映画レビュー「た行」

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全35ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

『沈黙の粛清』






イメージ 17
イメージ 18
『沈黙の粛清』 宣材です。




イメージ 19
イメージ 1
イメージ 2
イメージ 3
イメージ 4
今日は弟と生まれて初めてふたりで新世界に行ってきました。
いつ行っても新世界・国際劇場は娯楽の殿堂で素晴らしい。
「反骨の洋画3本立て!」という、ちゃんとテーマがあるところも素晴らしい。
手書き看板のセガールに弟も感激(笑)・・・。
ちなみに、同時上映の『モンスター・ハント』も『シチズンフォー』も、私は知らない(汗)・・・。








『沈黙の粛清』
解説:スティーヴン・セガール主演のアクションサスペンス。家族をギャングに殺され街に巣食う悪を粛清する元特殊部隊の男と、彼を止めようとするFBI捜査官の対決を追う。メガホンを取るのは、『ガンズ・アンド・ギャンブラー』などのマイケル・ウィニック。『ミッドナイト・ガイズ』などのクレイグ・シェイファー、『ジャンゴ 繋がれざる者』などのジェームズ・ルッソらが出演する。得意の武術、ナイフやさまざまな火器を操って悪を倒すセガールの無敵ぶりが痛快。
 
あらすじ:ドラッグの取引をしていたギャングたちが、何者かによって惨殺される。捜査が開始され、容疑者として家族をギャングに殺された過去を持つ元アメリカ軍特殊部隊大佐ロバート・サイクス(スティーヴン・セガール)の存在が浮かび上がる。彼と同じ部隊に所属していたFBI捜査官ポーター(クレイグ・シェイファー)が凶行の阻止に動きだす中、サイクスに部下を葬られたマフィアの首領ロマノ(ジェームズ・ルッソ)が彼の抹殺を決意。サイクス、ポーター、マフィアによる三つどもえの戦いが始まる。
 
 
 
私がこのブログを始めた2010年頃、大阪・天六にあった映画館で、よくスティーヴン・セガールの作品が単館・独占上映されていました。
私は年に二回ペースで、まるで墓参りに行くように天六に足を運んでセガールを拝んでいたものです(汗)・・・。

数年前に天六の映画館が閉館し、セガールの映画も公開すらされなくなったんですが、今年からまたセガールの作品が日本へやってくるようになりました。
私の弟は、なぜかミリタリー映画と銃器には詳しくて、私と入れ替わるように、セガール映画に最近ハマっている。職場のセガール・ファンの影響だそうです。
「兄貴、『沈黙の包囲網』って映画が大阪に来たら教えてや」って、数か月前に、私は弟に言われていた。
で、「今週、新世界で『沈黙の粛清』ってやってるけど、一緒に行くか?」ってメールしたら、弟は行くって(笑)・・・要は弟、セガール主演の「沈黙〜」やったらなんでもええねん(超爆)・・・。
 
深夜の空き地で行われている麻薬の取引。しかし、イーストウッドの『アメリカン・スナイパー』に出てくるような銃を持つ男の狙撃により、現場にいたマフィアとギャングたちは全員惨殺され、悪い奴らが殺されるという同様の粛清事件が続く。
事件を捜査する刑事たちの前にFBI捜査官ポーターが現れ、謎の世直し粛清男の正体は、元海軍特殊部隊大佐のサイクスで、同じ部隊に所属していたポーターはサイクスを追っていると主張する。
サイクスの仕業による爆破現場の証人であるシングルマザーを匿いながらサイクスと接触したポーターは、警察とマフィアを交えた戦いの中に身を投じる事となる・・・。
 
これね、お互いに家族を失ったサイクスとポーターの関係に、幼い少年を連れたシングルマザーが絡んで、家族っていいな・・・というウォームな展開になる事もなく(超爆)、おもろいねんけど、なんやこのB級の枠から1ミリも飛躍せんいつものセガール映画節は・・・なんて見ているとね、ものごっつい急展開で、超どんでん返しを食らうからビックリした!(汗)・・・。
ラーメン食べてたら、いきなり店のおやっさんから頭にから揚げの塩ふりかけられた・・・みたいなね(超爆汗)・・・。
多分、もう一度最初から観たら穴だらけなんやろうけど、なんとなく眺めていたらガツンとヤラれまっせ!(笑)・・・。
「最近のセガールって、ゴジラみたいな扱いやと思ってたら、そっちかい」みたいな(汗)・・・。
 
[2016年、11月12日、『沈黙の粛清』、新世界・国際劇場にて鑑賞]




