映画レビュー「ら行」

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チラシ、ムビチケ、前売り特典のラバーコインケース。







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本日の大阪ステーションシティシネマ・スクリーン8の様子です。
朝一に鑑賞した『トランボ』もそうなんですが、意外に女性客が多かったんですね。
私を跨いで真ん中の席に行こうとした若い女、私の足を踏みやがったんですが、「スミマセン」と言いながらバランスを崩したミニスカートのその女が私の膝に柔らかいケツをドスン(爆)・・・。
いや〜、久しぶりに若いケツ食らって感無量でしたわ(誰かバックに『ノックは夜中に』のイントロ流しといて)






『ロスト・バケーション』
解説:サーフィン中に負傷し満潮時には海に沈む岩場に取り残されたヒロインが、危険な人食いサメに狙われるパニックサスペンス。サメの恐怖や、時間とともに上昇する海面という悪夢のような状況で繰り広げられる決死のサバイバルを、『ラン・オールナイト』などのジャウマ・コレット=セラ監督が緊張感たっぷりに活写する。周りに誰もいない海で絶体絶命の窮地に陥ったヒロインを、ファッションアイコンとしても注目を浴びているブレイク・ライヴリーが熱演。
 
あらすじ:休暇で秘境のビーチに来た医者のナンシー(ブレイク・ライヴリー)は、サーフィンを楽しんでいた最中に脚を負傷する。何とか近くの岩場にたどり着いたものの、ナンシーの存在に気が付いたサメが周囲を旋回していた。海岸までおよそ200メートルだが、その岩場が満潮で海面下に沈むまであと100分。危機的な状況に追い込まれたナンシーは……。
 
 
 
クソ暑い夏にピッタリの海の映画・・・。
夏の海と言えば何だ?
砂浜の隅でヘッドショットされた人間のどたまが飛び散ったようなスイカかい?(汗)・・・。
焼きそばにカキ氷もあ〜るでよ♪・・・みたいな(汗)・・・。
この『ロスト・バケーション』という映画は、とにかくブレイク・ライブリーのケツを追うサメが、どうしようもないぐらいにおバカだというのみ(爆汗)・・・。
 
米国人医学生ナンシーは、亡きママから教えてもらったメキシコの穴場ビーチにやってくる。
サーフィンを満喫中、クジラの死骸と遭遇したナンシーはサメの襲撃を受け太ももに大怪我を負う。
岩場で応急処置をし、救助を待とうにも穴場なもんで人がいない(汗)・・・。
満潮が来れば岩場は海に沈む。サメの動きからタイミングを計算したナンシーは、一か八かの賭けに出る。・・・マジでそれだけの映画(爆汗)・・・。
 
私のブロ友さんにね、こういうサメ映画が好きな人が約二名いて(笑)、その人たちの記事を見ていると、ビデオ映画などでサメは大人気ジャンルで暴れまくってるわけ。
メガシャークとかなんとか言って(汗)・・・。
それを考えたらこの作品はホンマに地味だろうと思われる。
しかし、穴場スポットで休日を楽しむブレイク・ライブリーのケツ!まずケツだよケツ!
冒頭の15分間はケツでバケーションを感じさせ、次にサメにかじられたナンシーの傷!
私、子供時代に町内の旅行で行った海水浴にて、浅瀬の岩で全身血だらけになった事があるんですね。浅瀬の岩って表面がカミソリの刃のようになっていて、波にさらわれてぶつかっただけで全身に切り傷ですよ。
それ以来、水中で怪我を負い出血という描写に弱く、金玉の裏にストローで息を吹きかけられるようなチン寒シーンなんですよ(爆汗)・・・。
だから、冷房の効きがイマイチやった今日のシネコン場内なんですが、途中からは涼しかった。
 
86分の作品なんですが、一応、序盤に張り巡らされた伏線が後半に活かされるという展開も含めて、サクっと楽しめるサスペンス映画でした。
でもね、サメが見たら怒るやろうなぁ(笑)・・・。
 
