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"Sappho A New Rendering" (1920) by Henry de Vere Stacpoole / Japanese Translation by cygnus_odile 53. 断片
LIII
FRAGMENT
Upon thy girl friend's white and
tender breast,
Sleep thou, and on her bosom find
thy rest.
汝の女友達の白く優しい胸の上に、
汝よ眠れ、そして彼女の胸に抱かれて
汝の安らぎを見つけよ。
───────────────────────────────── 新訳 サッフォー by Stacpoole : 和 訳 目 次 / 英訳詩 目 次 ───────────────────────────────── 【参考その1】 Translated by H.T.Wharton によれば、ほんの短い断片です。 Fr. 83 Sleep thou in the bosom of thy tender girlfriend. (汝よ 心優しき汝の女友達の胸に眠れ。) 【参考その2】 Sappho: One Hundred Lyrics by Bliss Carman では、いろいろと創造が付け加えられてロマンチックな詩となっています。 013. 汝よ胸に抱かれて眠れ (対訳版)/ 縦書き版 ` 【参考その3】 Translated by John Myers O'Hara (1910) では、Telesippa なる表題の元に、サッフォーが そのテレシッパというガールフレンド のことを歌い上げた詩の冒頭部になっています。 【 ご 挨 拶 】 これで、ようやく Henry de Vere Stacpoole の 新訳サッフォー (Sappho, A Newrendering)[1920]掲載のサッフォーさまの英訳詩をご紹介し終わりました(端書〜53)。ブログ開設一周年に間に合わせたかったのですが、最近では少しペースが鈍ってしまい、4月初旬から着手して約三カ月がかりとなりました。その間幾度となく弊ブログを訪問し、ご指摘、ご指導頂いた方々、コメントを寄せてくださった方々に感謝致します。
さて、Stacpoole の著作では、この後に、オウィデイウスの著した「サッフォーからファオンへ」( Sappho to Phaon )の英訳が掲載されているのですが、とりあえず和訳予定は有りません。英訳者は異なりますが、興味の有る方は、エウレカさんのブログに邦訳が掲載されていますのでそちらをご訪問下さい。 次の連載ネタは未定です。サッフォーさまの詩篇についてはまだまだ興味があり、エウレカさんのところで盛り上がっている サッフォーに傾倒した女流詩人 ルネ・ヴィヴィアン の詩集 サッフォー にも興味有るのですが、残念ながら 仏蘭西語 なので、私には読解不可能なのです。(どなたか、まとめて邦訳して紹介して頂けませんでしょうか・・・) |
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おや、これで終わりなのですか。53篇?少ないですね。
とりあえずはお疲れ様でした。先日も書きましたが、サッフォーの断片は親しんでゆくにつれ味わいが増してくるように感じます。もっとも沓掛先生らの日本語訳では、今のところ親しみの増しようもない無味乾燥なものばかりしかありませんが、このスタックプールの英訳は、原文にそこそこ忠実でありながら、しかも英詩としても一応鑑賞できるように仕上がっており、特にこの53番なんか素敵だと思います。サッフォーの霊を追って、さらなる展開を期待しております。
2009/7/11(土) 午前 7:29 [ eur*k*031* ]
はは、もう終わってしまって申し訳有りません。Stacpoole の著には、53篇の詩しかないものですから。掲載されていない断片詩が結構な数になると思います。それらを補遺する意味で、他の人の英訳詩集を漁ってみようかとも考えていますが、しばらく休養してからにしようと思っています。eurekaさん、これまでの叱咤激励有り難うございます。今後もよろしく。
2009/7/11(土) 午後 11:38 [ cygnus_odile ]
eurekaさんのところといい、こちらといい、読んでいるだけで(実は理解ができていなくても)、何だか高尚な気分になれます。サッフォーは、サフィズムなど、名前が一人歩きしている感じですが、お二人のおかげで、かなり認識が変わりましたし、知らなかったことを読ませていただくことができました。どうもありがとうございました。
詩歌を、創作も含めてきれいに補完されていくeurekaさんと、(多少の例外を除いて)欠損部分自体も歴史としてとらえ、「ない」ことを読者に示すcygnusさんが対照的です。お二人とも、すごいことをしていらっしゃるのは同じですが……。
ともかく、今は、お疲れさまでした、とだけ申し上げます。
2009/7/12(日) 午後 10:32 [ chigaharu ]
chigaharuさん、お言葉有り難うございます。興味の赴くままに、サッフォーの英訳詩集をご紹介し続けて来ました。本来英語は苦手で和訳をメモらないと忘れてしまうので、対訳として綴ってきました。読んでいただけてうれしく思います。貴ブログの連載も相当進んでいるようで、また追っかけさせて頂きます。
2009/7/13(月) 午後 11:13 [ cygnus_odile ]