イメージ 5
麻薬の取引現場を急襲して皆殺しにしてしまう、謎の男サイラス(スティーヴン・セガール)
とにかくセガールって、相変わらず不死身。
けっこうな人数に撃ち返されても弾はかすりもしないし(笑)、ロープでよっこいしょと降下して腕だけのアクションであっさり雑魚を撃退・・・いつもセガール。
あっ、私、おもいっきり愛を告白しているレベルでセガールを称えてますからね(爆汗)・・・。

セガール映画といえば、無駄な濡れ場(今日は弟とセガール映画の定番で盛り上がったわ(爆)・・・)
この作品では濡れ場はないんやけど、ストリッパーのヌードをスローで見せて(笑)、難しい顔してそれを眺めるセガールは、マフィアが牛耳るストリップ小屋を爆破。
要はサイラスという男、世直しをしているという設定なんです。
そんな謎の粛清人サイラスは、マスコミからも追われる。





イメージ 6
イメージ 7
警察の前に突如現れ、サイラスの正体を明かすFBI捜査官のポーターは、サイラスは元海兵隊特殊部隊大佐で、自分の元同僚だと主張する。
ポーターを演じているのがね、1980年代に『恋しくて』とか『ミディアン』に出ていたクレイグ・シェイファーなんですよね。
ポーターはサイラスのことを、「ヤツは影のように痕跡を残さない」というんですが、サイラス=セガールは、どこにいてもおもいっきり目立ってしまうような風貌なんですよね(笑)・・・。
(昔の絵に描いた泥棒のようなひげをはやした藤岡弘みたいやねん)





イメージ 8
イメージ 9
イメージ 10
連続事件とサイラスを追う刑事ピーターソン(ルイス・マンディロア)
昔から映画で描かれる刑事って、FBIの介入を嫌いますよね。
この映画の脚本はその先入観をうまく盛り込んでいて巧妙。
登場する人物すべてがサイラスを追うなか、ピーターソンは葉巻をヒントにある事実を突き止める。






イメージ 11
イメージ 12
事件に巻き込まれたシングルマザー、ケリー(ヘレナ・マットソン)
私、弟と言ってたのは、「セガールって、自分の映画に登場する女優って、絶対に自分で選んでるよな。タイプが似通ってるもん」って。
今回のヒロインであるヘレナ・マットソンもべっぴんさん。
「息子は野球が好きなのにグローブを持ってないの」というケリーとポーターのやりとりが、まさかラストの伏線になるとは。




ハイっ!
このようなマイナー映画、ここへ訪問される方は絶対に見ないので(笑)、ここから衝撃のどんでん返しを含めておもいっきりネタバレします。
観覧に注意せんでもええやろ(爆)・・・。









イメージ 13
イメージ 14
イメージ 15
なんとなんと、実はポーターとサイラスは同一人物。
ポーターがFBI捜査官というのも嘘。
サイラスは、元海兵隊特殊部隊のポーターの別人格が生み出した架空の人物だった。






イメージ 16
セガールの映画、“凄く無駄で愛おしい100分を貴方へ”というB級テイストあふれるリボンに結ばれて提示されているのがわかるから(笑)、ファンはわざわざ劇場に足を運んでまで狂喜するんやけど(笑)・・・。
この作品でもセガールは中盤まで一言も喋らないわけ。
このまま最後まで喋らんかったらホンマの沈黙でオモロイんやけどな・・・なんて思って見ていた。
そんな私と弟のようなセガール映画ファンにね、セガールは「なめとったらアカンぞ」って、強引などんでん返しを放り込んでからに(爆)・・・。
そこそこオモロイ映画やのに、いつも劇場を出ると瞬殺で脳裏から消えるセガール作品やけど、今回はしっかりある事が脳裏に刻まれた。
セガールの映画はいつも面白い。オモロないのは、実はセガール自身だったと(爆汗)・・・。

映画を見終わり、ロビーに出ると、弟が劇場に人に、この作品のチラシをくださいと言ったそうなんですよ。
すると愛想の良い新世界国際のお兄さん、「これのチラシはないんですよ。劇場前に飾ってあるチラシ、実はアレもコピーでして(笑)」と、バカ正直におっしゃる。
そういう新世界国際もセガールも、あらためて「俺はめっちゃ好きや」と再認識した次第で(汗)・・・。










イメージ 1


イメージ 2
イメージ 3
イメージ 4
イメージ 5
本日、朝から映画をハシゴしてきました。
大阪ステーションシティシネマ(スクリーン5)の様子です。







『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』
解説:『ローマの休日』『ジョニーは戦場へ行った』などの名作を手掛けてきた脚本家ダルトン・トランボの半生を描く伝記映画。東西冷戦下のアメリカで起きた赤狩りにより映画界から追放されながらも偽名で執筆を続けたトランボを、テレビドラマ「ブレイキング・バッド」シリーズなどのブライアン・クランストンが演じる。共演は『運命の女』などのダイアン・レイン、『SOMEWHERE』などのエル・ファニング、オスカー女優ヘレン・ミレンら。監督を、『ミート・ザ・ペアレンツ』シリーズなどのジェイ・ローチが務める。
 
