【ROKBOX】三日月みっつ♪

9/9◆かなり忙しいので、ちょっとお休みさせてもらっています。年末まで忙しいのですが、時間が出来たら遊びに行きますね!

☆★手作り小説★☆

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ROKの手作り小説です

ありきたりな題材で書くショート小説なので

読みやすいと思います^^

是非、感想コメントお願いします☆⌒(*^∇゜)v

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【第一話】
http://blogs.yahoo.co.jp/rok_dorafa/15223142.html

【前回】
http://blogs.yahoo.co.jp/rok_dorafa/17271727.html


・・・だれでも・・どこでも・・いつでも・・叫んでいる・・・



この城の主・・・それは誰であろう

【藤堂高虎】

であった。

藤堂高虎(とうどう・たかとら)と言えば、主君を次々に変え自らの地位を高めていった武士の代表とも言える存在であり、非常に口がうまい。しかし口だけではなく、各地を転々とできるだけの実力を持った武将で、戦はもちろん城の建築にも定評もあり、多才さをうかがわせる人物だ。

「これは面白いものをやっておるのう・・・安井・・なぜよばん!?」

「ははっ!申し訳ございませぬ!!・・青木!さっさと準備せい!」

「ははっ!!」

青木は急いで場の中央へと足を進めた。

場の中央では赤坂が待っていた。

「はじめ!!」

代行審判の大滝が開始を告げたのだが・・・青木は集中することすらままならない。


バシッ!!


「一本!!」


気がついたら赤坂が青木の木刀を左の小太刀でなぎ払い、右の小太刀を青木の顔面に思い切りいれていた。

「それまで!!」

・・・青木も赤っ恥をかいた・・・これで少しはいじめも減るだろう・・・。

そう赤坂が思っていたかは知らないが、礼をして素早く若田部たちのところへ戻ろうとしたとき・・

「まった!」

高虎だ。

「お前!・・・名をなんと申す!」

「はっ!こやつは・・・しゃべれぬのです!!」

安井が高虎の質問に素早く切り替えした。

「ほう・・・それでは安井・・こやつの名は?」

「赤坂と申します・・」

「ほぅ・・・いい腕をしておる・・・大滝を破ったのだから相当だろう!のう安井!!」

「はっ! わたくしめが家来一の腕前でございます・・」

「本当にいい腕をしておる・・・締まったからだから繰り出す二つの太刀筋・・・素晴らしい・・・のう安井!!」

「・・ありがとうございます」

「では・・今からお前の家来を使ってあと2試合やれ!安井!!」

「・・・はっ!」

「まずは・・・お前と・・・お前! 一戦するのじゃ!!はよう!!」

赤坂の親友である若田部と、平松という若田部の隣にいた若田部より2つ上の者が選ばれた。

「はじめぃ!!」

青木が開始を告げた。

・・・

赤坂はなるべく視線を捉えられぬように高虎を観察した。あの様子だと次は赤坂が戦うことになるのは明白。この試合はせいぜい赤坂に対する休憩だろう。・・・しかし問題はそこではない。これが高虎を殺すチャンスなのかどうかだ。高虎の周りには5人。高虎の座る場所から三歩後ろで待機している。

場の中央で若田部たちが戦っており、場の北側に安井。南側に高虎一行。西側に青木一派。東側にその他・・・そして東側の中の南の方に赤坂は正座している。赤坂と高虎・・距離にして7m・・獲物は木刀・・・無理か。

赤坂は素直にここは諦めた。


そう考えている間に若田部の試合が終わっていた。

「勝ったよ・・・やった・・!」

小さな声で赤坂にささやいて喜びをかみしめていた。それに対し赤坂はニコリと笑ったが、赤坂は次の試合がある。・・笑ってもいられない。

「次の試合・・・まずは赤坂!」

高虎の言葉に赤坂は無言で場の中央へと足を運んだ。

「そして、対するは・・・お前・・・行って来い!!」

周りがどよめいた。赤坂は若田部の顔を見るとさっきの笑顔は消え、若干引きつった表情になっている。

(赤坂・・・まずいぞ!! 降参しろ!!!)

