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The Yardbirds 「Roger The Engineer」
1. Lost Woman
2. Over Under Sideways Down
3. The Nazz Are Blue
4. I Can't Make Your Way
5. Rack My Mind
6. Farewell
7. Hot House Of Omagararshid
8. Jeff's Boogie
9. He's Always There
10. Turn Into Earth
11. What Do You Want
12. Ever Since The World Began
13. Happenings Ten Years Ago
14. Psycho Daisies
15. Lost Woman
16. Over Under Sideways Down
17. The Nazz Are Blue
18. I Can't Make Your Way
19. Rack My Mind
20. Farewell
21. Hot House Of Omagararshid
22. Jeff's Boogie
23. He's Always There
24. Turn Into Earth
25. What Do You Want
26. Ever Since The World Began
「あれは僕も同行していたOxfordのMarquee Clubにおけるギグの夜に起こったんだ。その時keithは明らかに酔っ払っていてね。(中略)終始秩序を失いっ放しの状態だった。でも、ライブパフォーマンスとしては内容的にも物凄く良かったし、とにかく楽しいステージだったよ。keithが一番の盛り上げ役として大活躍した訳さ。
ところが、ステージを降りるや否や、Samuel-Smithは「俺はバンドを辞める!」って言い出して。まぁあの当時ってそういうように万事が極端な時代で、もうそんな風に言い出したら考え直すなんてありえなかった。後はChris Drejaに向かって「もし俺がお前だったら、やっぱり辞めるぜ!」とも言ってたな。Chrisは辞めなかったけど。いずれにせよ、The Yardbirds自体がすでに全員が行き詰まりをかんじていたんじゃないかな。
僕はその日Jeffの車に同乗していって、帰りも一緒で、その途中、僕の方から「事が落ち着くまで、数ヵ月ぐらい代役を務めるよ」って切り出したのさ。」
(シンコーミュージック刊 「天才ギタリストVol.3 ジミーペイジ」より)
1966年、JimmyはThe Yardbirdsに脱退したベースのPaul Samuel-Smithの代役として加入します。
上記の発言は、そのいきさつを振り返ったJimmyの発言です。
ほどなくして、Jimmyはベースからギターに転向し、Jeff Beckとのツインリードが実現します。
これについてもJimmyの発言がありますが、面倒なので掻い摘んで書くと、
Jeffが病気でステージに出られないので、Jimmyが急遽リードギターを弾くことになり、
Jeffが回復して復帰してもそのままギターを弾くことになったということです。
で、その頃に発表した唯一のシングルがこのCDに収録された「Happenings Ten Years Ago」と
そのB面「Psycho Daisies」です。
この2曲は、このアルバム「Roger The Engineer」にボーナストラックとして収録されています。
「Happenings Ten Years Ago」は、なかなか騒々しい感じになっていますが、
東洋的な音階を使用したりした実験的で、カッコイイ曲です。
トーキングレシーバーによるSEや笑い声も入って、サイケ感たっぷり。
ツインリードということで、どちらがどういうフレーズを弾いているのかは不明ですが、
ギターソロの冒頭のサイレンの様なフレーズはJeffが弾いているとJimmyが発言しています。
ですので、多分ソロの後半がJimmyでないかなと個人的には思います。
これもまた歪んだサウンドで騒々しさとサイケ感を増加させてます。
ちなみにベースを弾いているのは、Chris Drejaではなく、John Paul Jones。
「Psycho Daisies」は前曲と違って、2分弱という短さもあって、なかなか印象に残らない曲です。
この曲では、本人の発言があるように、Jimmyがベース、
Jeffがギターとヴォーカルで、 Jeffがツインリード風にオーバーダブしています。
Keith RelfとChris Drejaは不参加。
さて、アルバム全体ですが、
彼らが元々得意とするブルースを中心にフォークやグレゴリオ聖歌などの要素を盛り込んだ多彩なな感じ。
やはりフィードバックなどを用いたアグレッシブなJeff Beckのギターは聴きどころ。
現在でも人気曲である「Jeff's Boogie」など、ギタリストならば素通りできない曲も収録されています。
また、Jeffは「The Nazz Are Blue」でヴォーカルも担当しています。
本国イギリスでは、バンド存続時発表された唯一のスタジオアルバムで、元々のタイトルは「The Yardbirds」。
後に「Roger The Enginner」に改題されました。
アメリカでは「Over Under Sideways Down」というタイトルで発表されていて、
そのジャケットがこのCDのブックレットの表紙になっています。
ブックレットの裏表紙はカナダ盤のジャケット写真になっていて、ここにはなぜかJimmyが写っています。
イギリス盤のジャケットのイラストを書いたのは、Chris Dreja。
プロデュースは、Paul Samuel-SmithとSimon Nepia Bell。
私が持っているのは、紙ジャケ。
1〜12曲目はステレオミックス、15〜26曲目はモノミックス。
パッと聴いた感じステレオとモノの大きな違いはなさそうですが、一枚で両方のミックスが聴けるのは嬉しい。
先ほども書いた通り、13〜14曲目はボーナストラック。
革新的でアグレッシブなJeff Beckのギターなどをはじめ、全体として実験的なサウンドであり、
ロック史において無視できない重要なアルバムであると、私個人的には思います。
何度も書きますが、Jeff Beckのギターを聴くだけでも価値はあると思いますし、
そういった意味でもギタリストは聴いておかなければならないアルバムです。
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