あらすじ:『恋愛手帖』で第13回アカデミー賞脚色賞にノミネートされ、着実にキャリアを積んできたダルトン・トランボ(ブライアン・クランストン)。しかし、第2次世界大戦後の冷戦下に起きた赤狩りの標的となり、下院非米活動委員会への協力を拒否したことで投獄されてしまう。釈放後、彼は偽名で執筆を続け、『ローマの休日』をはじめ数々の傑作を世に送り出す。
 
 
まず、いきなり愚痴らして。
最近の洋画の邦題、配給会社のセンスが枯れてきたと同時に、しょうもないサブタイトルが多いんとちゃうか?・・・。
『トランボ』やったら『トランボ』でええねん。最も嫌われたとか余計な情報はミスリードに繋がるとか余計なお世話になるとかわからんのか?
私にとって「トランボ」と言うと、あの名作映画『ジョニーは戦場へ行った』のドルトン・トランボしか脳裏に浮かばん。海外へ行った事もないから、トランボという知り合いもおらんし、今までの人生でトランボはおろか、モランボンみたいなアジア人とも一緒に仕事した事もない。
ドミンゴとかいうヤツとは仕事した事はあるけど(爆)、そいつの国籍なんか知ってたまるかい(爆汗)・・・そいつは飲み屋で自分の女をからかわれた言うて相手を半殺しにして逮捕されていたしね(超爆)・・・。
 
私はおバカなので、共産主義とか政治に関する事に疎いんですよ。
この作品では、1940年代、米ソ関係の悪化に伴う反共産主義キャンペーン・・・つまり“赤狩り”の標的になり、弾圧された脚本家トランボと家族、志を共にするその友人たちが描かれています。
ある時代のハリウッドの映画界を描写しながら、不屈の魂を持つトランボという人物をバックボーンなしで切り取ったような作品やったんですが、これがむちゃくちゃ惹きつけられる面白い映画やったんですよね。
 
要はね、反骨精神から共産主義者のレッテルを貼られた者は、トランボに限らずみんな裏切り者扱いされる。議会に召喚されて侮辱罪を宣告されたトランボは刑務所に収監されたしね。
しかし、思想の自由をを訴え続けるトランボは、転んでもタダでは起き上がらない男。
生活の為に偽名を使って自らの脚本を売りつけ、その作品が名作『ローマの休日』やったりするから、他人名義でひっそりとオスカーに輝いたりしてる・・・という、トランボの脚本家として天才なところがめちゃくちゃ痛快なんですよね・・・。

ところが、努力の上に成り立つ天才の偉業とは、どうしても傍から見るとクレイジーにしか見えない。バスルームに閉じこもって馬車馬のように脚本を書き続けるトランボは、一番大切な家族を失いかけるんですよ・・・。
そこでね、父親を理解できなくなった娘に詫びるトランボの言葉が素晴らしく良かった。
(妻の言葉を引き合いに出したその言葉、興味ある方は映画館で確認して。
教えてあ〜げない(爆)・・・)
 
この作品のメッセージ。たくさんあるんですが・・・。
劇中のトランボのセリフ、「よく知らない人の事を、悪いと決めつけるな」に集約されていたと思います・・・。
 
[2016年、7月23日、『トランボ』、大阪ステーションシティシネマ・スクリーン5にて鑑賞]
 


イメージ 6
この映画、とても静かな物腰なのに、不平等を嫌う価値観と反骨精神を漲らせるトランボの人物像がとても人間くさくて引き込まれる。
演じられたブライアン・クランストンがホンマに素晴らしかったです。
『ブリッジ・オブ・スパイ』のマーク・ライランスが主役になったような感じでした。




イメージ 7
トランボはね、10ヵ月の刑期を終えた後、生活の為にB級映画のプロデューサー、フランク(ジョン・グッドマン)に売り込みに行く。
わずか三日でくだらない脚本をリライトしたトランボの実力に驚いたフランクは、低賃金でたくさんの脚本をトランボへ依頼する。






