更紗とアジアの良布

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2006年5月27日(土)、インドネシアのジャワ島中部ジョグジャカルタの南部を中心に、

強い地震(リヒタースケール6.2)が発生しました。 6月1日時点で、死者は少なくとも6000人に

達したとの情報が入っています。


私どもは、このジョグジャカルタ地震の被災者救援のため、バティックの売り上げの一部と、

コレクションのポストカードの販売金を義捐金に充てることにいたしました。展示会期間中、

表立って寄付を募りませんでしたが、有志の協力もあり、本日までに21,250円の義捐金を集める

ことが出来ました。引き続き7月末まで義捐金を募り、確実に、直接、被災者の手に届けるために、

リチャード・スシロ氏(オフィスプロモシ代表・ジャーナリスト・東京在住)に託したいと考えて

おります。詳細は文末をごらんくだい。


 また、この地震により、お付き合いのあるバティック工房が一部損壊し、ほこりを被ったバティック、

破損してしまったバティックが多く出ているとのことです。

工房が一日も早く復旧できるように、お役に立ちたいと考え、現在、それらを集めたチャリティー

バザーを10月頃に予定しています。手工芸、クラフトを楽しむには、何の問題もなく、またとない

価格でご提供できることと思います。


写真画像は、コレクションのポストカードです。6枚350円、6枚300円の2種類のセットがあります。

(写真は350円のセットです)。販売しました全額を寄付に充てたいと考えております。

ご希望の方には、郵便にて送らせていただきます。

郵送料をご負担いただくことになりますが、ご了承いただけますようお願い申し上げます。



これからのポストカードの売上は、バティック工房再建のための、買い上げ協力費、

チャリティーバザー運営費に充てたいと考えております。

このウェブ上で、会計上の詳細等をお知らせしていきたいと考えております。

何卒よろしくお願い申し上げます。


Collection Saya

 古賀 るみこ

ご連絡はコチラまで  Mail:コレクションサヤ(小文字)@yahoo.co.jp 

*セキュリティ対策のための表記です。コレクションサヤ=collectionsayaです。

すぐに返事できないこともありますが、何卒ご了承願います。






---リチャード・スシロ氏が、地震直後に開始した募金活動は、多くの方々のご厚情により、

約4千万ルピア(約54万円)の義捐金が寄せられたとのことです。ジョクジャカルタに赴き、

6月13日ジョクジャ・カトリック教会のサリヤント神父へ手渡されました。詳細は、http://yogya.us

で報告されています。義捐金をお寄せいただいたの皆様のご氏名、義捐金額は、このウェブサイト上に

掲載されています。

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 インドネシアで、バティックの父とも言われるイワン ティルタ氏の来日記念講演が、

2005年6月10日(金)、日本記者クラブ プレスセンター(東京・内幸町)で開かれました。

ユドヨノ大統領の初来日にあわせて、経済視察団の一員として来日でした。


 イワンティルタ氏は、インドネシア大学法学部助教授当時、美術にも興味を持ち、

1960年後半から、中部ジャワの王宮舞踊の研究をするうちに、衰退するバティックの現状を憂い、

残されているバティックのバターンの収集や、バティックをめぐる執筆をしています。

さらに、それまでの職をすて、バティックデザイナーへと転身を遂げたのです。


 彼のデザインになる華麗で優美なバティックは、世界的に知られ、各国からの招待を受けて

展示会やショーを開催しています。これまでに、日本で2回のショーを行っており、NHKの企画番組

でも取り上げられています。イワンティルタ氏の経歴と、展示会履歴等は、とても長くなるので、

こちらでは省かせていただきます。


 わたしは、来日記念講演にあわせて、日本でのバティックの現状を文書にまとめるよう関係者から

依頼があり、イワンティルタ氏に送付していました。来日の打ち合わせで、初めて同氏にお会いする

ことになりました。風格と風貌に圧倒されましたが、とても気さくな方で、わたしの緊張をほぐそうと、

冗談を言っては場を和ませてくださいました。


 講演では、イワンティルタ氏、通訳に加え、わたしが日本語でのサポート役として、前方に座る

ことになりました。講演と質疑応答に2時間。バティック工芸の定義、文化的位置付け、ジャワ更紗の

特徴をエピソードを交えながら話し、バティックの確かな技術、基準や規則があり、ジャワ文化との

結びつきが強い一方、宗教による規制や制限はない−−などと説明。布のモチーフについて話には、

会場の皆さんもメモをとりながら聞いているなど、関心を示している様子でした。


 近年、インドネシア商工会議所は、インドネシアの3つの工芸分野「バティック」「木彫芸術」

「ジャムウ(ハーブを調合したインドネシア版漢方薬のようなもの)」を、『国家の文化的象徴』に

提唱しています。そういった、産業としてのバティックに話にも触れていました。



 イワンティルタ氏は、75歳には見えない若々しさです。

「また、日本で、このような機会を持ちたい」と話していました。

次の機会には、彼のデザインした優美な作品を見せていただきながら、

デザインやモチーフの由来などを、もう少し聞くことができればと考えています。

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