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K.Yasuma&Co NEW ANCE
CUSTOM Model W500
このヤスマギターはボディ内のスタンプを見ると76年の製造と思われます。
ボディをチェックすると運良く目立つスリ傷や打痕は見当たりませんでした。
ゴトー製のペグも42年の経過を感じさせないメッキの輝きを保って居ます。
余り弾かれていた痕跡も有りませんから、まるでタイムマシーンに乗って現代に
現れたギターの様で、ニアミント状態でした。
ヤマキやSヤイリ等のヴィンテージギターはウレタン塗装が分厚くて白い濁りが
ボディに現れたギターが珍しく有りませんが、ラッカー塗装に見える仕上がりで
塗装の白濁は無くて高級感が有ります♪
ピックガードは本べっ甲に近い自然な質感で、オールド・マーティンと同じく
全体が塗装の塗り込みで仕上げられていました。
トップ材のスプルースは細かな霜降りの木目が現れて、上質な材に見えます。
驚いたのが、何層も重ねられた凝ったウッド・バインディングは10万円以上の
モデルに見える、工芸品の様な仕上げでボディの淵が飾られている事です。
この繊細な美しい仕上げは、まさにジャパン・ヴィンテージを感じさせます。
この時代に製造されたギター大半はネックに歪みが出ていて、ギターとしての
根本的な性能が発揮出来ない事が珍しく有りません。
しかし、このヤスマギターはネックの狂いが全く発生していない状態でした。
6弦の12フレット弦高は、2,2mmでサドル高は3,5mmです。
肝心のサウンドと鳴りですが、これまで100台近く収集した日本製ギターの
中でトップクラスで、音色やハイフレットまでの抜けの良さ、そして大きな音や
低音の厚味は、60年代のヴィンテージ・マーティンに近い雰囲気が有ります。
今このギターを復刻して製造したら、20万円クラスで無いと作れないと思う。
レアなギターなので流石に試奏の動画は見付かりません。イメージとして、この
ハカランダのマーティンを聞いて下さい♪ハカランダのマーティンに比べると
高音は若干線の細さが出るし、低音も此処までの太さは有りませんが似てますw
Billy Strings - "Lost John" (played on a 1956 Martin D-21)
オリジナルではナットの溝が深すぎたので、無漂白の牛骨のオイル漬けナットに
交換し、6弦の間隔も好みに調整。結構手間ですが頑張りました(笑)
オリジナルのナットを外してから、下地をヤスリで平らに仕上げます。
そして、少量の瞬間接着剤(1滴づつ3から4か所)で固定してから、弦の溝を
削り込みます。3フレットを押さえた時に1フレット上で弦とのスキマに、紙が
2枚ほど入る間隔まで削れば完成です。
何故オイル漬けかと言うと弦のスベリが良くチューニングがし易く成ります♪
長々とギターの事ばかり失礼をば致しました。お口直しにドク・ワトソンを。
Doc Watson - Summertime
Doc Watson ~ Greenville Trestle High
火曜日くらいに台風が日本に上陸するそうですから、万全の準備をして下さい。
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