イメージ 8
イメージ 9
家族がトランボの仕事の協力者になり、偽名を使う事でトランボは多くの名作を書く。
トランボの奥様を演じたダイアン・レインがまた良いのですよ。
トランボが架空名義で出した『ローマの休日』、『黒い牡牛』が原案賞でオスカーに輝いた事から、脚本家の存在を巡って憶測が飛び交う。
噂を聞きつけたカーク・ダグラスやオットー・プレミンジャー監督の指名により、トランボが表舞台に復帰するというハリウッドの裏話も面白い。



イメージ 10
ヘレン・ミレンはトランボと敵対する嫌なコラムニスト役。
結果的にはトランボを裏切ったんですが、「君は偽名を使って仕事もできるが、顔で売る私はそんな事できない」と苦しい胸の内を明かしたエドワード・G・ロビンソンは可哀想でもあった。






イメージ 11
イメージ 12

かなりダルトン・トランボという人を美化してるのでは?と感じさせる部分はある。
でも、私はこの作品で描かれたトランボには凄く共感できた。
長い物に巻かれるのが嫌で、つまはじきされても腐らない。
そういう男が家族に支えられている時の鬼気迫る姿に燃えます。
家族愛を描いた作品として秀逸。
個人的には、「ストーリーは良いのに脚本がつまらない」という視点の鋭さが勉強になりましたわ。
すごく納得できた。

『ダーク・プレイス』





イメージ 12
B5チラシです。






イメージ 13
イメージ 14
イメージ 15
イメージ 16
本日の大阪ステーションシティシネマ(スクリーン8)の様子です。






『ダーク・プレイス』
解説:『ゴーン・ガール』の原作者ギリアン・フリンによるミステリー小説「冥闇」を映画化。幼いころに一家惨殺事件から生き延びた女性が、家族を襲った事件の真相を追ううちに驚がくの真実にたどり着く姿を、『サラの鍵』などのジル・パケ=ブランネール監督が描く。血塗られた過去と向き合うヒロインには、『モンスター』などのオスカー女優シャーリーズ・セロン。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などのニコラス・ホルト、『モールス』などのクロエ・グレース・モレッツらが共演。
 
あらすじ:8歳のときに起きた一家惨殺事件で生き残ったリビー(シャーリーズ・セロン)のもとに、有名事件の真相について話し合う「殺人クラブ」から招待状が届く。彼女が兄の犯行を目撃したと証言したことで、当時15歳だった長男ベンが終身刑を宣告された事件について話してくれれば謝礼を支払うという。生活費に困っていた彼女は申し出を受け、家族を襲った悲しい事件を振り返るが……。
 
 
 
8歳の時に起きた一家惨殺事件で生き残ったリビーは、集まった膨大な寄付によって働かずに生きてこれたんですが、その寄付金や自叙伝の印税も底をつき、お金に困っていた。
そんな時、リビーは有名事件について語り合う「殺人クラブ」という同好会のリーダーであるライルの招待を受けるんですね。報酬に惹かれて。
好き勝手に持論をぶつけてくる殺人クラブの面々に辟易したリビーは、事件の犯人として服役している兄ベンと面会した事をきっかけに殺された姉の日記を読むようになり、自らの心に封印していた事件の真相に迫っていく・・・というお話。
 
リビーは、自分が8歳の時の曖昧な証言によって一応の解決をしている事件の真相にやはり疑問を抱いている。
映画を見ている観客はリビーと同じ目線で真相を追う事になります。
極貧生活のなか、大きな農場と子供4人を抱えたリビーの母親は、なぜ悪魔崇拝者であるディオンドラという少女を妊娠させた息子ベンに殺されなければならなかったのか?・・・。
 
この作品、猟奇サスペンス的な雰囲気でスタートして、ちゃんと28年前の事件の真相を見せてくれる。
未解決事件や有名な事件の謎って、劇中に登場する「殺人クラブ」の面々でなくても興味がある。
しかし、この作品で描かれる複雑怪奇な事件の真相の根底には、やりきれない貧困がとてつもなく大きな影を落としているので、サスペンスというより重い人間ドラマの悲しさに見る側の心も暗くなってしまう。

面白い映画なのに、謎が解けても全然スッキリしない映画なんです(爆汗)・・・。

なんか昭和ドラマ丸出しの不幸自慢みたいな語り口の作品なんですが(汗)、МТV全盛期である1980年代のアメリカの田舎町で起きた事件という“暗さ”がとてつもなくヘビーな映画です。ヘビメタ=悪魔崇拝というとんでもないミスリードな時代背景も怖い。
 
[2016年、6月25日、『ダーク・プレイス』、大阪ステーションシティシネマ・スクリーン8にて鑑賞]
 