[2016年、7月23日、『ロスト・バケーション』、大阪ステーションシティシネマ・スクリーン8にて鑑賞]





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ジャングルを抜けた穴場スポットビーチにやってくる医学生ナンシー(ブレイク・ライブリー)
メキシコのそのビーチは亡きナンシーの母親にゆかりのある場所なんですね。
片言のスペイン語でやりとりされる序盤の見どころは、綺麗な海とブレイク・ライブリーのケツ(笑)・・・。
でもね、アメリカのギャルって猛烈なブリケツに牛のような乳を強調するんですが、ブレイク・ライブリーは綺麗なグラマーで小ぶりのケツに医大生という知性を感じる(笑)・・・。
この作品の冒頭、ナンシーは親切な島民に車で送ってもらうんですが、少ない登場人物たちが一人の酔っ払いを除いてみんな親切という部分が良い。






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クジラの死骸に遭遇したナンシーは、サメの襲撃を受け太ももに
大きな傷を負う。
最初はクジラの死骸に乗っかるナンシーですが、泳いで海中の岩場に避難。







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この傷をナンシーが自分で強引に縫うシーン、私は顔をゆがめて見た(汗)・・・。
アメリカ映画ってそういうシーンがやたらと多いですが、私なら無理。
まぁ、ナンシーが医大生という設定が活きてるんですが・・・。





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コレ、後ろでボケてるんですが、岩場で共に傷を癒すカモメが凄くいいんですよ。
このカモメはこの作品の重要緩和剤でしたね・・・。










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この作品の原題は「THE SHALLOWS」・・・浅い、浅瀬という意味やね。

これはオーソドックスなサメ映画ですが、「自分ならどうする?」という意味でスリリングをおもいっきり味わえる映画やと思いますよ。
シンプルすぎる分、意外に記憶に残る作品だという気がする。
映画の割引デー鑑賞に最適な映画やと思いますよ。


『ラ・ブーム』







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『ラ・ブーム』、チラシと大判パンフです。
この記事は映画『ラ・ブーム』の内容案内にはなっておりません。
資料編としてお楽しみください。







『ラ・ブーム』
解説:公開当時本国フランスで大ヒットとなり日本でも話題となった、ソフィー・マルソー主演の淡いラブ・ストーリー。10月のパリ。新学期に沸くリセエンヌたちにまじって、ビックの胸は不安と期待で高鳴っていた。彼女は13歳。心は恋への憧れでいっぱいだったが、同級生のペネロプみたいに男の子と寝たことはまだない。そんなある日、彼女にとって初めてのパーティの夜がやってきた。
 
 
 
私、今ちょうど50歳(1966年1月生まれ)なんですが・・・。
よくネットの知恵袋なんかで、「ゆとり世代とは、今の何歳から何歳まで?」なんて質問を見かけます。
私より上下3つくらいの世代の映画ファンは、ソフィー・マルソー世代なんですよね(汗)・・・。私はそういう世代の人を“ラ・ブーマー”と呼びたい(爆汗)・・・。
(1963年〜1970年生まれの映画ファンね)
 
1970年代の終わりごろから、各国の青春映画の佳作が日本で次々と公開された。
イスラエルの『グローイング・アップ』のラストなんか泣けた。
1980年に制作されたフランス映画『ラ・ブーム』は、日本では遅れて1982年に公開されたんですが、主役のソフィー・マルソーのアイドル人気も手伝って大ヒットしました。
ついでに劇中で効果的に使用された主題歌、『愛のファンタジー』も大ヒット。
 
ソフィー・マルソー演じる思春期の少女の日常生活を綴った『ラ・ブーム』、劇中で描かれるフランスの中流以上の人々の日常に、日本の貧乏たれの私のような童貞野郎は凄く憧れたんですよ。
“ブーム”とはパーティの事なんですわ。
よく私は友人のフリオと議論になった。
「なぜ日本の俺らの周りにはパーティがないんや?」と(汗)・・・。