若田部は目で訴えたが当然通じない。相手は先ほどの箱から木刀を選び場の中央へとやってきた。そして両者礼をし・・・


「はじめぃ!!」


青木の開始の合図でお互い構えをとり、距離を縮め始めた。



 これがナナシと十郎の


    初の対面であった。

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【第一話】
http://blogs.yahoo.co.jp/rok_dorafa/15223142.html

【前回】
http://blogs.yahoo.co.jp/rok_dorafa/17052851.html


・・・だれでも・・どこでも・・いつでも・・叫んでいる・・・



転倒というアクシデントに乗じてわきが五十嵐にはなんとか勝てた。しかし・・・

「次が最強の相手だぞ・・・心してかかれよ!!」

(?)

若田部の言葉に赤坂の心に疑問がわいたがとりあえず場の中央に向かった。そして相手を見ると・・・

「・・・」

やはり見たこともない奴だ。
やはりまだ19番目。青木が20番目だから最強は青木ではない・・・どころか奴はNo.2の五十嵐にも勝てないらしい。

「準備はいいか大滝!?」

青木の言葉通りなら、相手の名前は大滝というらしい。
背丈は五十嵐ほど大きくないが、170センチとやや大き目といったところか。五十嵐の様にガタイがいいというわけではないが、体脂肪がかなり少ないようでとても引き締まった体をしている。髪は長くサラサラヘアーと淡い紫の着物ががきつめの目とミスマッチだ。肝心の獲物は・・・槍・・・というか長い棒・・・時代の流れなのかもはや剣ではないのだろうか。


戦国時代・・・剣での戦いが主流だったと思われがちだが、それは信長が現われる前の話・・・つまり、戦国前期での話なのである。後期の戦での死因は・・・半分以上が銃・・・残りは弓とそして少数だが槍・・・とは言っても弓や槍では当たり所が悪くない限り即死はあまりない。間合いの短い剣では農民が持つ竹やりにすら苦戦するだろう。そういった意味で、槍使いはこの時期あたりから増え始めていた。


「赤坂よ・・・こいつは槍をかの有名な宝蔵院で学び、この城でかつて最強を誇った兵よ!!貴様じゃ勝てんわ!!」

青木は吠えたが赤坂は動じない。目をつぶったまま試合が始まるのを待っている。

「はじめぃ!!!」

青木がイラッとしたのか早々に試合を始めた。赤坂は型どおりの攻めを展開した。槍はリーチが長い。しかし、一撃かわせば容易に一撃入れることができるだろう。赤坂は五十嵐もこの長大なリーチの差で手が出なかったのだろうと予想した。二刀あれば話は変わる。赤坂は両方逆手で持ったまま大滝に突進した。

カン!

大滝の放つ槍の一撃を、赤坂は突進しつつ右の小太刀で受ける。そして左で一撃・・・と言うところで、槍の柄(手で持つ部分)が右下からこちらに向かってくるのが見えた。

カン!

素早く赤坂は左でそれも払う。今度こそ右を入れようとすると、柄のその払われた勢いを利用して槍の矛が左上からこちらに向かってくる。

ガキッ!!

それを右で受け止めた・・・と思った瞬間右の小太刀がなぎ払われ右後方に飛んでいった。赤坂は逆に右を受けた反動を利用して腰を回転・・・左を入れにいったら・・・


バシッ!!


「・・・」


「・・・」


「・・・」


青木も安井も若田部たちもみんな黙っている。わずか数秒のことだったが、あまりの早い攻防にみんなあっけに取られているのだ。


・・・見ているほうから見えた光景はこうだ・・・



まずは大滝が赤坂の右を槍を突き



それを赤坂が右の小太刀で受け止めた



大滝が柄で下から切り裂くように払い上げると



それも赤坂は左の小太刀でなぎ払った



そのまま赤坂が右の小太刀で切りかかると



大滝の槍の矛が右の小太刀を弾き飛ばした




・・・そして・・・




「一本!!」


青木の持つ赤い旗が上がった。



見事に赤坂の残った左が大滝の脇をえぐるようにヒットしていた。

「お見事!」

安井が言うと。若田部をはじめ――青木以外の――青木一派からも次々に興奮したように歓声が上がった。

「まっことに見事じゃ!!」

突然戸の方から、どすの効いた声がした。

「おぉおおお!!!・・・おおお?」

歓声はぴたりとやみ、安井をはじめ全員がそちらを向いた。

「そのままでよい!! 続けよ!!!」


そこにいたのは手配書の人物・・・


この城の主であった。

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【第一話】
http://blogs.yahoo.co.jp/rok_dorafa/15223142.html

