|
日本について思うこと(227) 4 欧米人のものの見方、考え方、価値観 (アメリカ人の思考パターン) (1)アメリカ人の日本たたきは、常軌を逸していたものだと思います。 日本人がアメリカ人とまったく同じものの見方、考え方、価値観をもっていたのなら、日米関係は確実に破綻していたと思います。 それが違っていたから「偶然」破綻が回避されたのではないかと思います。 アメリカ議会が採択した決議は、日本政府による謝罪や安倍首相による謝罪を謝罪と認めずに、さらなる謝罪を求めるものでした。 多くの短絡した思考と飛躍した論理をつかって日本に歴史認識を迫り、日本の戦争責任を追及するこの決議は、「おれたちアメリカ人があやまれと言っているのだから土下座してあやまれ」と日本の首相に命じているようなものでした。 なぜ、アメリカ人はこのような非常識な主張をすることに疑問を抱かないのだろうか。 日米、日欧貿易摩擦からわかったことは、欧米の人たちの思考は、攻撃的で、自分たちのことは棚に上げて、もっぱら相手を攻めるというものだということでした。 そして、その際、ひとつの価値観のもとに一方的に相手を審判し、相手のほうが悪いという確信をもって攻めてくるのです。 ひとつの価値観のもとに一方的に相手を審判するということは、民主主義とか人権という価値観を使って相手を攻めるということです。 攻撃的で、自分たちのことは棚に上げて、もっぱら相手を攻めるというアメリカ人の思考を経ると、これらの崇高な理念が、相手を攻撃する政治的な武器になるのです。 アメリカは、自分たちの利益を追求するために相手に対して困難な要求を突きつけます。 それを正当化させるためにアメリカがつかうのが民主主義とか人権の理念です。 それはもはや人類普遍の崇高な理念としての民主主義や人権ではなく、アメリカの利益を追求するための政治的なイデオロギーでしかなくなるのです。 アメリカ人は民主主義や人権に最高の価値をおいており、その擁護と普及に関して特有の使命感をもっているといわれています。 そのために、議会にはこのような理不尽な決議を採択することに罪悪感はなく、また、人権意識の高いアメリカ人はそのような決議の採択になんの疑問も感じることがないのだと思います。 (アメリカ人の民主主義、人権) (2)アメリカ人は、自分たちの民主主義や人権の主張が、アメリカとは異なる価値観をもつ異文化社会やそこに住む人間にとっては、アメリカの価値観の押しつけであり、アメリカの利益追求を偽装するための理不尽な主張にすぎないと受け止められることを理解していないのです。 決議が採択された本会議でラントス外交委員長は、次のように述べています。 「決議は、辱めと偏見とさらなる暴力の脅しをもって相手側が黙らせようとした勇気ある女性たちに声を与えるものです。この下院が、真実が尊重されることのみを求めているこれらの女性たちのために立ち上がるのは適切なことです。世界は日本政府が全面的に歴史を清算するのを待っています」 これは従軍慰安婦問題の当事者でも、歴史認識問題の当事者でもないアメリカが、日本に歴史認識を迫ることを正当化させるために人権の論理をつかっている例です。 日本にとって歴史認識は、現代日本を戦前の軍国主義日本と同一視して日本をたたくための反日的な政治戦略で、戦後の日本の存立基盤そのものを脅かすものです。 それをアメリカが人権の論理をつかって日本に迫ってきているのです。 民主主義や人権はどこの国もその達成を目標に努力すべき理念です。したがってだれもこれを否定することはできない理念です。 しかし、アメリカ人が主張する民主主義や人権は、アメリカが良しと考える民主主義や人権であって、標的となっている国が目指している民主主義や人権ではないのです。 アメリカの民主主義や人権は、地域的な多様性を認めないもので、アメリカの主張をそのまま受け入れない限り相手を容赦しないものです。 従軍慰安婦問題についてのアメリカ議会の決議は、日本政府による謝罪を謝罪と認めず、日本政府による被害者救済の措置を救済措置として認めず、それらを白紙にして、日本の首相に歴史を認めさせ、あらためて公式の謝罪を迫ろうというものです。 そのような理不尽な主張を正当化させるために使われているのが人権の論理で、そのような理不尽な決議の採択を容認しているのが、アメリカ人の日本に対する不安と人権意識なのです。 アメリカ人の思考を経ると、民主主義や人権がアメリカの主張を強引にとおすための政治的なイデオロギーになり、標的になった国の基本的な安全を脅かす武器になるのです。 |
全体表示
[ リスト ]



関連記事から来ました
民主主義は、無責任な個人主義と思う。
ぽち!とらば!
2009/5/1(金) 午後 3:59 [ TAKA ]
そして、米国は絶えず紛争を起こして兵士を送り、武器を売り、経済的な利益を貪る。兵器工場は戦争により利益を国民に等しく配分するために各州に広く配分されていると聞く。(配置の状況は正確には知らない)
2009/8/3(月) 午後 8:46 [ sdw**355 ]