「だいたいパーティって、誕生日とかやろ?」
「同年代の男と女が入り乱れるパーティって、金持ちちゃうかったら恰好つかんしな。お前が誕生パーティしたところで、お前のオカンが作ったカレーしか出てこんようでは女は集まらんし(爆)・・・」
「そうそう、自分の親をパパとかママとか呼んでる家でなかったらカクテルとか無理っぽいな・・・俺、どう考えてもお前のオカンをママとは呼べんしな(汗)」
「ほっとけや(爆)、そんなんお互いさまじゃ(爆)・・・だいたいな、パーティで可愛い女の子と知り合って口説くにしても、大阪じゃあアカン、「むっちゃキレイやん。ごっつい惚れたで」じゃあムードもヘチマもない。女を口説くのに一番不利なんが大阪弁や。やっぱ生まれるんやったら標準語の地域か外国の金持ちやったな」・・・なんて言いながらね、喫茶店でイタリアンスパゲティーをすすりながら身悶えしてたわけですよ・・・。
そんな青春時代の一ページの象徴がソフィー・マルソーやったですね・・・。









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ソフィー・マルソーのママを演じていたのが、あの『禁じられた遊び』の少女ブリジット・フォッセー。
べっぴんですよね。







 
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           https://www.youtube.com/watch?v=1v4tNDWpvoU
大ヒットした主題歌、貼っておきます。
久々に聴いたらむっちゃ胸キュンとなった。
当時売り出されて間もなかったウォークマンを使ったこのシーン、むちゃくちゃ憧れた。
「俺もウォークマンぐらい持ってるで」な〜んて思いながら、これは真似できんわと(汗)・・・。
80年代の映画史に残る名シーンちゃうかな?






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『ラ・ブーム』は続編も大ヒット。
その後ソフィー・マルソーはやたら脱いでセクシー路線を爆走するんですが、大人になってからはフランスを代表する大女優になった。
この人、私と同じ1966年生まれなんですが、いつまでも若々しくて綺麗なまま。

ちなみに、世代的にラ・ブーマーなはずの私の嫁さんに、「お前、ソフィー・マルソー知ってるよな?」って聞いた。
聞いた私がバカやった。油断した(汗)・・・。
嫁さんは、「それアレや・・・まだ答え言わんとってや・・・う〜ん・・・最近梅田に出来た行列の出来る甘いお菓子ちゃうかったかな?・・・」やて(超爆)・・・。
私は嫁さんを放置して、静かにトイレに逃げ込んだ(爆)・・・。








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各宣材です。チラシとパンフ2種。





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本日のTOHOシネマズなんば(別館スクリーン11)の様子です。
午前十時の映画祭7の『旅情』、盛況でした。ほぼ満席。
観客の年齢層も意外に幅広かった。







『旅情』
解説:ベニスに観光で訪れたオールド・ミスのジェーンは、そこでレナートというハンサムな男性と知り合う。彼の案内でベニスを観てまわる内、ジェーンは次第にレナートに淡い恋心を抱いていく。だが、レナートに息子が居ることを知ったジェーンは、自分がからかわれていたと思い込み、ベニスを立ち去る決心をするが……。有名なラスト・シーンが心に染み入る傑作メロドラマ。
 
 
 
1955年にイギリスとアメリカの合作として制作された『旅情』という映画、“午前十時の映画祭”にラインナップされるくらいですから、映画ファンなら誰もが知る名作なんですよね?
実は私、タイトルしか知らず、また、まったく興味のない映画やったんですよ(爆汗)・・・。
このたび運動がてら、暇つぶしでたまたま劇場鑑賞してみたんですが、見てビックリ(爆汗)・・・。
 
これは完璧やね。実に名作と呼ばれるにふさわしい映画でした。
 
アメリカから長期休暇を利用し、念願のイタリア旅行でベニスを訪れたジェーンは、「職業は?」と聞かれ、「有能な秘書よ」と自ら答えてしまう38歳のオールド・ミス。
ちょいと自意識過剰で肩に力の入った堅物のジェーンは、絶対にベニスとペニスを言い間違えないような人物で(爆)、一人旅の不安を酒で紛らわせているんですが、そういう融通の利かない自分自身を旅で変えたいとも思っている。
ジェーンは乙女のように、内心では旅で素敵な出会いを求め、夢のような時間を過ごしたいと思っている。
 