【前回】
http://blogs.yahoo.co.jp/rok_dorafa/16674586.html


・・・だれでも・・どこでも・・いつでも・・叫んでいる・・・


赤坂はかなり苦戦をしていた

原因は五十嵐のわきが・・・ではなく、相手の実力だった。No.2だけあって隙はほとんどない。あったとしても長いリーチがネックである。相手の間合いに入れば長い腕からノーモーションで素早く力強い攻撃が繰り出される。小太刀の最大の欠点は間合いが短いことで、それを補うために二刀をもっているのだが、相手の強力な一撃を片腕では受けきれない。よって山村戦のようにうまくかわす事が必要なのだが、なかなかそこまでの隙は見せない。

(わしに一撃を入れるなんざ不可能よ・・)

五十嵐も年は30過ぎで、油の乗ったその剣技には自信があるらしくそこひげ面からは自信が伺える。

・・・しかし・・・

No.2であるのだから、何らかの弱点・欠陥があるのだろう。
赤坂は必死に考えていた。普段の赤坂ならば飛び道具の一つでも使って瞬殺するのだろう。

・・・しかし今は試合中・・・

赤坂にとってこういったことは始めてであり、戸惑いがあった。頭の中をよぎるのは暗殺道具を使ったことばかり。十を超える殺し方を思いつくのだが、全て却下だ。次第に赤坂は――異臭も加わって――いらだち始めた。
五十嵐もそれに気がついているのだろう。なぶるように赤坂を攻め立てる。しかし、決定打はいまだ放たれていない。審判の青木や青き一派はいらだち、若田部はハラハラしてしょうがない。安井はただだまって何かを考えているようだった。

(もういいだろう・・・)

五十嵐がいよいよ仕留めに入った。木刀を頭の上に振りかざしぴたりと止めた。今で言う上段の構えだ。ここで赤坂は相手のペースに飲まれてはまずいとばかりに果敢に仕掛けた。赤坂は上段の構えに対し低姿勢のまま五十嵐に向かって一直線につきすすんだ。そして――五十嵐の間合いに入った瞬間――五十嵐は木刀を振り下ろした。

シュン!!

バシィィイイイッ!!

五十嵐の木刀を赤坂は腰を落としたまま両方の小太刀をクロスさせて受け止めた。すんでのところで頭には当たらなかった。そのまま赤坂は右のほうへと五十嵐の木刀を払いのけ、そのままの体勢から左足で五十嵐を蹴り飛ばした。よろめく五十嵐に赤坂は小太刀をクロスさせたまま体当たりするように切りつけた。

ガシッ!!

五十嵐はそれを受け止めたが勢いに押され・・

ドン!

・・と五十嵐は赤坂ともども倒れた。そして馬乗りになった赤坂は両手で横に切りつけた。


ドスッ


「一本!!」


青木の赤い旗があがった。結局、赤坂は五十嵐の弱点らしい弱点は見つけられなかったが・・・結果が全て・・・後悔してもしょうがあるまい・・・と自分に言い聞かせるように振り向きもせず、その場を離れ若田部のほうへと戻った。


・・・その若田部が顔をしかめている。


どうも五十嵐のわきがと汗のミックスされた臭いがちょっとうつったらしい。


赤坂は倒れこんだことだけ、非常に後悔した。

【続き】
http://blogs.yahoo.co.jp/rok_dorafa/17271727.html

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【第一話】
http://blogs.yahoo.co.jp/rok_dorafa/15223142.html

【前回】
http://blogs.yahoo.co.jp/rok_dorafa/16456456.html



・・・だれでも・・どこでも・・いつでも・・叫んでいる・・・



赤坂は小太刀を二本持ちナナシ時代に慣れ親しんだ感覚へともどった。そして山村と再試合が始まった。山村も青木もしぶしぶ試合を始めた。

「はじめぃ!」


ビシィイイイ!!!


赤坂はその隙を逃さず山村の長剣を左の小太刀でなぎ払い、逆手(普通とは逆の握り方)に持った右の小太刀を顔面へヒットさせた。あまりにも早い決着であったため青木は「一本」といい忘れたまま立ち尽くしている。一方顔にあざのある山村がいまだ釈然としていない様子だ。

「今のは・・汚いぞ!

