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時代物と呼ばれる分野は自分勝手に大まかに分けて二つに分かれると思うのです。
・歴史小説 ・時代小説 先ずは、歴史小説 20代の頃に、上司から読まされた童門冬二先生作品。 『小説上杉鷹山』 学陽書房 http://www.gakuyo.co.jp/book/b175302.html 『近江商人魂 蒲生氏郷と西野仁右衛門』 学陽書房 http://www.gakuyo.co.jp/book/b175531.html いやぁ、本当に退屈でした。営業に活かす事は出来ましたけどもね。 何れも自分の「読書体験」と言うよりも参考書を「頑張って遣り遂げた感」ってところです。 正直、読んでいる最中は、夏休みの読書感想文の為の「課題図書」に取り組んでる心地。 「歴史小説」って、「英傑の成功譚」を綴ったものが主流ですよね。 日本(や西欧)の封建主義の目標「富国強兵」や「殖産興業」を「斉民要術」でもって 成し遂げる・・・企業家目線の半ばビジネス書の類が多いような気がします。 しかも、童門冬二は元々、ビジネス書からの出発。文章は巧みですが、エンタメとしては 未発達と思いました。 それはそれで、読む人にとっては「グッとくる体験」なのでしょう。 童門冬二先生を槍玉に挙げて申し訳ないんですが、まぁ自分の中では極北の作家さんなので 面白くなかったのは仕方ないですね。 しかし、一方では「歴史小説」に分類される「戦記物」にも、楽しい小説に出会ったりもしました。 和田竜(りょう)先生の 『のぼうの城』 小学館 https://www.shogakukan.co.jp/books/09386196 時代は、安土桃山時代。秀吉に心酔する石田三成が小田原攻めの一環に2万5千の兵を率いて 「天下人の戦」を志し、関東周辺の領土を平らげる途上で、忍城に出くわした。 対して忍城の守備兵は5百人。さてさてどうする?と言う内容。 ところで、忍城を束ねる城代が奇人過ぎる。これには誰とても真似できないだろ。スッキリ。 映画「のぼうの城」とは、ほとんど別物です。 『忍びの国』 新潮社 http://www.shinchosha.co.jp/book/134977/ やはりこちらも安土桃山時代。「天正伊賀の乱」を背景にした作品。リアル北斗の拳以上の 血みどろで、尚且つドライで計算高い世界が伊賀の里で展開されていた。 司馬遼太郎先生の「梟の城」を更に凄惨にした「忍者の心理」が題材になる。 和田竜先生は徹底的に文献に当たられています。 さて、この話題は続くかどうか? |
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