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飼馴されてしまった凍衝くくった精神でさえ唱えるに応えるが相応と見做して流れていくの可というならば、是己が傾末つ泡殊更に紅く蒼く縛られるの判解らなくもなるのです、生ば其昔に聴得たあの言葉の胡散霧散に場を誤魔化しては相対するの心無残に戮すに等しいと何故思至らぬかを今一度問質してもみたいと思うのです、詰り所詮内に孤独り善駆りて憐れむ微細かな慈しみも棄て寧ろ排他の裡険しく暴棄に狂えばそれまでと言い切ってみせるのです、そしてもしこの哀しみさえも享留めてくれるのならばのみ願い尽くしているのです。 |
造像
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吹曝す光景へと遷てしまっていたのはほんの僅かの前に朱染まった山影の何一つ相容れなかったからかもしれません、それでも再び此処へと還得るを待ち侘びていたに違いないのですからこれからの繋ぎ留まるに託してみせたのです。 |
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季節変わったことを判らせてしまう夜の風は同時に十年も前の景色を流し込んで私にあの頃と同じ感覚を蘇らせてしまうのす、それは決して年月における感傷でもなく日々の中で押えつけ縛りつけることで目に触れぬよう苦心してきた真であって、昔日を幻しのように誤魔化すを認めうることは出来ないを告げているのであるなら、今在る全てを薙げて其の侭腐駆るに傾きそうで仕方ないのです、そんな愚業さえ何の亡しにならぬを知っていてもこの感覚が滅えてはくれないのです、詰り横目の螺旋からはこれまでも逃れる叶わない戯れだったのです、そして虚さを核くとした勢さが輝きを見失ってしまいそうなのです。 |
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姿に手を伸ばしそれでも惜間もなくやがてを待たずに遷り行く姿が重なるから私は今夜も向かうのです、その始まりと終わりを刻むことで継ときを紛うこと無いよう、輝り昇れるを影並てみせるが望むのです。 |
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一つを無事に越えて彼らの音は次を得たのですが、一つ一つの繫がりによって支えられていくことの意味を知りながらこの季節を感じながら、意思ある言葉に意志ある音を奏でてみせてほしい、と願っているのです。 |