山村がクレームをつけた。青木は安井の顔色を伺っている。

「よろしい・・先ほどの一本を含めこれで1対1・・3本目で決着としようぞ」

「ありがとうございます!」

そう言うと山村は前のような失敗を繰り返さぬように距離をとった。二刀流などを相手にした経験のない山村は赤坂の出方を見る必要がある。逆に赤坂は手の内を見られたくない・・が先ほどの様な油断はもう敵に見られない。よって赤坂は小太刀を今度は両方とも順手(普通の握り方)で持ち、受けの構えを取った。

「三本目・・・はじめぃ!!」

青木が合図をしても二人はほとんど動かない。相手が未知のまま動けば自分が不利だと言う事くらい山村は知っている。

(・・うかつに飛び込めん・・・理性を保て・・・恐怖に負けるな・・・)

と山村はぶつぶつと口に出して自分に言い聞かせていた。その心理を利用しない赤坂ではない。山村の心理に気がついた赤坂は、両の刀を逆手に持ち替えて山村との距離を詰めた。

山村は例のごとく長剣を体に巻きつけるようにして構えている。赤坂は腕を交差させ低い姿勢をとっている。そのまま赤坂は山村のほうへ突っ込んだ。それを見た山村の体が反応し、長剣が赤坂へと迫ってくる。・・ここで赤坂は山村の長剣の振りを見極めた。どうやら山村には癖があるらしい。長剣を振り始めるときに一度体をねじり、その反動をプラスして長剣をものすごい速さで振ってくる。

ビュォオオオ

赤坂はその癖を利用して素早く長剣をかわした・・・そして振り切った長剣を左の小太刀で封じたのち・・


ビシィィィイイイ!!!


右の小太刀で山村の後頭部をなぎ払った。

「一本!」

青木の持つ赤い旗があがった。

「凄いな!・・二刀流なんてはじめて見たよ!」

若田部が駆け寄ってきた。

「しかも小太刀・・・長さ微妙じゃなか・・ないか??長くもなく・・短くもなく・・・だからこそ順手でも逆手でも使えるわけだけどな〜!」

ちょっと若田部が噛んだが、赤坂は自分のことの様に喜んでくれる若田部を見て涙が出そうになった。赤坂はいつだったか京都にいたころ偉そうなハゲの坊さんに聞いた言葉を思い出した。

【人も最も大きな喜びとは、自分のしたことで相手が喜んでくれたことを感じた喜びである】

当時は意味がわからなかった。当時の喜びといえば・・・寝ていても味のしないご飯を食べていてもちっとも面白くなく・・・金を貰い・・・立派な武器を仕入れるときだけであった。しかし、今やっとその意味がわかった。

赤坂は若田部にニコリと笑い、そして次の対戦へと向かった。

18番目・・・あと二人倒せば青木へとつながる。しかし、1対1の強さではこの中ではNO.2であろう五十嵐が次の相手である。注意せねばならない。

五十嵐は先ほど戦った小川の師匠である。しかし身長は大きく182センチで横もまた大きくおそらく100キロは超えているだろう。その一撃は普通サイズの刀ながら山村同様リーチも長く力強い。

そんな五十嵐を間近で見て、赤坂は顔をしかめている。


・・どうやら五十嵐は"わきが"のようだ。


【次回】
http://blogs.yahoo.co.jp/rok_dorafa/17052851.html

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【第一話】
http://blogs.yahoo.co.jp/rok_dorafa/15223142.html

【前回】
http://blogs.yahoo.co.jp/rok_dorafa/16326353.html



・・・だれでも・・どこでも・・いつでも・・叫んでいる・・・


赤坂は小川から小手(手首)打ちで一本をとりながらも、審判・青木の贔屓(ひいき)により赤坂の一本勝ちとはならなかった。


それで赤坂の心に火が付いた・・・わけではなかった。あくまで冷静どうすれば勝ちにつながるかを考えた。ここで小川を殺しにかかるのはたやすい。おそらくのど仏を潰しでもすれば赤坂の勝利にはなるが・・。青木はこれを理由に逃げるだろう。


(・・これはあくまで稽古・・)

そう言い聞かせ、小川の突進をかわしつつ策を練った。


作が考え付く前に逃げ回るうちに小川が痺れを切らしてきた。構えを崩さぬまま突進するのは肉体的にも精神的にも楽ではないらしい。

そこで赤坂は相変わらず突進してくる小川をぎりぎりまでひきつけて、垂直にかわしつつ木刀をむこうずねに当てた。よけながらだったので威力はほとんどないが・・あたった場所が悪い。

小川は痛みでついに痺れを切らし、赤坂のほうへ・・


「おらぁああああ!!!」


と木刀を振り上げ飛び掛ってきた。

そのチャンスを逃さず、赤坂は数歩後ろへ飛びのき、相手の距離感をわずかだが狂わせ、着地のときにあらかじめ重心を前にずらしながら着地することで、爆発的なダッシュ力を生み出し・・そのまま相手の胴へと木刀を走らせた。


(今で言うクラウチングスタートの要領である。着地の時点でクラウチングスタートの様な前傾姿勢で着地することで、普通に直立でバックステップした後よりもはるかに早く前進へ転ずることができる。みなさんも試しにやってみるとわかると思う)


ビュッ!!


