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メナムの残照
太平洋戦争のさなか、日本軍はタイ・バンコクに進駐していた。 ある日、美しい娘アンスマリンは日本軍将校の小堀と出会う。 彼女は周囲の地下抗日運動を進める人々と同じく反日感情を 持っていたが、やさしく誠実な小堀に次第に惹かれてゆく。 小堀への思いと日本への反感の間で彼女の心は揺れ動くが、 やがて二人は結婚する。 高潔な将校であった小掘はアンスマリン(“太陽”の意)を日出子と 呼び愛した。 小堀の子供を身籠もっていたアンスマリンは、戦火拡大でバンコクが 空襲を受けた夜に行方不明の小堀を探しに急ぐが‥‥‥。 原題の「クーカム」は「運命の相手」という意味である。 作家トムヤンティが著したこの物語は、タイ人の高い関心と支持による 数度の映画化とTVドラマ化の実績がある。 その人気は、映画化以来タイ人が日本人男性を「コポリ」と呼称した、 というエピソードでも知る事ができる。 主役のチンタラー・スカパットはタイを代表する国際派女優であり、 この映画に於いてもその輝く魅力を堪能できる。 この作品はタイでスラサワディー賞5部門を受賞した。 (ちなみに、原作の日本語訳も出ていますが、訳者の文体が苦手で読み進めない 俺だったのでした…;;;) DVD メナムの残照 (日本語字幕) カラー/130分 オリジナル全長版 ------------------------------------------------------------- 初めてタイに行った時に現地の人から「コブォリィ」、「コブォリィ」、「コブォリィ」・・・ とニコニコ笑いながら呪文のように言われて、ビビりました。 当時の俺には、タイの知識と言えば、東南アジアに有って暑くて、焼きそばの 美味い国というイメージしかなかったのですね。 というのは、プチ断食に嵌っていた頃、先にタイ旅行から帰って来た友人に 「あんな。タイにごっつぅ美味い焼きそばがあってんて。もう、美味くて毎日 そればっかり食うとったわ。」 「ゴクリ…(唾を飲み込む音)」 それ以来、まだ見ぬ焼きそばの呪縛に取り憑かれ、俺は空腹を楽しむ所じゃ 無くなってしまい、夜も眠られなくなったんです。 もう、焼きそばを食べに、タイに行くしか有りませんでした。 旅行中、安宿でタイのマニアに件の「コブォリィ」について質問したところ 上記のタイの人気小説「メナムの残照」の登場人物で、日本人である事。 物凄い人気作で、何回も映画化されている事。 タイの人達は、「メナムの残照」が好き過ぎて、日本男と見ると反射的に 「コブォリィ」と呼び掛けてしまう事、等々を知りました。 しかし、不思議に思ったのが、日本軍に蹂躙された筈の東南アジアの国で 何故、日本人とタイ人の恋愛小説がこんなにも人気が有るのか? という事でした。 そして[良心的日本人]=[有害ロマンチスト]を卒業した時、その理由が初めて 分かったんですね。 日本軍は、東南アジアの人達に恨まれていなかった事。 タイの抗日ゲリラは、アメリカの手下だった事。 そして、何よりもタイの人達は、然程日本人を嫌ってはいない事。 -------------------------------------------------------------------- 一方、タイよりも恵まれた環境に居た、日帝時代の朝鮮人の理不尽さに対して 今度は、逆の疑問を持ち始めました。 考えました。調べました。そして出たのが… [ 結論 ] ------ あいつ等朝鮮人は、根っからの乞食で奴隷なのだと。 本当に、日本人を嫌っている民族ならば、こんな内容の小説「メナムの残照」が こんなにも支持を受ける筈が有りませんからね。 -------------------------------------------------------------- 付記しておきます 俺にはタイ焼きそば[ パッ・タイ ] よりも タイ風ラーメン[ センミー・ナム ] の方が 断然好みに有っていた、という事。 http://kjclub.com/UploadFile/exc_board_64/2011/10/08/131800277933.gif そして、翌年(かな?)大好きになったタイ米のお世話になる事が出来ました。 タイの皆様、その節は本当に有難うございました。 |
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この映画の原作、小説の方は何度も読んで何度も感動しました。