イメージ 1
イメージ 2
1985年、カンザス州の一軒家で母親と娘二人が殺される。
8歳のリビーが生き残り、長男ベンが殺人容疑で逮捕された。
28年後、リビー(シャーリーズ・セロン)は事件に同情した人たちの寄付に甘えて暮らしていたんですが、働かなかったために寄付を食いつぶしてお金に困るようになる。
そういう自堕落な生活を送るリビーの姿は、物語の大きな伏線にもなっている。






イメージ 3
イメージ 4
民間人で構成される事件調査サークルである「殺人クラブ」のリーダー、ライル(ニコラス・ホルト)の招待を受けるリビーは、報酬目当てでライルに協力する。
しかし、素人推理をぶつけてくる殺人クラブの面々にムカついたリビーは、自らの心に封印していた事件の真相に立ち向かう気になってくる。






イメージ 5
兄のベン(コリー・ストール)と、事件以来の再会を面会で果たすリビー。
実はベン、数か月後に釈放される予定で、過去の証拠も採用されなくなる期限が迫っていた。
リビーはゴミに埋もれたような部屋の中の荷物を紐解き、姉の日記を読み返す事で事件の真相を追い、同時に事件の生き証人たちを探すようになる。






イメージ 6
イメージ 7
28年前、16歳のベン(タイ・シェルダン)は、年上のディオンドラ(クロエ・グレース・モレッツ)と恋に落ち、ディオンドラはベンの子を妊娠していた。
ディオンドラの影響で悪魔崇拝に傾倒するベンは、なぜか近所の少女たちへの性的悪戯疑惑も指摘され、問題児扱いされている。
ベンとディオンドラが町を出ようとしているとき、ベンの家庭は危機に陥ってしまっていた。

タバコをプッカ〜した口でエロいキスをベッチャリするクロエちゃん(爆汗)
いつの間に、そんなんどこで覚えたんや?(爆汗)・・・。
いやいや、娘さんの親って大変やと思うね。
この前までグンゼのパンツ穿いてたような娘が妊娠よ(爆汗)・・・。







イメージ 8
ベンとリビーたちの母親であるパティ(クリスティーナ・ヘンドリックス)の状況はインケツそのもの。
離婚したボンクラ亭主は金をせびりにくるし、極貧なのに息子は悪戯容疑で訴えられそうやし。
昭和の波乱万丈母さんみたいで見てられへん。
話はそれますが、今、真面目に働いても生活保護受けてる人の方がお金貰ってる場合なんて普通にある。
重病人や稼げない年寄り以外は生活保護って廃止してほしい。税金の無駄使いやし。
と思ってもね、この作品のパティ母さん見ていたら可哀想で何とかしてあげなあかんと思うんよね。
(パティは保護を受けてるんですが、全然足りない)

この作品で描かれる事件の犯人は実に意外な人物で絶対に推理や予測できない。
貧困の後始末にベンとディオンドラが絡む事件の真相は偶然の産物で、かつ複雑。






イメージ 9
『マッドマックス怒りのデスロード』に続くシャーリーズ・セロンとの共演になったニコラス・ホルト。
この作品では少し尻切れな扱いで残念でした。





イメージ 10
イメージ 11
ラスト、ベンは釈放に向かい、リビーは28年前の家を訪ねる。
「やっと普通の生活を今から始められる」というリビー。

“トラウマを克服するには、そのトラウマと向き合わなければならない”というこの作品のリビーの描き方には共感できます。
ラストにやっと笑うシャーリーズ・セロンの表情だけが救いの映画(汗)・・・。
監督は『サラの鍵』の人らしいですね。
『サラの鍵』も家族と心の傷を描いた重い作品やったけど、重さではこの作品も負けてまへん(汗)
どんな事件でも真実はひとつ・・・という部分で、この作品の謎解きは面白いんですが、結果が明後日の方向からの地味な結果なので、“許す”心が要求されます(笑)・・・。

『団地』








イメージ 2
イメージ 3
チラシ2種です。





イメージ 4
シネ・リーブル梅田のあるスカイビルまでは、私の会社からひたすら信号のない淀川河川敷横の一本道を進む。
この狭い道、信じられない事に2通なので、車が来ると危ない。
帰りは街灯が少ないのでもっと怖い。




イメージ 5
イメージ 6
イメージ 7
イメージ 8
イメージ 9
イメージ 10

本日のシネ・リーブル梅田の様子です。
珍しくおばちゃんが多かったですね。
そのおばちゃんたちがよく笑ってくれたので、良い環境での鑑賞でした。








イメージ 11










『団地』


解説:日本アカデミー賞監督賞やブルーリボン賞監督賞などに輝いた『顔』の藤山直美と阪本順治の主演、監督のコンビが、およそ15年ぶりに再び組んだ異色ドラマ。とある団地に引っ越してきたいわくありげな夫婦と、彼らが抱える秘密を暴こうとする住人たちが騒動を巻き起こす。『正しく生きる』などの岸部一徳をはじめ、大楠道代、石橋蓮司、斎藤工らが結集する。先の読めない展開はもちろんのこと、クセあるキャラたちにふんしたキャストが織り成すストーリー展開も見どころ。


