更紗とアジアの良布

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イメージ 1

イメージ 2

 チレボン イエローといわれる、練色のような柔らかな黄色に仕上がった、

 ジャワ島 西ジャワのチレボンのバティックです。

 
 この色を指定してオーダーしても、毎回、色が異なります。

 赤茶が強くなったり、青みを帯びていたりと、出来上がりも様々。


 写真の布は、7〜8年前の出来上がりのものです。

 とても良い出来上がりなので、今のところ手元に残しています。

 細いチャンティンで、手を抜かずに描かれた模様をお楽しみください。



---写真2枚目追加しました。上から2枚目です。日中の光の中で、実物により近い色になりました。


素材:綿
技法:手描き(トゥリス)
特記:チレボンイエローで、模様の細かくな特上品




 

 
 

生命樹

イメージ 1

こちらのカラムカーリー(インド更紗)は、3年前にオーダーし、最近、出来上がったものです。

筒描きで、天然染料のみで染めています。


全体に広がる百花繚乱の花。

樹木は、うろこ状の山の上にそびえています。

この山は、獣の屍や木から落ちてできる腐葉土などといわれ、

「再生」を表しているそうです。


アジアを旅していて、気に入った布の模様に、

「生命樹」と言う構図があることを知りました。

地域や民族、宗教を越えて、見ることができる模様です。


展示会のテーマのひとつにしています。

わたしが「生命樹」の模様を集めていることを知っている友人、

知人たちも、旅行の際に見つけて買ってきてくれることもあり、コレクションも増えました。


実をつけ、花を咲かせ、人間より大きく、長く生きる樹木。

鳥や獣も集います。

描かれる樹木は、地域などによって異なりますが、

豊穣祈願、不老長寿を祈る気持ちは、だいたい同じようです。


このカラムカーリーは、出来上がり間もないころは、ミルクの匂いがします。

綿の布を天然染料で染める場合、たんぱく質を含んだ液に浸し、天日で乾かすと、

きれいな色に染まるのですが、インドの場合、ヤギや牛のお乳を使うためです。

媒染の時にも、ミルクを用いることもあるようです。


日本では、水につけた大豆を一晩寝かせ、ミキサーで混ぜて、

絞った豆汁(ごじる)を使います。


なかなかよい仕上がりに、とても満足している一枚です。

素材:綿
技法:カラムカリ(手描き)
特記:昔ながらの技法で、天然染料で再現しています。

シンデレラ

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

オランダ入植後のインドネシアでは、ヨーロッパ向けの更紗が作られていました。

東インド会社(オランダ)からの注文もあったといわれています。


当時のヨーロッパの流行だったのでしょうか、更紗には、シンデレラや、赤頭巾ちゃん、

フラワーブーケ(花束)などの模様が多くみられたようです。


こちらの更紗は、オーダーし作ってもらったものです。

シンデレラと王子様に、フラワーブーケが描かれています。

背景となる地模様や、布の縁にも手を抜かず、丁寧に描き、染めています。


それまでのバティックには、土に根付いた草花や、蔦がはったように咲き乱れる花々を

描いていました。切花を組み合わせたフラワーブーケという、西洋文化が入ってきた様子を

うかがい知ることが出来ます。


インドネシアの人々は、シンデレラ、赤頭巾ちゃんの話を、当時、どれだけ理解して、

製作していたのかな?−−と、想像してみることもあります。


以前、インドネシアの工房でシンデレラについて聞いてみると

「王子と王女のラブロマンスでしたっけ?」

「王女の悲しい話では?」と、首をひねっていました。

ちなみに、インドネシアでは、「シンデレラ」が「チンデレラ」と聞こえます。

発音しにくいのかもしれません。


こちらのバティックは本来、サロン(腰衣)として着用するものです。

ちょうど、フラワーブーケの描かれた部分が、身体の真横にくるように着ると、粋に着こなせます。


布全体をお見せできないのが残念です。

雑誌「urma(うるま)」2003年3月号に、この布の全体像が掲載されています。

大きな布が撮れるスタジオで、プロのカメラマンに撮っていただかなければ、

この布が持つ良さを写真で伝えるのは、素人の私には無理なようです。


素材:綿
技法:手描き(トゥリス)

金更紗

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イメージ 2

 ペルシャ、インドに由来する生命樹の模様です。

 中央に描かれている樹木は、ペーズリーの原型とも言われる糸杉。

 糸杉の中の模様は、宇宙観が描かれていると言われています。


 落葉せず、不死のイメージがあることから、西アジア地域では

 神木として崇められてきたようです。


 一家の健康や繁栄を祈り、壁に掛けたり、間仕切りのための

 暖簾などに使われてきた大判の布です。


 色づけの型押し後、さらに金粉の型押しが全体に施されています。

 おそらく純金ではないかと思います。


 近年の金更紗といわれるものは、鮮やかな金ラメの接着剤のようなものを、

 あとで模様に沿ってのせているものがほとんどです。せっかくの更紗を台無しにして

しまうのではないかと思うものもあります。


 以前から、インドやインドネシアで、金更紗つくりに挑戦してみたいと思っていました。

 そんなとき、アラブの富豪(!?)が贈答用に、インドにオーダーしたもののうちの1枚を譲り

 受けました。写真の布です。


 そういう特別なオーダーがなければ、いまでは作られることはないでしょう。


 全体像の写真は、夕暮れ時に、外の光だけで撮りました。

 模様が鈍く光り、浮かび上がるように見えます。

 写真でうまくお見せすることができないのが、残念です。



 インド更紗 型押し、カラムカリ(筒描き) 近年のもの


 
 

イメージ 1

写真に映っている右の布は、古きよきkenbun(クンブン)を、オーダーしたときに基にした写真と、
左の布は、オーダーから一年後に出来上がったクンブンです。

オーダーしたものと、似ても似つかないものが、出来上がってしまいました。

これらの布は、さらに染をかけ、

                数奇屋袋などに変身の予定です。展示会をお楽しみに! 
  
                           
  

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