新結婚した父に捨てられて、祖母と母しかいない家族で愛で育てられたのですが、父からの愛情不足でずっと傷を抱いたアンスマリンは実の心が弱いのですが、プライドで自分を守ろうとしています。自分に優しい幼なじみのワナッスにだって警戒心で心が開けないです。2013年版等、映画化になった時にたまたまそこまで描写していませんが、アンスマリンはただアグレシブで、心の強い女性ではありませんが実はそういう設定があって、切なくてかわいそうな深さのあるキャラですね。また、父がないことで母だけでも育てられる。自足出来ることを見せる為に、アンスマリンは困る時でも泣かないように祖母と母に育てられた為、アンスマリンは強くなくてはならない。そしてもっとプライドが高くなったという設定があります。結局彼女は極端の性格です。またナショナリズムを持つこともあって家の近くに造船所を買った侵略して来た日本の軍人の小彫に敵感を持って心底憎んでしまいました。
2013/7/4(木) 午後 0:43 [ To P Po ]
小堀は軍人なのですが、キャラとしては戦いより美術や音楽の方が好きです。ただ、家族はずっと軍人だった為、相続する義務があります。軍人の中でも、戦争の中で戦争の残虐さに乗って変わった人間、戦争を憎しんで、逃げる人間もいるが、彼はその流れの中にいても、自分のままでいられる。男としては強い。頼りになるが心が優しい。自分が勝利者として侵略して来た軍人でありながら、人間に対する優しさを失わない。そのことが小説によ描写してあります。
その小堀は運が悪く(笑)アンスマリンを惚れてしまったら、アンスマリンの憎しみをずっと愛で変えようとしました。小堀の優しさ、紳士さと報いを求めないアンスマリンに対する愛はクーガム(メナムの残照)が昔からたくさんの読者に愛される理由の一つたと思います。
因みに、小堀のその性格によってタイ人は日本人男性に対して彼のイメージを持ってしまったこともあります。愛するキャラだからこそ、日本人の男性を呼称してしまいました。(私は呼んだことがありませんが(笑))
2013/7/4(木) 午後 0:45 [ To P Po ]
私はやはり小説の方が一番お勧めです。原作の日本語訳が良く出来ていないことを聞いたら、凄く残念に思っています。
因みに、クーガムの本当の意味についてですが、ただの「運命の人」だけではなくて、実は「因果を含める」という意味も入っています。クーは「カップル」で、ガムは因果応報のことです。仏教の信念に関わっています。例えば、この二人の場合は前の世でも恋人だったのだが、喧嘩したり、お互いに傷を気付けたりして、または悪いことをした為、この世で出会っても最初から仲良く出来ない。色んな事情によって、憎んだり、お互いに何度も傷付けたり、しました。仲良くできたら、結局死で分かれてしまった。これは普通の言葉ではなくて、小説の名前としてトマヤンティさんが作った言葉なんです。
たまたま、メナムの残照について、ネットで日本語で検索したらこのブロックが見つかりました。
映画の昔の珍しいバージョンのDVDをご覧になりましたね。興味深くて、ちょっと嬉しくて、感動しました。
私はタイの女性で、メナムの残照の小説の大ファンです。
長々すみませんでした。
2013/7/4(木) 午後 0:46 [ To P Po ]
To P Po さん
レス有難うございました。
そして、対するレスが遅すぎて御免なさい。
「メナムの残照」(クー・カム)に関する詳細で丁寧な情報を有難うございます。
なるほど
> 因みに、クーガムの本当の意味についてですが、ただの「運命の人」だけでは
> なくて、実は「因果を含める」という意味も入っています。
> クーは「カップル」で、ガムは因果応報のことです。
> 仏教の信念に関わっています。例えば、この二人の場合は前の世でも恋人だったの
> だが、喧嘩したり、お互いに傷を気付けたりして、または悪いことをした為、
> この世で出会っても最初から仲良く出来ない。色んな事情によって、憎んだり、
> お互いに何度も傷付けたり、しました。仲良くできたら、結局死で分かれてしまった。
> これは普通の言葉ではなくて、小説の名前としてトマヤンティさんが作った言葉なん> です。
輪廻転生のテーラワーダ仏教的な解釈の意味が込められてるんですね。
2014/10/15(水) 午後 6:01 [ rock69dynamite ]
> 映画の昔の珍しいバージョンのDVDをご覧になりましたね。
いえ、まだ視ていないのです…。
色々、教わったお蔭で、とても視たくなりました。
原作も翻訳が悪いですが、耐えて読んでみたいと思います。
重ねて有難うございます。
しかし、達者で解り易い日本語での解説畏れ入りました!
(日本で、タイに関して教えてらっしゃる方ですか?)
2014/10/15(水) 午後 6:01 [ rock69dynamite ]