 


あらすじ:商店街の一角で営んでいた漢方薬店を閉め、その住居兼店舗を売却し団地に移り住んだヒナ子(藤山直美)と清治(岸部一徳)の夫婦。パートに出るヒナ子と散歩ばかりしている清治だったが、ふいに清治の姿が見えなくなってしまう。さらに、彼らの部屋にスーツ姿で日傘を差す謎めいた男が出入りするように。やがて、ヒナ子が清治を殺して死体を隠しているといううわさが流れ、それを聞き付けたテレビ局が取材に訪れる。


 


 


 


阪本順治監督は私より八つ年上なんですが、『新・仁義なき戦い』の冒頭で、光化学スモッグにより子供たちが学校の校庭で遊べないという、おもいっきり昭和の風景を描写していた。
今回の『団地』もね、私が今住んでいるようなエレベーター無しの五階建て団地を舞台にしていて、劇中に登場する少年がいつも口ずさんでいるアニソンが『科学忍者隊ガッチャマン』の主題歌なので、いったい何時の時代の話やねんという感覚が、かえって独特の世界観を演出しています。


で、一番重要なのが、とりあえず舞台が大阪なんです(汗)・・・。


 漢方薬のお店をやめて古い団地に移り住んできた清治とヒナ子の部屋を、スーツ姿の青年がたまに訪ねてくる。夫婦はその青年に漢方薬を渡したりなんかしている。
ヒナ子は慣れないスーパーのパートに出ていつも店長に怒られています。
清治はいつも散歩しているんですが、何気に自治会長の選挙に担ぎ出され、おもいっきりヤル気になっているところで落選した挙句、その事を住民たちに揶揄された清治はおもいっきりスネてしまい、台所の床下に隠れるようになるんですよね(笑)・・・。
すると、姿の見えなくなった清治の事を妄想まじりに噂する団地の住人たちは、清治が殺されたと大騒ぎし始める・・・というお話。


 関西のコミューンの中で、必ずみんなが食いついてくる話題なんて単純。
人の不幸を面白おかしく飛躍させて言いふらせばいい(爆汗)・・・。
「最近見いひんアソコの家の人、絶対に殺されとんで」とか(笑)、「今頃ソレは腐ってるから臭いしてくるハズや」とか(爆)、あと、「もうバラバラちゃうか?」とか(汗)、噂がどんどん進行して、どうしても真実のスケールを超えてしまう。
それが一番キッついのが大阪(爆汗)・・・。


極端に言うと、人が殺されて遺体がどこかに転がってる以上、腐ってるかバラバラで見つからないとオモロないやんと思うのがコテコテの大阪人(爆汗)・・・。
行方不明者が無傷で生きてたなんて聞こうもんなら、「しょうもない」で終わりですから(爆汗)・・・。
(裕福で気持ちに余裕がある人はそうでもないんやけど、人の幸せに軽く嫉妬するのが“団地”という集合住宅に住む層なんよね)


いろんな謎めいた話が複雑に絡み合うこの物語は、その全国的には理解されにくい大阪の感覚が全編をはんなり優しく覆っているので、もう一度書くと、理解されにくいかも(汗)・・・。
(私は大阪人なんで判断難しいんですが、全国向けではないかも(汗)・・・)


 でもね、私は実際に同じような団地に住んでいますから、自治会の事も含めてどストライクな日常を、これでもか!という共感を持って描いてくれた作品なんですが、そういう人が繋がるから構築される地域の悪い面やめんどくさい腹の探り合いの果てにある温かい交流や助け合いの良さまで、きちんと描写して笑いを取っていたところはお見事。
そして、そのすべてを吹き飛ばしてしまう飛躍したオチの果てでね、私は少し感動しました。


 


[2016年、6月21日、『団地』、シネ・リーブル梅田2にて鑑賞]


 




イメージ 12
冒頭、ダジャレもどきの変な言葉使いの青年(斎藤工)を家に入れる清治(岸部一徳)とヒナ子(藤山直美)夫婦。
清治は漢方薬のお店を閉めて、団地に越してきた。
清治の家には宅配人も含めて数人が訪ねてくるんですが、清治の調合する漢方薬がソコに絡んでいる。






