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尾道古寺めぐり (その1)
巨大なわらじで有名な西国寺は「西国一の寺」
行基の創建と伝える西国寺は、真言宗の古刹で、室町時代には備後守護山名氏の外護のもと、大いに栄えた。県重文の「西国寺建立施主帳」によると、この寺の再建にあたっては山名一族の外、将軍足利義教や新庄太郎などが巨額の寄付をしている。
西国一の寺、西国寺
「わらじ」で有名な仁王門は、桃山時代の作で県重文。本堂は鎌倉時代末期の再建で、和様の代表的な建物として国の重要文化財に指定されている。また、同じく国の重要文化財に指定されている三重の塔は、室町時代中期のもので、足利6代将軍義教の寄進とつたえる。西国寺三重塔
高いい寺格を誇った天寧寺
南北朝時代、尾道の豪商万代氏道円の発願により、臨済宗の傑僧春屋妙葩が開山。春屋妙葩は、有名な夢想国師の高弟で、「五山」の制度を整えた人物で、天寧寺も室町時代には、五山の次に位する「十刹」として全盛を極めた。
南北朝時代末期には、足利三代将軍義満が訪問。当時の記録によると備後守護であった山名氏は、海上から寺まで「浮橋」を架けて義満を歓待したという。現在の三重の塔は本来五重の塔で、南北朝末期に尾道人道慶が寄進したもの。江戸時代の元禄5年、三重の塔に改修された。なお、同寺は江戸時代に入ると寺運が衰え、曹洞宗に改宗されて今日に至っている。
天寧寺三重塔(元は五重塔)
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史跡探訪
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