広場で出会ったレナートというハンサム・ミドルマンに惹かれるようになったジェーンなんですが、異国での大人の事情による大人の男女の急接近に大いに戸惑ってしまうんですね。そういう恋に免疫がないもんで(汗)・・・。
レナートに妻子がいる事を知ったジェーンは、一度はレナートを拒絶する。
しかし、自分の変えたい部分をレナートに見透かされたジェーンは、レナートに身を委ねて夢のような一夜を過ごす。
しかし、熱い恋の行く末を悲観したジェーンは、唐突にベニスを去る決心をする・・・というお話・・・。
 
今から約60年前の映画なんですが、“婚活”がブームになっている今の時代の人こそが見るべきかと思える女性像を描いた映画ですわ。まったく古さを感じさせない。
いくつになっても、大人の事情がわかりすぎる年齢になっても、「女は乙女で悪うございましたね」とでも言いたげなキャサリン・ヘップバーンの演技が次第に可愛く愛おしく見えてくるという奇跡のような映画やね(爆汗)・・・。
 
一度ならず二度までもくちなしの花を手にできなかったジェーン。
でも、ベニスでとても素敵な体験をしたジェーンの前途は明るいと感じさせる、別れを描いたラストの余韻が素晴らしくいい。
恋に勝る人生においての最強の経験値はないね。
原題“Summertime”に対する邦題『旅情』も素晴らしい。
 
[2016年、5月3日、『旅情』、TOHOシネマズなんば・別館スクリーン11にて鑑賞]






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広場でジェーン(キャサリン・ヘップバーン)とレナート(ロッサノ・ブラッツィ)が出会う場面。
せわしく名所に対して8ミリカメラを回している序盤のジェーンは、おもいっきりただのおのぼりさん。
この作品はムード満点の古典メロドラマかと思って見たら全然違う。わかりやすいジェーンという女性を滑稽に描いたコメディとも思える陽気な作風なんですよね。
自意識過剰なジェーンの仕草が凄くリアルで笑える。
でも、そんなわかりやすいジェーンのリアクションが、レナートを惹きつける。
どこへ行くにもカメラを手放さなかったジェーンが、恋に落ちた途端にカメラを手にしなくなるという演出もニクい。





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レナートは経験豊富な中年男ですから、ジェーンの心理と行動をすべて見透かしている。
大胆にジェーンに迫るレナートなんですが、話が早いはずの中年女ジェーンは、堅物乙女だから自分を軽い女だと見られたくない(笑)・・・。
そんな手間と時間のかかるジェーンに、余計に熱を上げ始めるレナート(汗)・・・。
ふたりは頻繁に会う約束を交わすようになる。





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街の浮浪少年マウロとジェーンの交流も重要ポイント。
どこか学校の先生みたいなキャラのジェーンとマウロはとても馬が合う。
なぜこの作品がPG12指定かというと、この少年の喫煙シーンがあるから(汗)・・・。







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レナートが既婚者だと知り、一度はレナートを拒絶するジェーンなんですが、「愛し合っているんだから楽しまなきゃ」というレナートに押し切られ、ジェーンはレナートとラブラブな時間を過ごす。
しかし、旅先での恋の行方を悲観したジェーンは、ベニスを去る決意をレナートに告げる。

独特の滑舌がハッキリした口調で、変声期の少年のような声のキャサリン・ヘップバーンは、ホンマに学校の堅物先生みたいで色気とか皆無(汗)・・・しかし、恋に落ちて自然体の素直になっていくジェーンは、作品が進むごとに可憐になっていくところはさすが。









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この作品、監督は『戦場にかける橋』、『アラビアのロレンス』、『ドクトル・ジバゴ』の名匠デヴィッド・リーン。
舞台となったベニスの風景やイベント描写も綺麗で素晴らしい。
私が一番意外やったのは、本文でも書きましたがコメディ調の作品だったこと。
今を生きるすべての女性必見の映画やと思いますね。
これはズバリ名作!