バシィィィイイイン!!!

誰の目に見てもわかる見事な胴切りが入った。小川はその場で腹を押さえてうずくまっている。青木も見事な胴切りに気持ちを持っていかれ、しばし硬直したが我に返り、赤旗をあげた。

「一本・・」

・・場内ではあまりに見事な胴切りに歓声が上がった。赤坂は照れくさそうにしている。

・・しかし安井と青木の表情は曇っている。



11人目の小川・そして12人目から16人目までを倒したところで、17人目・・・また青木の手下である山村との対戦を迎えた。ここから20人目の青木までずっと青木の手下との戦いだ。つまりここからが正念場である。

安井も青木も敵の味方であるのだから、相手が何をしてくるかわからない。

山村は細身だが長身・優しそうな目・筋の通った鼻の顔立ちは一見クールなジャニーズ系を思わせる。しかしクールというより冷淡で、なおかつ保身に目がない性格で色々な人間を踏み台にしてきたので有名な奴だ。


しかし長身で長いリーチは剣道において非常に有利である。まず胸より上は狙いにくい。だから狙うなら手首と胴だが、手首打ちを青木がとるとは思えない。残るは胴切りだが長い腕をかいくぐっての胴切りはなかなか辛いものがある。


赤坂は策を練り・考えつつも礼に向かうと・・・山村の木刀がいやに長い。どうやら長剣をもした長い木刀らしい。


「はじめぃ!!」


山村は構えに入った。長剣を握った両腕を体に巻きつけるように構え始めた。・・今で言うなら野球のバッターの構えに近い。

構えたままじりじりと赤坂へと近づいてくる。赤坂は隅に追い詰められぬよう動き回ったがらちがあかない。赤坂は考えるよりまずは体で見極めようと、一度剣をあわせることにした。


一度相手の間合いに入り、素早く出る。そして刀を構えている右側とは逆の左側から回り込むように移動して、首に向かって突きを放った。

ヒュッ!

すると相手の胴がうねる様にまわり長剣が恐ろしい速さで赤坂の胴を襲う。

ビュォォオオオ!!

それに対し赤坂は突きにいった剣を素早くもどしガードを固める


ガキッ!


・・っと、鈍い音がした。そのまま赤坂は後ろへ飛びのいた。

しかし・・赤坂は見事に長剣をうけきったのだが、受けた刀の体制が悪く、木刀が半分に割れてしまっていた。


それを見た山村が畳み掛けるように動いた。山村が思い切り長剣を横殴りに叩きつけてくる。

ビュォオオ!!

それを赤坂は折れた一方の木刀で受け・・たのだが受けきれず腕へと長剣がクリーンヒットした。


バシィィッ!!


「一本!!」

・・青木が白旗をあげた。

「これにて終了とする!!」


「待てぃ!!」

安井が制した。

「新しい武器を持たせてから再開じゃ!」

「しかし・・・」

思いもよらぬ安井の言葉に青木が驚きうろたえる。

「誰か赤坂に道場の武器を都合してやるのじゃ!」

そう安井が言うと若田部は道場の木刀を持ち素早く赤坂に近づいた。

「よかったな・・命拾いだ・・」

若田部以上に赤坂もほっとしているらしいが、まだ腕の痛みが残っているらしく、顔が痛みでゆがんでいる。

「道場の武器を使っていいみたいだが・・どれがいい?」

箱の中を見た赤坂の表情が晴れた。選んだ木刀を持って山村の前へと再び立ちはだかった。

(そんなのでいいのか?・・・しかも二本・・?)

若田部の心配をよそに、赤坂は山村の前に戻り構えをとった。



赤坂は小太刀を二本持った瞬間から腕の痛みが晴れ


その瞬間ナナシへと戻った。

【次回】
http://blogs.yahoo.co.jp/rok_dorafa/16456456.html

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