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福山市の中心から東北5キロのところに神辺町のSと言うところがある。
中世、高富庄と言う荘園のあったところで、今でものんびりとした田園風景が広がっている。
三吉鼓氏の城跡と伝わる山
この地の東側に、「Т谷」と呼ばれる場所がある。南北朝時代、備後の武将として活躍した三吉(鼓)少納言房覚弁の本拠で、谷の奥まったところに一族の墓地がある。
墓地、石造物の調査で訪れた時のもの
この谷の南側の尾根が城跡と伝わるが、それらしい跡はない。
が、北面した岡の中腹に、薬師堂がある。
鼓薬師堂
三吉鼓氏の持仏堂の名残と言われるが、中に立派な薬師如来の坐像がある。
この坐像のことをはじめて耳にしたのは、30年以上前のことで、神辺町教委のS氏から「あそこにのう、鎌倉仏があるんどう。ありゃあ重文の価値があらあ…」
と聞いたのが、それだ。
フラッシュ無しで撮影したもの
仏像に余り興味が無かった私は、「ふうん」と思っただけで、ほって置いた。
ところが、最近になって、三吉鼓氏のことを紹介する必要があって、初めてこのお堂を訪れた。
フラッシュ撮影のもの
扉を開けると、その薬師様は圧倒的な量感で迫ってきた。
素人の私でも、「確かにこれは…」と実感できた。
残念なのは、保存状態が悪いことだ。
「重文の価値がある」、これが私の感想だが、さて皆さんの感想は?
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2012年12月14日
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