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チラシ2種と関西版新聞広告です。





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本日の大阪ステーションシティシネマ・スクリーン1の様子です。
話題作であるはずの『レヴェナント』、なぜか各シネコン、大きなスクリーンで上映していないんですよね。
私は時間的に遅くてしんどかったんですが、大きなスクリーンで上映してくれた大阪ステーションシティシネマをチョイス。お客さんガラガラ(汗)・・・。







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↑大判・横型パンフです。








『レヴェナント 蘇えりし者』


解説:レオナルド・ディカプリオと、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などのアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督がタッグを組んだ話題作。狩猟中に瀕死(ひんし)の重傷を負ったハンターが、自分を荒野に置き去りにした仲間に復讐(ふくしゅう)するため壮絶なサバイバルを繰り広げるさまを描く。主人公の宿敵には、『インセプション』でディカプリオと共演しているトム・ハーディ。オスカー常連のカメラマン、エマニュエル・ルベツキが自然光のみで撮り上げた臨場感あふれる映像にも注目。


 


あらすじ:アメリカ西部の原野、ハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は狩猟の最中に熊の襲撃を受けて瀕死(ひんし)の重傷を負うが、同行していた仲間のジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に置き去りにされてしまう。かろうじて死のふちから生還したグラスは、自分を見捨てたフィッツジェラルドにリベンジを果たすべく、大自然の猛威に立ち向かいながらおよそ300キロに及ぶ過酷な道のりを突き進んでいく。


 


 


 


この作品のストーリーはいたってシンプル。
1800年代、狩猟中に熊の襲撃を受けて瀕死のグラスは、同行していた仲間たちと別れ、息子ホークを含む3人の仲間に森で看病される事になるんですが、ネイティブ・アメリカンとの間にホークをもうけたグラス親子に悪感情を抱くフィッツジェラルドに、目の前で息子ホークを刺殺されてしまう。
埋葬されるはずだった穴に適当に放置されたグラスは普通に死ぬはずだった。
ところが、奇跡的に息を吹き返したグラスは、復讐の為に過酷な帰路につく・・・。


 実はこの作品、『七人の侍』のクライマックスみたいな合戦シーンから始まる。
グラスたち白人グループのハンターたちは、狩猟と言ってもネイティブ・アメリカンのアリカラ族の領地を荒らしているだけなので、グラスは命からがら仲間たちの帰路を追うだけではない。常にアリカラ族に命を狙われているという壮絶なモノ。
物語の根底に人種差別がしっかり絡んでいて、さらにグラスが相手にする大自然の猛威。
「自分のすべてだった息子を殺され、一度死んだ俺には何も怖いものがない」というグラスのサバイバルが凄まじすぎる。


 私がこの作品を観て心底驚いたのが、CGテンコ盛りの作品やと思っていたら、ようこんな自然の現場見つけたな・・・というロケと、その風景を余すことなく捉えた撮影が凄い。
効果音的に黒子に徹した坂本龍一の音楽も素晴らしいし、“神に委ねる”というラストの解釈もアメリカらしくて凄い。
一番凄いのが、やはり“息子を殺したあの外道だきゃ許せん”という怨念だけでサバイバルを生き抜いた、ボロボロすぎて体が腐っている痛みまで表現したディカプリオの渾身の演技やね。


 


[2016年、4月22日、『レヴェナント:蘇えりし者』,大阪ステーションシティシネマ・スクリーン1にて鑑賞]








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冒頭から生々しい狩猟シーンと、グラス(レオナルド・ディカプリオ)たち白人グループとネイティブ・アメリカンの激しい戦いが描写される。
逃れた船を捨てて山道を行く事を提案するグラスにみんなは従う。