イメージ 13
イメージ 14
ヒナ子はスーパーのレジでパートしてるんですが、客と話し込むからいつも店長に怒られてる。
(そのシーンの、「いつかええ事ある」を連呼して財布忘れた客のオッサンはツボで笑えた)
清治はね、自治会長の奥さん(大楠道代)に気に入られ、次期自治会長に推薦されて選挙になるんですが、落選した挙句に主婦たちにボロクソ言われておもいっきりスネてしまうんですよね。








イメージ 19
大人げないスネ方をした清治は、台所の床下に引きこもってしまうんですよ。
外に出なくなったから、団地の住民たちは清治が行方不明になったと騒ぎだす。







イメージ 15
主婦たちは、清治がヒナ子に殺されたのでは?と推理する(汗)
推理は飛躍していき、話が自治会長(石橋蓮司)の元に持ち込まれ、自治会長はね、みんなから事実を確かめてこいなんて言われてんのよ(爆)・・・。
なぜか元江戸っ子の設定の自治会長と団地のモンスター住人とのやりとりは、やはり大阪弁がメインなんで笑える。
コメディという意味では、この作品はかなり笑いを取っていましたよ。








イメージ 16
イメージ 17
実はこの作品の物語、時間軸も前後するし、軸になるいくつかの物語の噛み合わせがしっくりいってないから(ファンタジー要素としていくつかの要点をボカしてるから)少し難解に思えるかも。
清治がいつも行く公園で、親に虐待されてる少年と清治の交流するシーンなんて、できるだけ健全なコミュニケーションをとって地域を守ろうという古き良き団地(自治会)の様子がリアルに描写されています。
岸辺さんはね、京都の人なんで関西弁に落ち着きがあって綺麗ですね。そこが作品に活きてました。






イメージ 18
清治もそうなんですが、実は青年だった息子を事故で亡くしたショックから立ち直っていないというヒナ子を演じた藤山直美さんの抑圧された演技が素晴らしかったですわ。
基本はコメディなんですが、物語の根底には深い悲しみがあるんですよ。
旦那が失踪した挙句に殺したんちゃうか?と噂されるくらい屁でもないわという、喪失感に裏打ちされた“静”のヒナ子の佇まいがね、“なんでもありえる”という世界観に説得力を与えていましたわ。



ハイ!
ここから半分ネタバレします。
観覧には注意してください。












イメージ 1
私、オバマ大統領が広島を訪れた日の新聞の芸能欄でね、この作品のネタバラシしてたんで驚いてね。
一時はもう見るのやめようかな?とマジで思った。
新聞にはこう書いてあった、「実は岸部一徳が宇宙人だったというお話」って(怒)・・・。
ちょっと予想外やったんで、そんなオチなら逆に分かってて見た方が無理がなくていいのかなと思い鑑賞した。
そしたら岸部一徳さんは宇宙人ではなかったんですが、オチの半分は当たってるんですよね(汗)
独特の死生観に覆われた物語でした。
しかし、私のようにボロい団地住まいであっても、“その瞬間が一番幸せやな”と感じさせてくれるこの作品のラストショットには涙腺ヤバかったです。








イメージ 14
イメージ 15
チラシ2種です。





イメージ 1
イメージ 2
イメージ 3
イメージ 4
イメージ 5
本日のTOHOシネマズ梅田(別館シアター10)の様子です。
しかし暑い。汗ダラダラ。
男の人は半パンという人が増えてきました。
もうあと一か月もするとセミがミンミンうるさいですよ。







『10クローバーフィールド・レーン』
解説:『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』などのヒットメーカー、JJ・エイブラムスが製作を担当した異色スリラー。思いがけずシェルターの中で過ごすことになった男女を待ち受ける、想像を絶する出来事が展開していく。『リンカーン/秘密の書』などのメアリー・エリザベス・ウィンステッド、『バートン・フィンク』などのジョン・グッドマン、テレビドラマ「ニュースルーム」シリーズなどのジョン・ギャラガー・Jrらが出演。手に汗握る心理劇と、一気になだれ込む衝撃の展開に息をのむ。
 
あらすじ:ミシェル(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は目覚めると、自分が見ず知らずの2人の男性とシェルター内にいることに気付く。その日を境に、彼女を助けたと主張するハワード(ジョン・グッドマン)とエメット(ジョン・ギャラガー・Jr)との奇妙な共同生活がスタートする。ミシェルは、外は危険だという彼らの言葉を信じるべきかどうか悩んでいた。
 
 
 
