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21日に上原ひろみのライブを観に行きました。
ひろみちゃんのライブを観るのは、ちょうど2年ぶりの5回目かな。
今回は、コントラバス・ギターにアンソニー・ジャクソン、ドラムスにサイモン・フィリップスというメンバー。 私はアンソニーを見るのは、今回が初めて。サイモンは2006年のTOTO福岡公演で見て以来、2回目。
ひろみちゃんとサイモン・フィリップスという組み合わせは、考えただけでワクワクします。 トリオというのは久しぶり。トリオでのひろみちゃんのツアーは、2006年の「SPIRAL」の時以来だそうです。
会場は、福岡国際会議場メインホール。
このホールに行くのは、初めて。 そんなに広くはないけど、福岡でも比較的新しいホールなので、とてもキレイ。 ホールの中に入ると、客入れのBGMで、レッド・ツェッペリンの曲が流れていました。
客席に座って、聴いていると、ZEPの5thアルバム「HOUSES OF THE HOLY」が丸ごと流されていました。 ま、ひろみちゃんがZEPファンだとしても、全く不思議には思いませんが、やはり嬉しいです。 で、私の席は11列目の上手寄り。上手側のスピーカーの真ん前といった感じ。
結構ステージが近いな。鍵盤とかは見えないけど、これだったらひろみちゃんの表情とかは充分に見える。
客層は、いつものように老若男女。でも、今回は小さい子は少なかったかな。小学生以上しかいないようでした。
30〜40代が多かったような印象。 どうやら、今回はサイモン・フィリップスのファンも少なからずいたようです。 定刻を8分ほど回った頃、客電が消え、ひろみちゃん御一行様がステージに登場。
会場は割れんばかりの拍手。 ひろみちゃんは、いつものように気持ちを集中させ、一曲目の「Voice」を弾き始めました。
新作アルバムでも一曲目に収録されたF音?の連打で緊張感が溢れる曲。 メインリフが終わると、いきなりリズムが変わり、 ジャジーなフレーズが飛び出すなど、アルバムとは違う展開。
インプロビゼーションですので、アンソニーとサイモンは、ひろみちゃんが弾くフレーズを聞き漏らさないように、 また合図などを見落とさないように、ひろみちゃんの方を見ながら演奏していました。 楽器の配置は上手側から、サイモン→アンソニー→ひろみちゃんの順。
サイモンのドラムセットはひろみちゃんの方を向くようにセッティングされていて、正面を見ていない。 私の席から見ると、ほぼ真横を向いている。ま、そんな位置からドラマーを見ることないので、ちょいと新鮮。 ツーバスやハイハットを踏むサイモンの足がハッキリ見えて、興味津々。 アンソニーは、一応正面向いていましたが、ひろみちゃんの方をずっと見ながら演奏していました。
「Voice」が終わると、ひろみちゃんはマイクを持って、御挨拶。
いつ聴いても、ひろみちゃんのMCは可愛い。演奏する時とのギャップに、初めてライブを見る人は驚くのでは? で、リズムセクションの二人を紹介。
ひろみちゃんの話では、御一行はライブ前日に福岡入りし、
アンソニーは、前日食事に出かけた商店街で流れているホークスの応援歌を聴いて、 「何なんだ、この曲は?」と言ったそうです。
そう、このライブ前日は、日本シリーズ第七戦、泣いても笑っても、日本一が決まる決戦当日。 福岡の街はこの決戦に向かって、まさに臨戦態勢、福岡全体で応援するぞモードで、 ホークスの応援歌は、何処に行ってもエンドレスに流れている状態。そりゃ、驚くでしょうね。 サイモンは、紹介された後、ドラムセットから出てきて、四股を踏みました。
そう、この福岡国際会議場の二件隣の福岡国際センターでは、大相撲九州場所が行われているのです。 福岡の街にはこの時期になると、お相撲さんが来て、所々で見かけます。 お相撲さんの姿や鬢付け油の匂いは私にとって秋の風物詩。 ちなみにサイモンは福岡に来て、とんこつラーメンを食べたそうです。
2曲目は「Now Or Never」。エンジン全開という感じで、3人とも弾きまくります。
途中、アンソニーのベースとひろみちゃんの掛け合いが見所、聴き所。 アンソニーはエフェクターで音を変え、時にはアコースティックギターの様な音を出したりしながら、 音の表情をつけます。
2曲目が終わると、サイモンはスネアを交換。何かトラブルでもあったのかな?