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子連れの熊に襲われたグラスは瀕死の重傷を負う。
3人の仲間がグラスを看病するんですが、足手まといと感じたフィッツジェラルドにグラスは置き去りにされ、反対したグラスの息子ホークはフィッツジェラルドに殺される。
熊は可愛い子熊を連れていた。グラスに親熊を殺された子熊も可哀想やったね。
この映画って、自然の中で繰り返される“可哀想”の連鎖なんですよね・・・。






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フィッツジェラルドを演じたトム・ハーディの悪役もリアルやった。
場合によっては感情移入のできる行動やもんね。グラス親子に対する仕打ち以外は。
グラスはね、酷い傷口を火薬で塞ぐという、『ランボー3』のスタローンと同じ事してた。
とにかく熊にやられたグラスの傷がクソリアル。






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ラストのグラスとフィッツジェラルドの一騎打ちはスプラッター映画です(汗)・・・。
グラスは道中、いろんな人に助けられるんですが、それらのこの映画での役割は大きい。
メッセージを伝えていたり、伏線になっていたり・・・。





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この作品、自然がテーマなんやけど、動物に対する扱いがむちゃくちゃ(汗)・・・。
道中、グラスが大変世話になるブチ馬さんの末路なんて酷いよ(汗)・・・。
散々利用したグラス、最後に馬にポンポンせな許さんと思っていたら、ちゃんと馬さんの亡骸をポンポンと労った。アレがディカプリオなんですよね。
この作品、157分という長尺なんですが、間延びせずに見れた。
それはね、この作品が映像重視であってセリフが少なかったから。
感情移入しやすい物語を、壮大な自然をバックに画で見せているので、観ていても疲れない。
オスカーを受賞したディカプリオには心から拍手を送りたいですが、なんで受賞時にディカプリオが環境破壊問題に触れたのか、イマイチわからんかった。
この映画の信じられない自然の美しい姿を見て納得しました。


『ルーム』



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チラシ2種です。



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関西版新聞広告です。






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本日のTOHOシネマズ梅田(シアター2)の様子です。
着いてチラシを漁っていたらですね、顔なじみのY君とバッタリ。
同じ『ルーム』を奥さんと見るらしい。
Y君、お互いに30年前と同じ事してるね(爆)・・・映画に乾杯!







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前売り特典のメモ用紙と角版パンフです。








『ルーム』


解説:エマ・ドナヒューの小説「部屋」を、『FRANK −フランク−』などのレニー・アブラハムソン監督が映画化。7年間も密室に監禁された女性が、そこで生まれ育った5歳の息子のため命懸けで脱出に挑み、長い間世間から隔絶されていた彼らが社会に適応していく過程を描く。主演は、『ショート・ターム』などのブリー・ラーソン。生まれて初めて外の世界に触れた息子の戸惑いを、子役のジェイコブ・トレンブレイがみずみずしく演じる。


 


あらすじ:施錠された狭い部屋に暮らす5歳の男の子ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)と、母親ジョイ(ブリー・ラーソン)。彼女はオールド・ニック(ショーン・ブリジャース)によって7年間も監禁されており、そこで生まれ育った息子にとっては、小さな部屋こそが世界の全てだった。ある日ジョイは、オールド・ニックとの言い争いをきっかけに、この密室しか知らないジャックに外の世界を教えるため、そして自身の奪われた人生を取り戻すため、部屋からの脱出を決心する。


 


 


 


これは主役のブリー・ラーソンが本年度のオスカーに輝いた事で話題になっている作品ですが、ひとつの作品として理屈抜きに面白い。いやぁ・・・ええ映画やった。


 狭い部屋(納屋)の中で暮らす母親ジョイと5歳の息子ジャック。
ふたりは事件に巻き込まれて、どうやらオールド・ニックという男に監禁されているらしいという事情が小出しに語られていて上手い。
5歳になって物分かりが良くなったジャックにジョイは真実を語り、監禁された部屋からの脱出を計画する親子なんですが、7年間監禁されている間に生まれたジャックはまったく外の世界を知らない。
勇気を出したジャックは遂に脱出に成功し、母子は救出された。
しかし、7年ぶりに実家へ戻ったジョイと、初めて外の世界を見たジャックにとって、命懸けでたどり着いた世界は心安らぐ世界ではなかった・・・というお話。


