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2018年12月23日のモスクワ公演。
上演されたばかりの公演です。
マーシャ: マルガリータ・シュライナー
くるみ割りの王子: セミョーン・チュージン
ドロッセルマイヤー: デニス・サーヴィン
ネズミの王: アレクサンドル・ヴェドペトフ
指揮: パヴェル・クリニチェフ
ユーリー・グリゴローヴィッチ版の「くるみ割り〜」です。
1892年にマリインスキー劇場で初演(はイワーノフ振付)を迎えたバレエ「くるみ割り人形」には数えきれないほどのヴァージョンがありますが、グリゴローヴィッチ版はマーシャと金平糖を同じダンサーが演じる設定。
マーシャの弟やその仲間たちは女性ダンサーが演じ、子役の出演はありません。
そういう意味ではお子ちゃま向けではなく、きちんとした演技やバレエ・テクニックを楽しむことができます。
ちなみに、くるみ割りの王子は、原作のホフマンの童話では、誕生時のある因縁があり、ねずみの呪いで姿を醜く変えられていたという設定で、グリゴローヴィッチ版の脚本はそれに倣っていますが、たとえばごく最近では、NHKの「バレエの饗宴」で上演された新国立劇場バレエ団が採用しているイーグリング版などでは、実はマーシャが密かに憧れていたドロッセルマイヤーの甥(マーシャの従兄)であるということになっています。
ドロッセルマイヤーも、マーシャの父親がクリスマスパーティーの余興に呼んだマジシャンであるヴァージョン
とか(グリゴローヴィッチ版はこれ)、マーシャの母親の弟であるヴァージョンとか、さまざまです。
そうした細かい設定の違いはダンサーの演技に影響してくるので、結構重要です。
ちなみにグリゴローヴィッチ版の初演は1966年。
トモコはその8年後に、東京文化会館でリュドミラ・セメニャカのマーシャを観たのが、「くるみ割り〜」デビューでした。
グリゴローヴィッチは今年で92歳。まだ生きてるらしい。
今回、リュドミラは幕間のカテリーナ・ノヴィコフのインタビューに出演していましたが、話の長いおばあちゃん(笑)になってしまったらしく、時間を気にするノヴィコフがイライラしているのが分かり、面白かったです。
あと、日本語字幕に出鱈目なところがあり、「なんだかな〜」でした。字幕翻訳者のスキルが落ちてるんでしょうか。
ノヴィコフがフランス語(訛ってるのでかえって聞きやすいw)と英語でも解説をしてくれるので、トモコ的には無問題でしたが。
舞台は、シュライナーが出色の演技でした。
手足が長く、スタイルに恵まれているだけでなく、ひとつひとつのポジションが驚くほど正確で、テクニックが安定していました。
長身のチュージンとのペアも卓抜していて、高いリフトには迫力を感じます。
リフトと言えば、花のワルツで、向かって左から3番目のペアが最後のキメのポーズで失敗していましたが、同時刻に新宿で観ていた母は気付かなかったらしい。目立たないように失敗するwのもプロってことでしょうか。
このシーズン、次の演目は、新しく録画されるらしい「ラ・シルフィード」です。
トモコ、あの第1幕の、ジェームズとシルフィードとエフィのパ・ド・トロワが大好きなんですよね。
楽しみです。
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