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【ここまでのあらすじ】
http://blogs.yahoo.co.jp/rok_dorafa/19333412.html
とらわれてしまったすず
そのすずを救うのは・・・?
【第一話】
http://blogs.yahoo.co.jp/rok_dorafa/15223142.html
【前回】
http://blogs.yahoo.co.jp/rok_dorafa/21023491.html
・・・だれでも・・どこでも・・いつでも・・叫んでいる・・・
時はさかのぼる。
例の三人は赤坂から預かった手紙を開いていた。
一平「なんだべ・・・」
二郎「十郎様からだ!」
【すず 頼む】
三助「おすず様を頼むと・・・わしらに!?」
一平「急いで探さねばなるめぇ!」
二郎「なにかあったら・・」
三助「ただじゃすまねぇ!」
三人は急いですずがいるはずの奥の間へと急いだ。するとなにやら奥の間から叫び声が聞こえてくる。陰に隠れて様子を伺っていると、二人の忍びがすずを連れて出て行くところだった。
一平「しまった!」
二郎「遅かった!」
三助「やばい!殺される!」
一平「・・・十郎様と忍び二人・・・どっちが恐い?」
二郎・三助「十郎様!!!」
一平「・・・だな・・・では何かある前に助けねばなるめ!」
二郎「よし・・・後を追おう・・・」
こうして三人は忍びの後を追うことにした。そうしてたどり着いたのが本丸である。
一平「すず様が人質になってしもうた・・・」
二郎「救出せねば!」
三助「いやだなぁ・・・」
一平「やるしかなるめぇ!とりあえず忍びを攻撃せねばなるめぇ・・・」
二郎「何か飛び道具があれば・・・弓矢とか・・・」
三助「あるよ」
一平「おお!でかした!!」
二郎「あとすず様を逆にさらい返せれば・・・一気に近づける道具・・・馬とかあれば・・・」
三助「あるよ」
一平「おお!本当だ!なぜだ!?」
三助「俺たちについてきたみたいだよ」
二郎「では誰が乗ってすくわねばなるまい・・・誰か乗れる奴いるか?」
三助「のれるよ」
一平「おおお!!では俺と二郎で援護するからすず様を救い出してくれ!!」
三助「じゃあいってくるよ」
パカランパカラン
三助が赤坂たちの後ろにいる忍びたちにさっそうと近づいていく。
「何者じゃ!!」
森が叫ぶ。
一平と二郎が矢を放つ。その矢が見事に命中した。馬に。馬が忍びのすぐ直前で飛び上がり、忍び二人を踏みつけてしまった。そして三助が馬を捨て、すずを抱えて一平たちと本丸から逃げていった。
「三馬鹿にやられた・・・」
森が嘆くがもう遅い。逆に十郎の魂に油を注ぎまきをくべる形になった。今やはちきれんばかりに十郎の魂は燃えている。
「使えん奴らだ・・・」
そう言い放ったのは忍びの棟梁であった。前に十郎と刀を合わせた男だ。その男は周りにいた三人の忍び―上忍―と森に指示を与えると自らもついに動き始めた。
構図としては
【赤坂・安井一門7人】対【下忍15人・上忍2人・森】
【十郎】対【下忍5人・上忍1人・棟梁】
という形になった。高虎は逃げようとしているが退路をふさがれ逃げられずにいる。
時がわずかに流れた。こう着状態の口火を切ったのは赤坂だった。赤坂が飛び出すと赤坂めがけて3人の下忍が斬りかかってきた。たまらず赤坂が防御にまわったところに山村と大滝ともう一人の安井の家来・太田が援護しに来た。三人は敵を一人また一人と斬っていく。
ブシュ
ところが山村の胸に敵の刀が突き刺さる。山村はその敵の腕を握り動きを止めたが、また後ろからも刀を突き刺され絶命した。
グサッ
赤坂と大滝は山村の無念に答えるように勢いに乗り、次々に敵を葬っていった。しかし忍びを6人斬ったところで森と上忍がその勢いをとめた。太田が森に斬られていた。
そのころ青木たちは防戦一方となっていた。4人で円陣をくみ、背後を取られないようにしていた。しかし・・
ズドッ
と、五十嵐の腹に上忍の刃が突き刺さった。上忍が目潰しの粉を五十嵐にぶつけ、隙ができたところを斬られたのだ。五十嵐はうめきながらも上忍を蹴り上げ、刀が突き刺さったまま右の忍びの刀を自分の刀で跳ね上げ、すぐ左の忍びの胸を裂き、上忍の胸に刀を突き刺し返した。しかし円陣が崩れ右にいた忍びに背後から斬られてしまった。それでもなおその忍びに掴みかかろうとしたところを胸を一突きされた。最後の力を振り絞り、相手の腕を掴みそのまま倒れこむようにへし折ると・・・息絶えていった。
円陣が崩されるとやむなく青木も安井も小川も敵に飛び込まざるを得なかった。すでに防戦の最中に小川の左手首は斬られなくなっていた。小川もまた五十嵐と同じように敵へと突っ込んだ。二人の忍びに切りかかられたが、左の敵の刀は残った左腕で受け、もう一方の敵の刀は自分の刀で受け止め思い切り蹴り飛ばした。そして左の忍びの喉を右腕だけでかき切った。しかし、すぐさま後ろから首を斬られてしまった。
青木と安井は敵の包囲を振り切り、赤坂・大滝に合流した。
現在の状況
【赤坂・安井・青木・大滝】対【下忍8人・上忍1人・森】
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