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駄菓子と放射能

今日は久々に、先月10回目の誕生日を迎えた子供と会いました。 
更にいろんなことが出来るようになっていて成長ぶりに驚きました。 

学童保育を受けてるわが子。自分自身も彼と同年代の頃は、学童保育の世話に 
なっていました。 

何度か場所が変わったのですが、印象に残っているのは、空き地に建てられた 
プレハブ時代です。小学校のOB達が持ち寄ったおもちゃや本などでにぎわっていた 
その場所は、やはりOBなだけにちょっと時代がずれていて、ゴレンジャーやピンクレディー 
、スーパーカー消しゴム、あと、なんという名前か忘れましたが、 
ハプニング」という言葉がやたら使われているボードゲームなどがあり、 
とても楽しかった記憶があります。 

そして、ある程度の時間になると「おやつ代」と称して、一人\50ずつ支給されるのですが、 
これが嬉しかった。買い物という体験を始めてしました。 

皆、50円玉を手に、少し先にある文房具屋なのに駄菓子も扱っている、当時全国各地に 
あった○○商店のような店に走り、50円分の駄菓子を買うのです。 

ここで、自分は、同世代の方なら誰しも記憶にある丸い小さなオレンジ味のガムが4つ入ったやつや、酢ダコ三太郎、あんこ玉、コーラあめなどの味を覚えました。 
5円で売ってる5円玉の形をしたチョコレートを10個買ったときは、皆にうらやましがられ、 
とても鼻が高かったです。 

ある日、「ねるねるねるね」が発売されました、TVなどでそのCMは見たことがあったので、 
その商店の棚にその姿を見つけた際、「これは!」と思い手にとりました。値段はなんと50円。 

当時流行の買い物スタイルは、50円分を様々なヴァリエーションのものを購入し、 
違った味を楽しむことでしたが、この商品はこれ一つだけで50円。 

ねるねるねるねを持つ手が震えました・・・ 

そして、通常の流行スタイルで買い物をする友人たちを尻目に、 

「おれはお前らとは違うんだ。おれはやる男なんだ。」 

と、ばかりにたったひとつの商品を手に、学童保育へと舞い戻りました。 

封を切ると、すぐに食べれるわけではなく、付属の棒でかき混ぜなくてはならない 
という、他の駄菓子に比べて、消費者に対する負担がひとつ大きいシロモノでした。 

包装紙に書かれている手順どおりにかき混ぜると、得体のしれない、ソースみたいな 
ものが出来上がりました。食べる、というより舐める。2.3口で舐め終わってしまいました・・・ 

周りを見渡すと、まだ大分残りがある駄菓子を幸せそうに頬張る友人たち・・・ 

魔が注す、というより魔女のおばさんの手によって、 
私の人生初の高額商品購入は、まさに大失敗を遂げたのです・・・・ 

それ以降、高いものは買わなくなりました。どんなものでも、中古、もしくはそれによく似た 
安いバッタ物を手に入れるという、エコ精神の芽生えの始まりでした。 

まあ、それはいいとして、良くも悪くも、こういった思い出は、 
大切な経験として残っているのです。 

自分の息子は、放射能を恐れるがあまり、あまり買い食いや外食が出来ない状況です。 
なので今日立ち寄った東長崎の店でも、駄菓子を欲しそうにしていましたが、 
「やっぱりやめておく」とのことでした。 

自分は、親として、彼と駄菓子を味わったり、買い食いの楽しみなどを共有したいのです。 

そして、子供のうちに大きな買い物の失敗などを経験してもらいたい。 

そんな私の楽しみを奪った原子力や、原発推進派の屑野郎どもを、 
私は何があろうと許すことは無いでしょう。 

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