 
これは劇場で早い段階から予告編が流れていまして、面白そうな設定の映画やなと。

彼氏と喧嘩して家を飛び出し、交通事故で車を横転させたミシェルは、目覚めると怪我した足を固定され、点滴を受けていた。
そこへ太ったおじさんハワードが現れ、ミシェルは命を助けられてハワードの地下シェルターにいるという状況を説明される。
シェルター内には同じ境遇のエメットという青年がおり、ミシェルは三人で奇妙な共同生活を送る。
しかし、どうしてもハワードを信用できないミシェルは、確認できない地上の世界が気になって仕方がない・・・というシンプルなお話。
 
コレ、アイデア一発勝負の秀作やね。
好みで賛否分かれるタイプの作品ですが、優れた心理サスペンス映画である事は間違いない。
 
ハワードは何者かの襲来で地上の人類は滅亡したから地上には出るなと主張するので、ミシェルは軟禁状態なんですね。
一度は信頼して三人で穏やかに過ごす日々が続くんですが、ハワードの言動に不信感を拭えないミシェルはエメットとある計画を立てる。
命の恩人であるハワードは、若い二人に対してまったく悪い事はしていないんですが、根っからの善人なのかというと、どうも怪しいという部分が凄くサスペンスを盛り上げる。

人の心の動きが、どういう状況の変化で左右されていくのかという繋がりが面白い映画。
“次はどうなんねやろ? ここで落ち着いたけど、次はどう転ぶねん?”とドキドキしていたら、それなりに納得のいく荒技に着地しやがんの(笑)・・・。
でもね、ちゃんと人を描いてサスペンスを構築したという部分で素晴らしい作品だと思う。
 
[2016年、6月18日、『10 クローバーフィールド・レーン』、TOHOシネマズ梅田・別館シアター10にて鑑賞]





イメージ 6
交通事故を起こし、意識を失ったミシェル(メアリー・エリザベス・ウインステッド)
目を覚ますと、そこはハワード(ジョン・グッドマン)という男の地下シェルターだった。
ハワードは状況を小出しでしか説明しないので、どうしても外の状況が気になるミシェルと衝突する。
抵抗するから、不自由な軟禁状態にされているミシェル。
ミシェルの命の恩人に違いないハワードなんですが、「少しは感謝しろ」と癇癪を起こすし、「外は謎の攻撃によりガスが充満していて、人類も滅びた」と力説する変なおじさんなんですよね。







イメージ 7
シェルター内にはミシェルと同じように怪我をして保護されているエメット(ジョン・ギャラガー・Jr)がいる。
この作品、シェルターという密室空間での見知らぬ男女三人の共同生活を描いた部分に、若くて綺麗なミシェルに対して男二人が欲情するというゲスな描写皆無なところが好感の持てるところ。
料理も作って若者の世話を焼く本来なら超善人のハワードが、どうも胡散臭いという設定がなんとも良いサスペンスのスパイスになってるところも秀逸。






イメージ 8
ある日、ハワードに怪我を負わせてまで見た地上の風景で、ガスでただれて死ぬ女を目撃してしまったミシェル。
ハワードもミシェルを保護した真相を告白し、それを聞いたミシェルはハワードを信用する事になる。







イメージ 9
イメージ 10
イメージ 11
一時は仲良く協力し、ハワードの監視下で穏やかに生活する三人。
ハワードが作り上げたシェルター内、娯楽室もあって見ているだけで面白い。
アメリカに住んでいて金持ちなら、私も凝ったシェルターを作ってみたいと思わせてくれた。
ある事をきっかけに、再びミシェルはハワードに疑問を抱くんですね。
その事でエメットと脱走計画を立てるミシェルは、再びハワードとトラブルになってしまう。



はいっ!
ここからはネタバレします。
観覧には注意してくださいね。












イメージ 12
イメージ 13
結局はね、ハワードの言っていた地上の状況はすべて事実だった。
言っている事は本当なのに、どこか異常で根っからの善人ではないハワード変人キャラはある意味斬新だったで(超爆)・・・。
地上はヘンテコリンな侵略者に支配されようとしていた。
ミシェルを演じたメアリー・エリザベス・ウインステッドは最高でしたわ。
劇中、いつも同じ黒いブラで頑張ってね(汗)・・・。
さすが『ダイ・ハード』シリーズで、あのジョン・マクレーンの娘役であるだけの事はある(笑)・・・。

今年のオスカーを賑わせた『ルーム』に、SFサスペンスを加味したら・・・みたいな作品。
この作品、クライマックスの謎の侵略者との絡みをふんだんに描いたアクションを期待する人はガッカリかもしれんね。
でもね、最後まで謎だったハワードのめっちゃ親切なのに怖いおじさんのキャラは、鼻クソみたいな侵略者のキャラを超えてたね。
私的にはこの作品、時間の経過を忘れさせてくれた秀作です。
よう頑張ったと言ってあげたい。






全35ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事