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モスクワ公演日 2016年10月16日。
全2幕。
音楽: ドミトリ・ショスタコーヴィチ
振付: ユーリー・グリゴローヴィチ
キャストは…
リタ: ニーナ・カプツォーワ
ボリス: ルスラン・スクヴォルツォフ
ヤーシュカ: ミハイル・ロブーヒン
リューシュカ: エカテリーナ・クリサノワ
初演はレニングラード、ロシア革命から15年も経っていない、1930年。
10数回上演されましたが、社会主義的リアリズムに欠けると政治的批判の対象になり、以後半世紀、上演されることがなかった作品。ちなみに、初演時は全3幕でした。
1970年にグリゴローヴィチが再演を提案しましたが、この作品を自己批判したショスタコーヴィチが存命だったため彼に配慮し、結局、1982年、ショスタコーヴィチの死後にボリショイ劇場で新たな演出を付され、上演されました。
ストーリーは、1920年代のロシア南部の港町が舞台。
青年団に属する漁師のボリスが、町の祭りでリタという女性に一目ぼれするんですが、実は彼女、キャバレー「黄金時代」の踊り子で、マフィア?のボスの愛人。
二人は惹かれあうのですが、それがマフィアのボス(ヤーシュカ)に知られてしまう。
ヤーシュカは嫉妬し、リタを取り戻そうとボリスに手下を差し向けます。
一方で、ヤーシュカに横恋慕していたリューシュカは、ヤーシュカの気を惹く好機とばかり、彼に近づき付きまといます。しかし、リタにすっかりまいっているヤーシュカは全く相手にしてくれない。
そんなヤーシュカに逆上したリューシュカは、彼に向かってナイフを振り回す。二人がもみ合ううちにナイフはリューシュカの胸を貫き…。
ボリスがヤーシュカの手下共にボコボコにされたため、ボリスが所属する青年団は仕返しにヤーシュカを逆襲。
ボリスとリタは思いを遂げることができたのでした。
ってな感じ(たぶん)。
田舎町の青年団の新体操団体競技を思わせる、少々無個性ながら健康的な群舞や、2幕冒頭、キャバレー「黄金時代」の踊り子たちが『二人でお茶を』の軽快な音楽に乗って客と踊るタンゴ、ビッグバンド風の音楽と退廃的な雰囲気の妖艶なダンシング、難度の高いリフトを組み込んだパ・ド・ドゥなど、見どころがたくさんでした。
リタ役のカプツォーワは同性愛をカミングアウトする前のジョディ・フォスターに似た風貌。
クリサノワはライザ・ミネリのようなメイクをし、コケティッシュなあばずれを好演。
ロブーヒンの演じたマフィアのボスは、「ウェストサイド・ストーリー」のヤンキーなガキみたいで、アルカポネ的な迫力はなかったですけれど。ああいう小物風なキャラクター設定なのかな、もともと。
「黄金時代」は、「明るい小川」と同じく、ソビエト連邦時代のロシア・バレエの作品で、なかなか上演されず、日本公演ではまず観る機会がない作品。観られてラッキーでした。
いつもは40人ほどが集まるボリショイ・バレエ in シネマ、有名作品でなかったせいか、この日の観客は14,5名。
毎回来ていた若いカップルも、今回はいなかった。
「眠り〜」とか「白鳥〜」なんかはいつでも見られるのにねぇ。
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