「新技術」を模索しているが消防法、バリアフリー法をクリアーできる確証はない。                    

第三のパンチ 石垣保全 戦災で焼失した天守は国宝だった。現在の天守は国宝ではないが戦災復興のシンボルとして重要な価値のある建造物であると、国も市も認めている。これを壊して再建(新築)するなら、その木造天守は国宝でもなければ重要文化財でもない、いわゆるレプリカである。                      
 一方石垣は戦災でも消滅しなかった重要文化財であり、これを損傷することは許されず、保全に最善を尽くさなければならない。ところがこの石垣の扱いについて文化財の保全を重視するという専門家(石垣部会)と天守木造再建を急ぐ市長との間で意見調整に手間取り、文化庁への申請が出されないまま予算の執行が先行している。このため計画は地雷を踏み踏み進むような危なっかしい状態にあり、メディアも最近になって「漂流」「絶望的」などの言葉を使うようになってきたー―というのが実情である。                                20180923   
 
※ 監査請求の人数、当初154人と記しましたが最終的には158人と確認されました。追加補正いたします。                               

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