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21日にさいたまスーパーアリーナでジェフ・ベックとエリック・クラプトンの競演を観てきました。
今回は4階の後ろの方の席でした。
でも、さいたまスーパーアリーナって思ったほど広くないし、上の方の席は結構傾斜があって見やすかったです。
ステージがよく見えました。
観客の年齢層はやはり高め。ほとんどが男性でした。
ジェフ・ベックの単独よりは女性が多かったかも。
今回は安い席?から売れていたので、絶対ステージは見えないだろうなと思う席にも多くの観客がいました。
見えないのは承知の上でチケット買ったんでしょうけど。
定刻を10分ほど過ぎたころ、客電が消えて、まずジェフ・ベックが登場しました。
1曲目は「The Pump」。
「Beck's Borelo」をカットして、ジミー・ペイジの影を消そうとしているのでしょうか(笑)
その割には、客入れBGMで、ZEPの曲流れていましたが。
たぶん、この曲の12弦アコギのバッキングの関係でカットされたんだと思います。
「You Never Know」では、福岡公演同様、サビでややモタっている感じで、キレがありませんでした。
「Cause We've Ended As Lovers」では今回もタルちゃんのベース・ソロをフィーチャー。
この曲を聴いていたら、涙が溢れてきました。
まぁ、私もこの年齢まで生きていたら、「Ended As Lovers」な経験、一度や二度ありますし。
って、そんなことを思い出していたわけではありませんが。
私にもまだ美しい音楽に感動し涙するような純粋な心が残っているということで(笑)
そんでもって、この日のジェフはやたらとメロディアスなフレーズを連発してくれました。
これにアーミングだのヴォリューム奏法だので、表現力豊かに弾かれたらタマりません。
福岡公演から1週間も経ってないのに、すでに進化してやがる!!あな恐ろしや、ジェフ・ベック!
ジェフ・ベックの単独公演よりデカいハコだし、
それゆえに客も多く入っているので、気合が入っているようでした。
そして「A Day In The Life」で本編終了。
その素晴らしい演奏故に、観客はアンコールを要求しました。
ジョイントなのでアンコールはないかと思いきや、メンバーがステージに戻ってきて、1曲演奏してくれました。
そんなこんなでジェフ・ベックのステージは50分強で終了しました。
いやぁ〜、今回も素晴らしかった。
正直50分では足りないです。もっと聴きたかったなぁ。
客電が点いて、ステージ上ではセットチェンジが始まりました。
この間、観客はトイレに買出しにそれぞれ思いのままに行動。
たぶん、男性トイレは凄く渋滞したんだろうな。
私は自分の席でずっとセットチェンジの様子を見ていました。
それぞれの楽器が台車みたいなモノに乗せてあって、それを移動させてました。
タルちゃんやカリウタのセットが舞台袖に消える中、ジェフのアンプはそのままステージ上に残っていました。
で、クラプトンのバンドのアンプやらドラムセットやらと一緒にセッティングされました。
この時点で、今回の競演に関する疑問の一つが解決しました。
25分ほどのセット・チェンジの後、再び客電が消え、エリック・クラプトンが1人で現れました。
1曲目は「Driftin'」。アコースティックの弾き語りでした。
1曲目終了後、メンバーが全員出てきて、2曲目のアコースティックの「Layla」を演奏しました。
正直このアンプラグド・ヴァージョンの「Layla」は飽きたなぁ。
クラプトンはなんとなく声に張りがないというか艶がないというか、そんな印象でした。
良く言えば「味わい」なんですが。
以前のように声を張り上げて歌うことが少なかったから、そういう印象なのかもしれません。
メロディーを崩して歌うことも多かったです。
まぁ、これはこれで良い感じでしたが。
ギターは調子良くも悪くもなくという感じだし、以前と変わった様子もありませんでした。
クラプトンは、毎回「これがこの人の今のマイブームのフレーズ」と思うようなフレーズ弾きまくるのですが、
今回はそんなモノもありませんでした。
「Running On Faith」もアコースティックで演奏。
これは良かった。
メンバー全員がエレクトリックに持ち換えて、ドミノス時代の曲「Tell The Truth」。
今回のライブでは、この曲を一番聴きたかったのですが、なんとなく勢いがなくゆるい感じでした。
「Before You Accuse Me」は「Journey Man」収録のエレキヴァージョンのバックに、
「Unplugged」収録ヴァージョンのヴォーカルが乗ったような演奏で、やはり勢いを感じず。
そんなわけでなんとなく覇気がないような、そんな印象が強くなりました。
ドラムスのエイブ・ラボリエルJrも持ち味を活かせてないというか、実力が発揮できてないというか…
エイブがクラプトンのツアーに参加すると聞いたとき、なんとなく違和感があったんですよね。
そして、最後に「Crossroad」が演奏されました。
この曲はジェフと競演するのではないかと多くの人が思っていたので、クラプトンが単独で演るのは意外でした。
この曲も特筆するようなことはなく無難に終了。
クラプトンのステージは55分ほどで終了しました。
アンコールを要求しましたが、クラプトンはアンコールなし。
クラプトンのステージは、なんとなくゆるい印象のステージでした。
味わいがあるといえばあるのですが…
私の隣の席の人は熱心なジェフ・ベックのファンだったらしく、
クラプトンにあまり興味を示さず、いまにも眠ってしまいそうだったのが面白かったです。
客電は消えたままで、メンバーがステージに戻ってきたと思っていたら、
ジェフ・ベックがクラプトンと話ながら出てきました。
クラプトンのバンドにジェフが加わるという形で第3部の競演が始まりました。
クラプトンは女好きなので、タルちゃんをメンバーに入れてくると思っていたのですが(笑)
そんなことはともかく、やはりこの2人が並んで同じステージにいるのを観ると感動!
