Marc Almond feat. Nico - Your Kisses Burn
所謂耽美系(笑)と言う言葉が流行り始めた1980年代後半。
当時、大学生だった俺ですが、周囲には不思議な人ばかり集まってきてたんだなあ。
都市考現学サークルを結成、路上考現学や都市伝説など、現代のサブカルの基礎が
若者に浸透し始めた頃だった。
特別人間みたいな、自惚れとそして、周囲の奇異な人々を観察する面白さ、その人達と
共感し、同化出来る自分にナルシズムを感じてた、まあ暗黒時代です。
中学生の頃から友達が少なかった俺ですが、しっかり立ち読みだけはしてきたので
そんな人達からエキスのようなものを吸収(と言うか、毒電波に影響されるの)するのは
何とか出来た次第です。立ち読みでめぼしいものは読みつくしてその次が写真時代
ってな具合だったので。
俺もそんな人達から、割に可愛がられる方で、受けが良かったのでそのキャラを伸ばし
その世界で良い顔(ドヤ顔的な)して何とか存在感を放とうとしてましたねw
生臭い話でしたw
さてさて、枕が長くなってしまいましたけど、そんな俺にはこの
Marc Almond feat. Nico この二人の
何だかいけない世界が、堪らなかったのですね。
Nicoと言えば、元祖SMの女王のような人で、velvet under ground の毛皮のビーナス
なんかで有名な人でした。
アングロサクソンの頂点に君臨してるようなその美貌は、圧巻で当時の文化人達を
魅了してたモデル出身の…何だか良く解らない人。
そのアングロサクソン的barbarismを醸す美しさって、どこかしら専制君主的な男根的な
ものですよね。
だから、彼女のファンってゲイとか非常に多かったんじゃないかな?
Nico自身も、そんな奴可愛がりそうだし。やはりMarcもそんな一人だと思う。
そんな二人が出会って作り上げたこのハーモニー、絶妙に変w
先ず、Nicoの声のしゃがれ方、潰れ方がまるで地獄の底から聴こえてくるような死者の
しかも、女性のそれとは絶対に解らないVo.が却ってMarcの甘い声を女性的に聴こえ
させるぐらいの、正に性別の逆転。
実は、Nico、このアルバム発表後、程なくして亡くなってしまうので、その表現も実は
かなりドキュメンタリーだったりして。