曷不委心任去留 胡爲遑遑欲何之

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演劇・ミュージカル・バレエ・美術

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3月16日。
東京文化会館大ホールにて。

プロローグ付全3幕。

プティパ生誕200年である今年、東京バレエ団が創立55周年記念シリーズ第1弾と銘打って上演するのはアンナ=マリー・ホームズ版の「海賊」。
東京バレエ団としては初演です。

装置と衣装はルイザ・スピナテッリ。
装置と衣装はミラノ・スカラ座の全面協力があり、スカラ座のものを使用。
さすがに豪華でした。

振付のアンナ=マリー・ホームズはカーテンコールのときに顔を出してくれました。

主な配役は

メドーラ: 沖香菜子
コンラッド: 秋元康臣
アリ: 池本祥真
ギュルナーラ: 伝田陽美
ランケデム: 宮川新大
ビルバンド: 井福俊太郎
アメイ: 岸本夏未
パシャ: 岡崎隼也
パシャの従者: 永田雄大 

東京バレエ団、いつの間にか男性舞踊手のレベルがかなり上がっていました。
この日、主役の二人よりも誰よりも大きな歓声と拍手を浴びたのはアリ役の池本祥真。
ジャンプの高さ、ダイナミックな回転の安定感や空中での姿勢の美しさは群を抜いていました。
ただ、残念なことにあまり背がお高くないので、「眠り〜」の青い鳥とか、「ラ・バヤデール」のブロンズとかそういう方面のスペシャリストになりそうです。

あと、トモコの目を引いたのは、第1幕の3人のオダリスクのパ・ド・トロワ。
出演者リストを見ると、金子仁美、榊優美枝、吉江絵璃奈が踊っていたようですが、お顔立ちから判断するに、おそらく…ですが、吉江さんかなぁ、の動きが見入ってしまうほど美しかったです。
何より、その音楽性がすばらしい。まるでつま先から、いや、全身から音楽が聴こえてくるようでした。

この公演は平成30年度の文化庁の「戦略的芸術文化創造推進事業」の助成を受けているようですが、教育の分野だけでなく、文化の面でも役人が大好きな「選択と集中」が適用されているのだなと、とても嫌な気分になりました。「選択」の判断してるのが、のーぱんしゃぶしゃぶとか盗撮とか韓国の空港で酒飲んで暴れるとか、そういうタイプの無粋な役人なわけで、きちんと良いものを残せるのか、大いに疑問が残るわけです。
だいたい、「芸術文化創造推進」って何をどうするんでしょうか。お隣の半島で女性の前大統領が無駄に繰り返していた「創造経済」って言葉を思い出しますよ。

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