3曲目は「Labyrinth」。
この曲のテーマ部は、何処となく物憂げな感じがするのは私だけでしょうか? この曲でもひろみちゃんは弾きまくります。 4曲目はバラード曲「Temptation」。
ひろみちゃんは女性らしく、肩すぼめながら、キュートに演奏します。正直萌えます(笑) まさに素敵な誘惑といった感じで演奏を聞き入っていました。 5曲目は「Desire」。
裏のリズムで入るひろみちゃんの弾くエレピがクセになる曲。 ライブでもそれは再現されています。 途中アルバムにはないユニークはフレーズも飛び出して、ホントひろみちゃん楽しそう。 走るような感じで足を動かしながら、ピアノを弾きまくりました。
ここで15分の休憩。ここまで、1時間弱。
小沼さんがステージでピアノのチューニングを始めます。 やはりピアノのチューニングなんて、めったに見られないので、これまた興味津々。 この休憩のときのBGMもZEP「HOUSES OF THE HOLY」でした。 再び客電が消え、ライブ再開。
3人がステージに登場し、それぞれの定位置に。 アンソニーがチューニングしている間、ひろみちゃんが神経集中。 で、いざひろみちゃんが弾き始めようとすると、アンソニーが待ったをかけ、 今度はエフェクターのスイッチを入れました。会場からは笑いが。
再度ひろみちゃんは気持ちを集中させ、6曲目「Delusion」を演奏。 この曲が終わると、客席から「Good job, Simon」と声が。
サイモンはクラッシュシンバルの下から覗き込むようにし、ペコリと小さく頭を下げました。 7曲目は「Flashback」
以前、江口洋介さんや広末涼子さんが出演したドラマ「トライアングル」の挿入歌で、 頻繁にかかっていた曲です。
この曲でも3人は弾きまくり。アルバムにはない展開で、ホント聴き応えがあります。 「Flashback」の後、サイモンが今度はペダルの具合が悪いのか、ゴソゴソとペダルをいじってました。
ペダルやスネアに問題を抱えても、あれだけの演奏するのだから、スゴイ。さすがです。 8曲目はベートーベンのカバー?「Beethoven's Piano Sonata No.8 Pathetique」。
ロックファンにはビリージョエルの「This Night」の原曲と言った方が分かりやすいかな? サイモンはブラシを使って、珍しく?シットリとした演奏。 ひろみちゃんはこれまた女性らしく、肩をすぼめながら、キュートに。 この曲の締めは、アンソニーがボリュームペダルを使って、メインリフを演奏。 素敵な演奏でした。 サイモンとアンソニーがステージから離れ、ひろみちゃんだけがステージに残り、9曲目「Haze」
バラード調でありながら、音数の多い曲ですが、強弱をつけたりして、表情をつけながら、演奏。 やはり素晴らしい。 アンソニーとサイモンが戻ってきて、ここで、ひろみちゃん2回目のMC。
前回のソロライブのときは、一曲一曲解説するかのように、何度もマイクを握ったひろみちゃんですが、 今回は少なかった。
日本語が分からないアンソニーとサイモンに配慮したのかな? それとも演奏の勢いを維持するためかな?
