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時々一般の方から、物の「鑑定」の依頼がある。
よくあるのは「家系図」を見て欲しい、と言う依頼だが、これは原則「断って」いる。
変わったところでは「和鏡」があった。江戸時代の一般的な柄鏡だが、「天下一」とあったのが気になったらしい(これは常套句)。
変わったところでは、「薬師さん」を見てもらいたいと言うのがあった。
福山市の東北部のとある集落のお堂に安置されているもので、地元の方が「春日仏師の作」と伝わっているが、どうだろうか。というものだった。
都合をつけて現地に行ってみると、辻堂に薬師如来の坐像が安置されている。
どう見ても近世の作だ。
だが、率直にそう伝えるのも悪いと思い、「貴重な物だから専門家に鑑定してもらったら」と、博物館のHさん(現徳島文理大教授)を紹介しておいた。
後で博物館の人に聞くと、やっぱり江戸時代の作だったとか…。
最近行って見ると、少しこざっぱりとしていた。新しいとわかっても信仰の対象として大切にされているらしい(ほっと一安心)。
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史跡探訪
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