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続・理想の鉋台

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前回、理想の鉋台の記事にimaaaashさんからコメントを頂きましたので、続編ということで。

理想の台については、職種や、個人の好みまで考慮すれば、「正しい」とはなんなのか、結論を出すのはむずかしいと思いますので、私が台屋さんや大工さんに教わったことも、ひとつの例と思っていただければ幸いです。

また、ここでは、私自身が実地検証していないことも書きますので、あくまでもひとつの考え方と捉えていただきたいと思います。(逃げていますが、ブログで論争はしたくないので・・・・)

さて、材については、きめ細かいものの方が個人的には好みです。
粗いものは、台直しがしにくく、あまり好きではありません。
減りについては、粗いものは、もしかすると滑りが良いために減りにくいのかもしれませんね。
また、きめ細かい材の方が、狂いも少ないように思うのですが、比較数が少ないので何とも言えません。

次に、台頭を短くするのは、極端に短くということではなく、必要以上に長くしないということです。台が短い方が狂いが出にくく、精度を維持しやすいためです。これは、長台はかえって精度維持がむずかしく、薄削りには向かないことに通じると思います。
(もうひとつ、長台が薄削りに向かないのは、精度維持だけではなく、押える力によって台がタワミやすい為だという説もあります。)

押さえ溝からの厚さを押さえるのは、台の面積を減らすことで、抵抗を減らせる効果もあると思います。厚さは二分程度で良いと思いますが、現在の台は三分程度が主流です。もちろん台も必要最低限の厚さの方が軽くできると思います。

また、押え溝から側面までの厚さを押えた方が、台が狂いにくいという話も聞いたことがあります。かえって強度が落ちそうですが、古い時代の台は薄くできている傾向があります。

以上、実地検証をしていない物もありますが、台については奥が深く、むずかしいのでこれからもみなさんのアドバイスをお願いいたします。

今回の画像は、会津地方の建具屋で使われていた長台です。刃は「重上」。

右側面を定規台に当てて滑らすため、左側に比べて、押え溝から右側面までの厚さが厚くなっています。最近の長台では左右均等のものがありますが、本来はこのような形だったそうです。

閉じる コメント(15)

自分もきめ細かいもの物を探します。
狂いにくい…には繋がらりませんが!?

個人の好み、思いがありますから難しい課題ですね(^^;
狂いにくい木は軟らかいのが多そうですし…

2009/10/13(火) 午後 8:09 [ オイ ]

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はじめまして。倉敷在住のやまぴといいます。
僕はもっぱら柾目の台ばかり使用していますが、大径木になればなるほど狂いにくいようにおもいます。具体的に言いますと木口に見えます年輪が円状でなく平行に近いものが良いと思っています。

あと、最近愛媛の鉋集団に出会って衝撃を受けています。狂うのがいやなのであれば、集成材、ボンド、鉄、何でもありで台を作ってしまえばよいとのこと。ので、僕も積層の鉋台に移行しつつあります。
全然狂いませんよ!

2009/10/13(火) 午後 8:55 [ やまぴ ]

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右側の方が厚くなるのですか!
勉強になります・・・・・。

ところで左右で違うと言えば、初めから立鉋(台直鉋)用として挿げる前提で作られた刃が付いている立鉋は大抵ややイスカ仕込みぎみな気がしますが、元は他の鉋に使われていた刃を流用して作ったように見受けられる立鉋の台はそうでもない事が多いのですね。

2009/10/14(水) 午後 7:41 あるけすさん

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私は高知在住なのですが、こちらでは台はいわゆる追柾が主流です。多少捩れが起きますが、割れにくいからだと思います。個人的には大径材から取った柾目が好きではあり、変形が一定で、減りにくいと思います。
樫といってもいろいろで、年輪の細かいもの、斑の入りの細かいもの、同じ種類でも多様です。産地によっても硬い柔らかいはかなり偏差があるようです。年輪の粗密はさほど気にしませんが、斑の細かい霜降り的なものはやはり狂いが少ないように思います。でも、狂いのことを言えば、積層材は本当に変形が小さいです。

2009/10/14(水) 午後 8:24 [ やまとも ]

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オイさん、いつもありがとうございます。
オイさんも、きめ細かいのが好きですか。手触りもいいですしね。でもやっぱり問題は狂いですよね。

2009/10/14(水) 午後 10:13 凸凸凸

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やまびさん、はじめまして。
年輪が平行に近いものは狂いにくいというのは、年配の大工さんからも聞いたことがあります。でも、現在は入手がむずかしいですよね。
それから、四国の人たちの先進性はすごいですよね。台だけでなく、研ぎなども独自の方法を考えていたりして、その研究熱心さには頭が下がります。