 つい先日、日本でも若い男に誘拐・監禁されていた中学生の少女がなんと2年ぶりに保護された。
奪われた2年間という時間の重さ。すぐには元の世界に少女が対応するのは難しいでしょうね。
そういう犯罪に巻き込まれた少女をこの映画は描いているんですが、伝えたい部分はソコではないのですよ・・・。
生まれてから外の世界を知らない5年間を「ルーム」で過ごしたジャックは不幸だったのか?・・・と言えばそうではない。
私もいまだに5歳のときの事はいろいろと鮮明に覚えている。オカンの笑顔と共に。
この映画を見ていてね、自分が5歳のときのオカンは大変やったんやなとスクリーンの母子とダブらせていたら泣けてきた。


誰もが自分が5歳のときの親との関係を思い出して、誰に教えられる訳でもないのに5歳に勇気を与えてくれた親の本能に共感できる作品。
そう、母親ジョイの異常な体験目線の作品ではない。
状況は異常でも、どこに行っても恥ずかしくない育児・教育を愛情いっぱいに受けたジャックの視線で、誰もが自分に引き付けられて心を揺さぶられるであろうエンタメ作品でした。


 


[2016年、4月8日、『ルーム』、TOHOシネマズ梅田・シアター2にて鑑賞]


 



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まずね、一定間隔で食糧などを差し入れ、体を求めてくる変態野郎に監禁されたジョイ(ブリー・ラーソン)と、5歳になった息子のジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)の狭い納屋(ルーム)での暮らしぶりが描かれる。
この母子が暮らす羽目になる狭い空間、お風呂トイレにキッチンまで、とりあえず生活できる設備は整えてある。
ジョイはね、自分たちを監禁している変態野郎にはジャックを極力見せない。
テレビを通じて見る外の世界をジャックに夢の世界と教え、読み書きを世間の子供以上にジャックに教育するジョイ。
5歳の誕生日を迎えたジャックに、すべての事実を打ち明け、外の世界が現実だと事実を教えたジョイは、ジャックと病気を装い、脱出作戦を練るんですね。
見事に“死んだふり作戦”で脱出に成功するジャックの勇気により、ジョイも7年ぶりに救出される。












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実家に帰るジョイ親子なんですが、監禁されていた7年の間にジョイの両親は離婚。
7年間の空白を埋めれないジョイは困惑し、そんなジョイを見て不安がるジャックも、初めて経験する外の世界に馴染めない。








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ジャックの「ばあば」をね、私の大好きなジョアン・アレンが演じています。
「じいじ」を演じるウィリアム・H・メイシーは大人の事情ですぐに退場(汗)・・・。
ばあばの新しいパートナーであるレオが良いキャラでした。
レオの愛犬がまた良いのですよ。








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この作品でジョイを演じたブリー・ラーソンは体当たり演技で見事にオスカーに輝いた。
しかし・・・。
この作品の主人公はジェイコブ・トレンブレイ演じたジャックです。
長髪姿でレッド・ツェッペリンのアルバム『聖なる館』のジャケットを思わせるその姿と等身大の5歳児の葛藤には心を揺さぶられて胸を掻きむしられる。
この映画はジョイを見るジャックの表情が全てを物語る。
親っていうのは、子供の幼児期の可愛さと健気さを心に刻み込むから、その姿を貯金にしていつまで経っても子供は子供・・・可愛い。
そんな幼児期に愛情を注がれた5歳児は、いつまで経ってもそんな5歳の時が心に刻み込まれ愛おしいんですよね・・・。
たとえ狭くて外の世界と遮断された納屋の中での記憶だけでも・・・。
ラスト、ジャックが、「ルームを見たい(帰ってみたい)」という気持ち、わかりすぎて泣けた。
本物の誕生日ケーキにロウソクが刺さっていれば満点の映画やったですね(汗)・・・。





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