で、新作アルバムからは、全曲演奏してしまって、
この後、何を演奏するかと思っていたら、「Dancando No Paraiso」。
1stアルバム収録の曲です。 私は1stツアーは見ていないので、この曲をライブで聴くのは初めてのハズ。 アルバムでもドラムソロがあるのですが、今回のドラムはなにせサイモン・フィリップス。 それはツーバス連打はもちろん飛び出すし、ホントにスゴイ。 このドラムソロの間、ひろみちゃんはタオルで汗を拭いたり、アンソニーの隣に座ったり、 リズムをとりながら、サイモンのプレイを見ていました。 ソロは一旦ブレークし、ちょっと休んだ後、またサイモンがドラムを叩き出すと、 ひろみちゃんはピアノに戻り、指でカウントを出し、演奏再開。 この曲でも、飛び跳ねたりしながら、身体全体での演奏。息もつかせぬ演奏。 ひろみちゃんの演奏はホントいつもスゴイ。 ラテン調で、実にノリのいい曲なので、盛り上がって終了。 ここで、本編終了。ここまで休憩15分を含めて、2時間20分強。
観客はスタンディングオベーション。 3人はカーテンコールで、肩を組んで、観客へお辞儀し、一旦楽屋へ。 当然アンコールを要求。 すぐに3人はステージに戻ってきてくれました。 ひろみちゃんは観客へ深々とお辞儀。 曲に入る前に、サイモンとアンソニーがリズムを弾き始め、観客はそれに合わせて、手拍子。
そして、ひろみちゃんが「Summer Rain」を弾き始めます。 これまた1stアルバム収録の曲。 私は1stツアーは見ていないので、ライブでは初めて聴くハズ。
アルバムではサックスが入っているのですが、そのサックスのフレーズはひろみちゃんのピアノ。 サックスのおかげか、アルバムではちょっとオシャレな感じがするのですが、 当然、インプロビゼーション全開で、そんなオシャレ感は消えていました。
ひろみちゃんはこの曲でも、跳んだり跳ねたり、全身全霊の演奏でホントにスゴイ。観客は総立ち。
ここで、アンソニーの前に譜面台が置いてあるのに、気がつきました。何故?
そういえば、最初のMCの時、ひろみちゃんのピアノにも紙が置いてあるのが、見えたな。
メインリフ以外はインプロビゼーションだから、譜面はほぼ不必要。
多分、セットリストとそれぞれの曲のキーが書いてあるのかな?
「Summer Rain」が終わると、3人は前に出てきて、カーテンコール。
深々とお辞儀した後、ステージを離れます。
というわけで、ライブ終了。ここまで、休憩を含めて約2時間30分。 客電が点くと、またレッド・ツェッペリンが流れ出しました。
いやはや、毎度のことながら、ひろみちゃんのライブはスゴイ。
しかも今回はサイモン・フィリップスと一緒ということで、見応え、聴き応えがありました。
ホント最高だし、素晴らしい演奏でした。
「今日、ここでしか生まれない音」をたっぷり楽しみました。
今日、ここで聞かれない音、刹那的な音、今日ここでしか味わえない感動。
ひろみちゃんのライブを観ると、音楽の醍醐味、ライブというか生演奏の醍醐味を感じます。
文字通り「音を楽しむ」。そんな音楽に関わる行為の原点を見るような、そんな感じ。
ホント、楽しそうに全身全霊で演奏してくれて、我々観客もジッと一音も逃さずに聞いて、非常に楽しい。
この観客が楽しんでいる様子が、またひろみちゃんに火をつける。そんな良い循環が手に取るようにわかる。
まさにライブの醍醐味ですよね。
これだから、ひろみちゃんのライブに、毎回足を運んじゃうんですよ。
それから、ホークスの優勝翌日で、セールで福岡の街が大賑わいしていて、更に大相撲も開催されていて、
福岡の街が活気に溢れているそんな時期でのライブで、ホントに良いタイミングでした。
やはり、暗い雰囲気の街は見られたくないですからね。
ひろみちゃんの音楽が、この街の賑わいに、更に活気を与えてくれて、
彩りをつけてくれているようなそんな風に感じました。
いやはや、ホント良かった。
ひろみちゃんのライブは最高だったし、休憩などのBGMはレッド・ツェッペリンだし、
なんかゴキゲンな気分な一日でした。
というわけで、セットリストです。
1. Voice
2. Now Or Never
3. Labyrinth
4. Temptation
5. Desire
-休憩-
6. Delusion
7. Flashback
8. Beethoven's Piano Sonata No.8, Pathetique
9. Haze
10. Dancando No Paraiso
-encore-
11. Summer Rain
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