2009/10/14(水) 午後 10:17 凸凸凸

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Alcesさん、いつもありがとうございます。
そうなんですよ。右側面を下にして使うので、右側が摩耗するために厚く仕込むとのことです。
立刃の鉋の仕込みの違いには気づきませんでした。なぜでしょうね?不思議です。今度調べてみたいと思います。

2009/10/14(水) 午後 10:21 凸凸凸

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やまともさん、積層材をお使いですか。さすが鉋の先進地四国!やっぱり積層は良さそうですね。
樫は斑の細かいものを選べというのは、行きつけの道具屋さんからも聞いたことがあります。東京の台屋、伊藤さんの材は、ほとんど細かい物です。

2009/10/14(水) 午後 10:28 凸凸凸

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かじやさんわざわざありがとうございます。
おっしゃることは何となく分かります。
私も経験やデータはほとんどありません。ですので想像の部分も多くあると思います。それでもよく分からないところがあるので、もう少しうかがいます。
鉋台の材料については樫材はナラと同じ環孔材ですから目が細かいほど柔らかいと思います。年輪が円ではない方が狂いにくいという話がありましたがそれはそのように感じます。みなさんは硬さはそれほどきになさらないようですね。私は薄削りよりも荒く使う方が多いので直すのが面倒なのもあって硬いのが好みです。
薄削りだと刃口はあまり減らないのでしょうか。
材料については用途等で選択の幅はいろいろあるようですね。

2009/10/16(金) 午前 0:29 [ imaaaash ]

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台頭の件は私は刃口が台のどの辺りに来るか(台の長さに対する割合)で習いましたので、疑問に思ったのでしょう。理屈(揚げ足取り?)で言うと小鉋の方が精度を維持して、しかも狂いにくいという事になりますが、そういう意味で言ったのではないと思うので、違う面から考えてみます。
同じ長さと仕立ての精度の鉋で刃口の位置が違った場合、刃口が真ん中にあるのが一番精度よく削れるのではないでしょうか。もしそうなら刃口が端に行くほど精度が落ちる事になり、必要以上に長くしないというより、出来るだけ長くしたいと言う考え方になると思います。
いかがでしょうか。

2009/10/16(金) 午前 0:29 [ imaaaash ]

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さえ溝からの厚さを押さえることで抵抗を減らせるという事ですが、刃口より外を薄く面取りする事や、鉋自体をワンサイズ小さくする事で抵抗は減らせるのでは。。どちらにせよ強度を落としてまで薄くする必要を感じないのですが、最後の狂いにくいと言う話に至っては私にはどういう原因でそうなるのか想像もできません。が、それで狂いが止まるならやるべきですね。
古い鉋に薄い物が多いというのであればきっと理由があるのでしょうね。気になります。
削り台で使う鉋は私も右側を厚く仕込んでます。面倒でそんなにしょっちゅう直しませんが。。
それより穴が下に向かってすぼまっているのは何か理由があるのでしょうか。鉋も刃先に向かって狭くなっているのですか。

2009/10/16(金) 午前 0:29 [ imaaaash ]

かじやさん、ご丁寧に良い鉋台の蘊蓄良く解ります\(^^)ハイ。

2009/10/18(日) 午後 5:58 ゆうけん

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かじやさん。何かめんどくさい事を言ってしまってすみません。
別のところで(ここを見た方かもしれませんが)少し説明しておられる方がいまして少し分かりました。
その方の説明では、中しこ鉋で平面を出した後、仕上げの時に材料にかかりやすいように台頭を短めにしているというような話でした。基本的には定規を使って高い所を見つけて削っていく作業だから、台の精度よりもかかりが良く(食いつきが良いと言っていたと思います)なるようにということらしいです。
かじやさんも同じ考えでしょうか。
そういう使い方というなら納得です。

とにかく一度そのように掘ってみて使ってみるのが理解の早道ですね。

気分を害されたようで申し訳ないです。

2009/10/20(火) 午後 7:44 [ imaaaash ]

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imaaaashさん、返信遅くなり申し訳ございません。気分を害したなどということはありません。ちょっと所用でコメントを返せずにいただけです。またあらためて記事として書きますので、お待ちください。

2009/10/21(水) 午後 0:29 凸凸凸

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ゆうけんさん、いつもコメントありがとうございます。
言葉が足りなかったり、検証が済んでいない内容だったりしますが、昔の職人さん達の言葉を伝えるのが私の役割と考えておりますので、これからもお付き合いください。

2009/10/21(水) 午後 0:31 凸凸凸


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