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福の神?貧乏神?

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1月9日、ヒートテックで武装して、今年初めての骨董市に行ってきました。

酷寒の中、早朝に会場に着いてみると、寒さのために客も出店も少なく、大工道具に至っては、錆びた鋸とチョウナがひとつ。どちらも買う気になりません。

それでも辛抱強く会場を3巡ほどしてから、あきらめて帰ろうとしたときでした。

小さなお宮の中に恵比寿と大黒が入った、骨董市ではよく目にする「セット」が目に入りました。そして、近寄ってみると、思わず笑ってしまいました。

確かに、恵比寿も大黒も福の神。「えびす顔」などとよく言うように笑顔のものがほとんどです。しかしこの恵比寿と大黒は、なんとも言えない「いい笑顔」だったからです。なんだか二人とも、ほんとうに楽しそうです。

どちらの「福の神」も、かなりシンプルな造りで、大黒はよく見ないと槌も袋もどこにあるのかわかりませんし、定番の「米俵」にも乗っていません。恵比寿に至っては釣り竿も鯛も持っていません。それでもちゃんと恵比寿と大黒とわかるところが巧みです。どちらも金彩が残っているので、もとは金色に輝いていたのかもしれません。

お宮に値札があり、2000円。暇そうな店主に「これ、お宮だけの値段ですか?」と尋ねると、「いやいや全部で」とのこと。安い理由は、すべて製作時期がバラバラのものを寄せ集めたからだそうで、「新年だから半値にするよ」の言葉で即決してしまいました。

さて、買って帰ってから考えました。特別な信仰のない私ですが、恵比寿・大黒は縁起物です。適当に飾るのも気が引けたので、高いところに特設の神棚?を設けました。(いいことがあるように、という下心?)

これで今年は商売繁盛間違いなし!・・・・・でもこの大黒さん「米俵」に乗っていないし、恵比寿さんも「鯛」を持ってないのが気になるなぁ・・・・・

梅一の鉋

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“梅一輪 一輪ほどの 暖かさ”・・・・・ 服部嵐雪

梅が一輪咲いていて、そこだけが、ぽっと暖かく感じることって確かにありますね。

1月、初春ということで、通称「梅一」の鉋です。
スタートからいきなりの長文ですが、おつきあいいただければ幸いです。

「梅一」は大阪で仕事をした鍛冶屋で、現存する道具から、鑿、鉋、チョウナなど、刃物ならなんでも作る鍛冶屋であったようです。

竹中大工道具館の解説によれば、

「梅一は加賀百万石刀鍛冶清光七代目。大正5〜6年に大阪に移り、福島に住む。当時「善作」とならび名声を得た名工である。昭和10年頃老齢で鍛冶をやめた。」
とされています。

そして、一説によればこの刀工「清光」は「加州金沢住長兵衛藤原清光」であるとされているようです。

実際に調べてみると、「加州金沢住長兵衛藤原清光」はたいへん有名な刀工で、その刀は、東郷平八郎や新撰組の沖田総司が所持したと伝えられます。しかし、八代目以降も加賀で作刀していた記録があることから、この「刀工清光七代」が大阪に移って鑿鉋を作ったとは考えられません。(十代清光も金沢で没したと記録があります)

また、年代的にも六代清光は「貞享4年(1687年)」没、ということですから、仮に七代清光がこの貞享4年(1687年)に生まれ、100歳まで生きたとしても、天明7年(1787年)ですからまだ江戸時代で、「大正5〜6年に大阪に移り」とする説に矛盾します。

では、「梅一」の作者はいったい誰なのか?

まず考えられるのは、加賀出身の鍛冶が、故郷の有名な刀工の名を勝手に使ったという可能性。この気持ちはよくわかりますし、ありそうな気がします。

もう一つは、清光七代ではないものの、ほんとうに清光の末裔のひとりが、明治の廃刀令で職を失って刃物鍛冶に転じ、大阪に移った可能性・・・・・個人的には、これが一番カッコ良くて、そうであってほしいところです。だって、ロマンがあるじゃないですか。(「ロマン」って死語?)

更に勝手な想像をふくらませると、加賀の刀工の末裔「清光」は、故郷、加賀百万石「前田家」の家紋が「梅」であったことから、「加賀一番」という誇りをもって「梅一」の刻印を作った。というのはいかがでしょう?もっともらしくないですか?

一説には、『通常作は「梅一」の刻印、上作には「清光」を加える。そして更に最上作には「精製」の刻印を打った』といいますが、単純に製作年代の違いかもしれません。

造りは関西系とは違って、東日本系の雰囲気があります。薄手の造り、薄い鋼、鑢目の方向、まるで、古い時代の東京鉋か、会津の鉋を見るようです。

もっとも、関西の鍛冶でも源兵衛や勘兵衛などはとても薄手の鉋を作っていましたから、近年の三木の鉋と比べて、ということになりますが。

地金は日本鉄。鋼は、もう少し研いでみないとわかりませんが、玉鋼のような感じです。鋼の鍛接も巧みで、成形精度も高く、たいへんよくできた鉋だと思います。
鋼の硬度は高くありませんが、玉鋼ならよくある甘さです。

入手は昨年最後の骨董市で。価格は1000円でした。
真冬の5時起きも無駄じゃないようです。

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あっという間に年も新しくなり、たいへんご無沙汰しておりましたが、またブログを再開したいと思います。

不在の間、あたたかいコメントをくださった方々、更新されないブログを読んでくださった方々、ありがとうございました。そして申し訳ございませんでした。

過去の記事で、結論を先送りしてしまっている記事などもございますが、少しずつそれらの記事についても書いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

それではスタートは、「梅一の鉋」についてです。

ちょっと休みます

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ちょっと休みます。・・・・って、もう、しばらく休んだ状態ですが、今仕事がパニックなので、落ち着いたら再開します。鉋台の件も、必ず続きを書きますので、コメントいただいたみなさん、またご意見などお願いいたします。

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