なんか徒ならぬ雰囲気が漂っていました。
でも、こうやって2人が並ぶとクラプトンのお腹が出ているように見え、気になります。
あの年齢になるとクラプトンみたいな体格になるのが、一般的だと思いますが、
やはりヴェジタリアンのジェフ・ベックが痩せているんでしょうね。
クラプトンも原宿のトンカツ屋ばかり行ってないで、少しはベックを見習っていただきたいです(笑)
私も人のことは言えませんが…
ジェフ・ベックはベックらしいフレーズを入れてきますし、
クラプトンもいつもながらのプレイを聞かせてくれますが、
なんとなく2人とも遠慮しているというか、出方を探っているというか、そんな感じでした。
というわけで、無難な感じでステージは進んでいきます。
この競演で演奏された曲のほとんどは知らない曲でした。
やはり2人が若い頃愛聴し、影響を受けた曲なんでしょうね。
で、「Outside Woman Blues」が演奏され、
これからお馴染みのヒット曲を2人で演奏してくれるんだろうと思っていたら、次も知らない曲でした…
「Brown Bird」の辺りからジェフが調子を取り戻し、ベックらしいフレーズを連発し始めました。
となると、クラプトンも負けじと気合が入ったプレイをし始めました。
なんとなく聴いたことがあるような「Wee Wee Baby」で本編終了。
この曲、たぶん他の誰かがカバーしたのを聞いたことあるんだと思うんですが、思い出せません…
本編が終了し、クラプトンとベックが握手、そして抱擁しました。
この光景にまた感動せざるを得ませんでした。
この抱擁は絶対生涯忘れないでしょう。
メンバーがステージに戻ってきて、
アンコールでスライ&ザ・ファミリーストーンの「I Want To Take You Higher」が演奏されました。
この曲で、遂に2人が同時にソロを取り、ノーガードの打ち合いになりました。
クラプトンが殴る蹴るなどのオーソドックスな技しかないのに対し、
ベックはアクロバティックな空中殺法を持っているので、クラプトンは分が悪い。
しかし、当然ながら、この2人のギターバトルは聴き応えがあります。
この勝負の凄さは、この2人ならではなんでしょうね。
この競演は40分強あったのですが、アッという間でした。
夢のような時間でした。
あの2人が同じステージの上で、ギターバトルを繰り広げているのを生で見れるなんて、なんて贅沢!
もう二度とこんなの観れないだろうな。
そんなこんなでベック登場から競演アンコール終了までのライブ全体で3時間弱。
十分に楽しめました。
今度はジミー・ペイジも一緒に3人で競演してほしいですね。
オーソドックスな技のクラプトン、アクロバティックなベック、奇襲攻撃のペイジのバトルは凄いだろうなぁ。
特にベックとペイジのバトルは想像しただけで面白そうです。
というわけで、セットリストです。
【Jeff Beck】
01. The Pump
02. You Never Know
03. Cause We've Ended As Lovers
04. Stratus
05. Angel
06. Led Boots
07. Goodbye Pork Pie Hat - Brush WIth The Blues
08. JB with Tal Wilkenfeld Freeway Jam Bass Solo
09. Blue Wind
10. A Day In The Life
-encore-
11. Peter Gunn Theme
【Eric Clapton】
12. Driftin' (solo acoustic)
13. Layla (acoustic)
14. Motherless Child (acoustic)
15. Running On Faith (acoustic)
16. Tell The Truth
17. Little Queen Of Spades
18. Before You Accuse Me
19. Cocaine
20. Crossroads
【Eric Clapton and Jeff Beck】
21. You Need Love
22. Listen Here - Compared To What
23. Here But I'm Gone
24. Outside Woman Blues
25. Brown Bird
26. Wee Wee Baby
-encore-
27. I Want To Take You Higher
だんだん調子が上がってきていたので、たぶん2日目の方が内容良いんだろうなと思っていたら、
ホントに2日目の方が良かったようです。
まぁ、仕方ないか。
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